こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

法事

2010年06月13日 | 日々思うこと、考えること
法事があり、そのあとで葉山の日影茶屋で食事をした。
久々においしい食事をしたが、やっぱりたまにはおいしいものを食べないといけないと、つくづく思った。

病理医は病院からの給料だけしかもらえず、さらには残業手当も少ないし、当直は無いので手当はない。土日に解剖をするといっても待機料も無い。さらには、不採算部門と言われ、給料は同僚のなかで最低。

ということで、外食などもあまりできない。
だが、おいしい会席料理を食べると、心も豊かになる。
多少無理をしても、たまにはこういう食事をしてみないといけないように思う。

ノーサイド総理

2010年06月11日 | 日々思うこと、考えること
友愛総理がついに退陣してしまった。
”友愛社会”の実現、というのは良い目標だったと思ったのだが、甘かったのかな。
ご本人が優し過ぎたということもうまくいかなかった原因だろう。

今度の総理大臣は、これまでの経緯はノーサイド、にしましょう。とのこと。
たしかに、これまでこんがらがってしまったら、もうどうしようもないのだろう。
そして、『最小不幸社会』。
不幸を極力小さくしよう、ということなのだろう。うまくいくといいが、がんばってほしい。

少なくとも2年くらいはもって欲しいのだが。

ゴルフ大会

2010年06月10日 | 日々思うこと、考えること
出勤時にとなりのオッサンが熱心に手帳を見ているので、何かと思ってちらっとのぞくとゴルフの計画
帰りにもゴルフコンペの組み合わせ表を熱心に見ているオッサンが隣に。
何だか、景気のいい人達もいるもんだ。

私は、ゴルフをするほど金はないし、暇もない。
クラブ一本2万とかに比べると、バスケボールは一番高くて1万円。
コースを回ろうと思えば、一日がかり。そんな時間、取れない。

まあ、金持ちの趣味は趣味で、どうでもいいのだが。

景気の良い人はいくらでもいる。というわけで、日本はまだまだ大丈夫、なんだろう。

無煙タバコ

2010年06月09日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
電車で座っていたら次の駅で座った人がヤニ臭い。駅は禁煙だから改札口の手前まで吸ってきたのだろうか。とにかく臭くてたまらない。
私もニコチン中毒だった頃は、電車待ちのホームで並びながら吸っていた。前の人が後ろを振り返ったり、電車に乗りこんだ時に露骨に嫌な顔をされたのを思い出す。
仕事中に外から来た人がヤニ臭いのにも困る。なんで、こんな奴と一緒に仕事をしないといけないのか?とまで思ってしまう。

さて、煙のでないタバコがよく売れているらしい。ニコチン補給をどのような形でやろうが、それはニコチン中毒患者の勝手だが、結構臭いがするようだ。これは困る。

日航はこのタバコの使用を許可しているというし・・・なんたることか。
ちなみに 無煙たばこを巡る各社の対応は
日本航空  容認
全日空   禁止(タバコには変わりがない)
JR東日本 容認の方向
JR東海  容認の方向
JR西日本 未定
だそうで、禁止は全日空だけとのこと。全日空は本当に偉い。会社としてのポリシーがしっかりしているのだろう。それに引き換え日航は、どこまでダメな会社なんだろう。こういうこと一つとっても、本当にダメだなぁ、と思ってしまう。
どこまでダメだと気が済むんだろう。

さて、そうるすと隣に座ったヤニ臭いおっさんも無煙タバコだったのかもしれない。ニコチン中毒者は、生きていくことの第一の目的がニコチン補給なので、そういったことにはめざとい。それで品薄になっているのだろうが、馬鹿だよね。死ぬために、生きていくことの目的がニコチン補給だなんて。

それにしても、JTはついになりふり構わず、ニコチン中毒患者を維持する作戦に出たようだ。とにかく、無煙タバコなんてタバコでもなんでもない、そのまんまニコチン補給じゃないか!

私がタバコを15万本以上吸った挙げ句、タバコが生きていく上で不必要なことに気がついて中毒を離脱してしばらくの間は、中毒患者の追い込まれた気持ちもわからないではなかったが、無煙タバコの出現によってニコチン中毒者はことここに至って、JTからついに逃れられなくなった。

消費税をあげてでも、ニコチン中毒患者は減らして、よけいな医療費の削減に回す必要がある。か、ニコチン中毒者の自己負担分は非中毒者の倍にするとか。もしくは、ニコチン中毒者が癌、心筋梗塞、脳卒中になった場合の医療費はJTが払うとか、どれかにして欲しい。

JTのタバコ部門の人たちも自分たちの仕事を守るのに必死だろうが、自分たちの仕事がなにを生み出しているのか考えてみたらどうだろう?
紫煙ならぬ死煙は、それに費やす時間的損失を勘案すると、経済活動すら低下させ、何も生み出していないということに気がつくはずだ。いや、気がついている人もいるだろうに、なぜ続けるのか?

