こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

総選挙に臨むこの国の野党についての疑問

2021年10月16日 | 日々思うこと、考えること
総選挙関連の報道をみると、この国の野党の存在がよくわからなくなる。

1.2大政党制を前提とした小選挙区比例代表を導入したまではよかったが、その一つをぶち壊してしまい、いまだに一つに集まることができないでいる野党とは一体なんなのか、政治のことがよくわからない人間でも疑問を持つ。

2.自民党は首相候補たる総裁を選ぶ選挙を行った。それはそれでいいのだが、野党は”第1党”の党首が自動的に首相候補となる。もちろん以前党首選挙を行ったような気がするが、それはその党のことだけで、連立政権を取った場合もそうなのかと疑問になる。

3.”各党党首の発言”というのを聞くと、結構てんでんばらばら。まあ、自民党の総裁選挙でもあれだけ意見が異なったわけで、党が異なればもっと違うのは当然だろう。さらに、今回は共産党も取り込んだのだから、いわゆる右寄りの中道政党との意見のすり合わせは、まあ無理だろう。そんなことで連立政権を維持位できるのか疑問に思う。

 まあ、考え始めたらきりがないが、ただ単に”政権交代”をする必要があるのか、つくづく疑問に思うのだ。
こういうのを野合というのでは

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ブログの価値とはなんだろう

2021年10月15日 | 電脳化社会
 日中暖かくなるのも今日が最後のようで、いよいよ秋も深まっていく様だ。

 この前、ネットでお金を稼ぐには、のような検索をしたら、

 日記ブログでお金を稼ぐことはできません

という一文に出会った。そもそも、他人の”日記”など誰も興味がない、と書いてある。身も蓋もない言い方だけど確かにそうで、名前も顔も知らないどこかの誰かが(具体的なことは一切わからないまま)何をしてどう考えたかなど、どうでもいいことといえばどうでもいいことで、そのエントリーを書いた人の言う通り日記ブログにはこれといった価値を見出すことは難しい様に見える。

 ”お金を生み出すブログ”というのは、金融情報、株式情報、競馬の情報、あとは趣味嗜好に特化したものであるのはわかる。これに対し”日記ブログ”はよほどの文章でなくてはお金を払ってまで読もうとは思わない。お金を払ってもいいと思えるブログもあるにはあるがそれはごくわずかだし、エントリー全てに価値があるわけではない。

 ブログのほとんどはろくなトレーニングもしたこともない素人の書いた文章で、それがプロの作家の書いた本に太刀打ちできるわけなどなく、ましてやそれでお金を取ろうということ自体思い上がりの様にすら思える。かつて、毎日開いていた日記ブログがあったが、ある日有料ブログとなって、少し残念だったが、別に読まなくなっても変化はなかった。久しぶりに思い出したが、あの人は今どうしているのだろう。

 そうではあるのだけど、それぞれの人が思いの丈を書き綴ったブログにはそれなりに惹きつけられるものがあり、それらに価値がないなどとは私には思えない。さらに、”お気に入り”は互いに考えていることが分かり合える人同士の繋がりで、緩やかなサークルを形成しているといえる。日々の”いいね”を通じて、こんなサークルに入っていられるとしたら、それはお金に換えることのできないものであり、それこそが自分の得ている貴重な財産であるということを認識しなくてはならない。
有形無形

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市長選挙と総選挙で鎌倉市は政治の季節

2021年10月14日 | 日々思うこと、考えること
 ひんやりとした雨あがりの朝、いよいよ気温が下がってきた。これから週末にかけて天気は良くなるらしいのでちょっと嬉しい。今週末は患者さん向けのオンラインでのシンポジウムがあって、出番はないものの、動向を知るため参加させていただこうと思っている。

 鶴岡八幡宮には七五三のお参りが増えてくる季節だが、鎌倉市はこれからちょっとした政治の季節となる。まず、市長選挙があって、次は総選挙。

 鎌倉市には、市庁舎の移転とか、清掃工場のこととかいろいろ問題がある。人物本位で選ぶか政策で選ぶか、どうしたらいいものか。候補者はそれぞれ一長一短、これといった人がいないのだが、大切な一票を粗末にはしたくない。

 総選挙は、経済対策、外交政策に重きを置きたい。新型コロナ対策にかこつけたバラマキ政策だけは勘弁してもらいたい。結構な激戦区なので、日本のこの先を誰に託すかの一票を大事にしたい。
関心を持つ

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総選挙に向け私も頑張る

2021年10月13日 | 日々思うこと、考えること
 といっても私が選挙に出ようというわけではない。
 ただ、今度の総選挙は10月19日公示、31日投開票ということなので、私も仕事のスケジュールをこれに合わせて頑張ろうという極めて個人的なスローガン。

 このところ、文章を短くしようと、すなわちブログにかける時間を短くして講演の準備だの、原稿書きだのに当てようとしていたのだが、またこれが少しずつ長くなっている。書きながら考え、考えながら書き、推敲は最小限にしているものの、それでもエントリー一つに3、40分は取られる。

 これではいけないと、あまり深いことは考えない様にしているが、内憂外患ではないが、公私気になることが多い。例えば総選挙のことをタイトルに入れたら、これに関する思いが浮かんでくるし、それは忘れて仕事について考えようとしてもあれこれごっちゃになってまとまらない。とはいえなにかに手をつけなくては始まらないのでとりあえず頑張れば何か道が見えてくるに違いない。政治家がこの半月頑張るというのであるならば、私もそれぐらい頑張ることはできるだろう。
心穏やかに