辞任会見拒否

2010年06月08日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
友愛総理がついに退陣してしまった。
辞任会見は行わないそうだ。

これには、最近のマスコミにも責任がある様な気がする。
批判の精神は必要だが、ここのところいじめに近い報道が多くはなかったか?

前の前の前あたりの総理大臣も嫌になって辞めちゃったみたいだし、最近の”猫の目”総理大臣交代劇は、報道内容によるところも多いのではないか?

応援団になれ、とは言わないが、あんまりいじめてもらちがあかない。人間誰にもミスはあるし、マニフェストそのものが大風呂敷だったとわかったが、そもそも、高速道路がタダになるとか、子育て家庭にお金が降ってくるとか、基地が国内からなくなるとか、あれもこれもと期待して投票した我々自身にも責任があったのではないか?

”言ったじゃないか”というのは簡単だが、”ダメでした”といわれたら、”そうか、そのうち実現してくれ”みたいな感じで応えてあげることが必要ではなかっかと思う。

いざ、辞めてしまうと、そういった論調もあるにはあるが、現場の記者連中にそういった態度は合ったか?仮にも一国の総理大臣に対して敬意とかそういったものを払って接していたか。
辞任会見を拒否されたからといって、怒ってばかりいないで、なぜ拒否されるのかを、虚心坦懐、よくよく考えてみてはいかがか。

実体験はなにをも越える

2010年06月07日 | 電脳化社会
情報化は猛烈な勢いで進んでいて、ググって出てこない単語は、人名以外無いような気がする。

だから、みんな、何でも知っている。正確には、端末さえあれば30秒後には何でも知っている。
iPadの出現は、そういう時代の到来を、現実のものとした。

だから、何かをする時、本当の理解、が必要になって来た。
PCの仕組みというわけではなく、 自分がやっていることの本質を理解して行わないといけない。そうしないと、必要とはされなくなる。
だけど、必要で無い人は、すごい勢いで増えていると思う。

まず、知ったかぶりは通用しなくなっているし、だれも他人のあやふやな知識に頼ることは無いし、迷惑だから自分でググる。
それぞれの人間の任せられる仕事が細分化、高度化しているため、自分の仕事は自分で頑張らなくてはいけないのだが、この高度化している仕事についていけなくなっている。

理系もそうだし、文系はもっとそうだ。
この先、電脳化がますます進むが、それに従って、ますます不要な人間が増えていくのではなかろうか。
これまで、”物知り”と言われていた人のうち、実体験無くやって来た人はもうお払い箱だろう。
自分で手を動かしてきただけの人も、ダメだろう。

これからは、その分野を勉強するに十分な基礎的な知識を有し、ググっていろいろな情報の収集ができ、それを吸収、実践できる様な人だけが生き残っていくのだる。

とにかく、自分で動いて、実体験を増やすことが、何よりも大切だ。
有益な情報は誰もただではくれない。


鎌倉の休日

2010年06月06日 | 鎌倉暮らし
快晴
もうすぐ梅雨というのに、湿度も低く、そよ風が気持ちいい。
こんな週末のために、往復4時間近くを費やし(1時間半はウォーキング…)ているわけで、その甲斐あって、この幸せ、と感じる。

海にも行きたいし、せめて目の前の緑の中を歩きたいが、ぐっと我慢で、今日のところは学会の準備で家の中に缶詰だ。

家は表通りから少し入ったところにあるので、人通りは近所の人以外、ほとんどない。
近くのグラウンドの少年野球の声のほかは、ウグイスたちのおしゃべりしか聞こえない。

夕方にでも、犬の散歩に出てみよう。


胸つき八丁

2010年06月05日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
いよいよ六月、これから十一月まで毎月のように講演か発表がある。
学会なんてエントリーしなければいいのだが、そうでもしなくては、ただでさえ重い腰が上がらないし、行かなくては勉強することも無くなる。

今日は土曜。マッペの山を少しでも低くして、学会の準備を頑張りたい。

学会に追われ、腰を落ち着けた研究ができず、劣等感は募るばかりだが、日々の診断の積み重ねの中からも、世に知らしめるべきデータの蓄積は可能だ。

胸突き八丁で、苦しいところだが、なんとか、今年の後半、乗り切りたい。

矛盾

2010年06月04日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
テニスコートの横、AEDの看板の下に、吸い殻入れ。

喫煙は心筋梗塞発症、肺気腫発症の危険因子の一つだ。

もちろん適度な運動は体にいい。
だが、喫煙は体に悪い。
吸い殻入れが無ければ、少なくともここではタバコを吸わなくてすむし、楽しくテニスができる。

受動喫煙防止のためにも吸い殻入れは撤去して欲しい。
もう、ニコチン中毒者のための社会整備はやらなくていい。


店の個性

2010年06月03日 | 日々思うこと、考えること
素敵な店構えの花屋さんがあった。
ロフト風とでもいうのか、間口は狭く、店先の花のほかに店内は良く見えない。ネットで調べると、骨董品も扱っていて、お茶も飲めるようだ。残念ながら、時間がなく、妻に[今度行ってみたら?」と写メするだけにして、なかには入れなかった(というか、入り難かった)。

何の店にしても個性の感じられるところには、品揃えなど期待してしまうし、いいものを選んでくれるかとも思う。こんな感じの生活がしたいな?なんて時には、その感じにあった店に入ろうと思える。
消費者心理をどう捉えるか?商店主としてどう自己実現していくか?ということ。
そういったことをあわせいくことが商売ということなんだろうな。
今度は勇気をもって入ってみたい。

客が”勇気”を持たないと入れないこの店の戦略、どういう結果となっていくか、楽しみだ。ちなみに、”勇気”が必要ないのの代表格はコンビニ、スーパーだ。

電子機器の進歩は名作を陳腐化する・・・2010年5月の読書記録

2010年06月02日 | 読書、映画、音楽、美術
後半は忙しくて、学術書、論文以外読む暇がなかった。
6月もこのまま、下旬までダメだ。(電車の中だけど)ゆっくり本が読みたい!

2010年5月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1390ページ

■家日和 (集英社文庫)
登場人物が全く等身大なのが嬉しい。どれもさらっとしていて、趣味の月刊誌とかに載っていそうな軽い小説で、強烈な印象は無いので、1年もしたら忘れちゃうんだろうけど・・・人生、いくつになっても夢を持って生きていかないといけませんね。
読了日:05月29日 著者:奥田 英朗
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6263795

■スプートニクの恋人 (講談社文庫)
再読。最初に読んだ時と受けた印象は同じで、頭でっかちな青春小説といったところか。今回読んで愕然としたことは別にあり、電子機器の進歩の凄まじさだ。内容が陳腐化されていることについてどうこう言う気はないが、電話ボックス、観覧車、といった場面で、携帯、メールが使えていたらどうなっていただろう、ということ。電子機器の凄まじい進歩に、けっこう対応しちゃっている私たちの存在というのが大きく変貌しつつあるということを感じる。
読了日:05月12日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6063823

■神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)
エキナカの本屋でふと手にとって読んだ。情けないことに、再読だった。読んでいて、最初に読んだ時に心が動かされたところで同じように心が動いて思い出した。再読してみて、一節一節が丁寧に書かれていることを実感した。かえるくんを応援するにはどうすれば良いか、人を失うということはどういうことなのか、私は何のために生きているのか、などじっくり考えてみたいこともたくさんあった。
読了日:05月10日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6041298

■新 13歳のハローワーク
今度中学に入学した娘のため、という名目で、本当は今度高校に入学した息子に読んで欲しいと思って買った。本屋で立ち読みしていた時はそれぞれの職業のところを読んでいて、家でもぱらぱら拾い読みしていたのだが、改めて『はじめに』をちゃんと読んで感動した。子どもたちが、この部分を読んでくれるといいのだが(娘には読むようにいっているが、活字嫌いの息子は無理だろうな・・・、強要もできないし)。
読了日:05月05日 著者:村上龍
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5980405


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

目的外使用

2010年06月01日 | 通勤・交通・旅行
石段の下に早くもこんな看板が。
これだけの、角度、長さだと、滑ったら気持ちいいだろうな。

私も小学生だったら、絶対に滑っていたに違いない。

ただ、途中の縦棒をよけるのは難しそうだ。

というわけで、手摺は滑るもの、という目的であれば、悪くはないように思う。
それ以外の使用方法は???

滑るときには気をつけるようにしないといけない。私は、階段の手摺を滑ろうと思って、勢い良く飛びついたら、向こう側に落っこちて大けがをしたことがある。