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”天気うつ”のこんな日は

2021年10月12日 | 人間関係
 どんよりとした空、東京神奈川は午後から雨になるらしい。頭が少し痛い。こんな日はマルチーズのコロも声をかけても全く起き出してこない。まあ、15歳の老犬だから、天気に関係なく起きないだけなのかもしれない。こんな気分というのは、NHKの連続テレビドラマのなかで、清原果耶演じる気象予報士が言っていた”天気うつ”なのではないかと感じる。

 ”うつ”的な気持ちになると、生きている間に感じる悩みというのが一体なんなのだろうと考えてしまう。その悩みは、人間関係とか仕事のことのような個人的なことから、日本のジリ貧とか地球温暖化だの人類規模ではないかと思われる問題までその範囲は無限にある。だが、その何れもはしょせん私の頭の中で考えていることに過ぎず、口に出したり、文章にしたりしたら、何人かの人に知ってもらうこともできるかもしれないが、そうでもしない限り誰にも伝わらないし、結局ところ人の考え方を変えることなどできないわけで、私の個人的な思考の範疇で収まってしまう。

 自分自身が何を考えているかもよくわからないのに、他人が何を考えているかなんて、なおさらのことわかるわけがない。”天気うつ”にしたって、天気との関連がありそうだということはわかっても発症機序についての細かいことはわからないだろう。カンカン日照りよりもこんな日の方がかえって元気になるという人だっているかもしれない。

 こういう日は、心を落ち着け、気分の落ち込みを自覚し静かに受け入れるのが大事なのではないだろうか。そして自分の”うつ”的な状態が周りの人を不愉快にしない様、挨拶とか感謝の気持ち(ありがとう)を伝えることが大切だ。仕事場に入ったら、スタッフのみんなに大きな声で”おはようございます”と声をかけようと思う。こうして”うつ”的なことを受け流しながら一日をすごしたい。
おはようございます、ありがとうございます

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父に似てきた自分の顔を見て思う

2021年10月11日 | わたしのこと
 夜露がずいぶんおりたようでベランダも手すりもびしょ濡れとなっていた。山にはまだ霧がかかっていて、空気はひんやりしている。ところが関東地方の気温は日中には30度にもなるという予想で、寒暖の差が著しい。今年は美しい紅葉を見ることができるだろうか。昨日変電所の火災で大変なことになったJR線はおおむね平常どおりに運転しているというので、いつもと同じ時間の電車に乗った。JR東日本は災難続きで気の毒だが、昨日の変電所火災は大都市の脆弱性をまた一つ露呈してくれた。テロではなかったようで、ホッとしている。

 夢に父が出てきた。最近、よく出てくるし、一言二言声を聞くこともある。生前と同じく、人の良い誠実な人柄のままだった。目が覚めた時に、ふと、私の人生にあれこれ口を出したということなどもうどうでもいいことだと思った。親子の確執というものがあるとすれば、親が亡くなり次は自分の死ぬ番だと思う様になるうちに消えていくものなのかもしれない。

 鏡に向かって髪をとかす時に、父の面影を自分の中に見つけてびっくりするようになった。遺伝というものを強く認識する瞬間だ。息子や娘もそんなことを思う瞬間がくるのだろうか。そして、私の形質はどのぐらい先まで残るのだろう。

 遺伝子は様々な手段を使って自らの形質を残そうとする。あらゆる生物は遺伝子の運び屋に過ぎないのだが、例えば人であったら遺伝子によってその人生を支配されているということになる。不思議なものだ。
無事着いた

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久しぶりにSNSに投稿

2021年10月10日 | 日々思うこと、考えること
朝のうち降っていた雨は昼前には上がって晴れた。
昨日、大船フラワーセンター(フラセン)で買ったバラの苗を一回り大きな鉢に植え替えた。
ついでに、アイスバーグも鉢増しした。
他の鉢植えも手入れしていたら、いい写真が撮れた。
ふと思いついて最近ご無沙汰していたフェイスブックとインスタにそれぞれ別の写真を投稿した。
これまたついでに、ツイッターにも一言。
いいね!は期待してはいないが、消息を知らせがてらに。
この前作った秋の寄せ植えがいい感じになってきた。
妻の作った左の寄せ植えはなでしこが満開となり、豪華な感じになってきた。
私のつくったほうはせっせと花柄をつんでいる。
ちなみに、今日植えたバラはマチルダという品種。
この写真は昨日フラセンで撮ったもの、こんな風に育ってくれるといいな。
静かな土日

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マジックアワーは一瞬で

2021年10月09日 | 日々思うこと、考えること
 健ちゃん、空がとても綺麗よ

 妻に声をかけられ窓の外を見たら夜明けの太陽に照らされた雲がピンク色に染まっていた。マジックアワーだ。いそいで起き出して、いつもどおりにベランダから写真を撮った。この色がもっと拡がるかと待ったがそうはいかず、雲はあっという間に黄色から白へと変わってしまった。

 人生で美しく輝く時間、すなわち人生のマジックアワーというのもこんな様に一瞬のことかと思った。私にとってのマジックアワーは学生時代だったかもしれないし、妻と出会ったときかもしれないし、子供たちが巣立ったと感じた時か、それとも・・・今か。

 生きている今、あるいは生かされている今、それこそが人生のマジックアワーと思って、生きることが大切なのではないかと思う。
つらいか、それとも楽しいか

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JR東日本もお疲れ様です

2021年10月08日 | 通勤・交通・旅行
 昨晩は、夕食でワインを一杯やったあと、気分良く少しうとうとしていたところに緊急地震速報で酔いが覚めた。東京で震度5強というだけあっての正真正銘の大きな揺れで少々慌てたが、すぐに収まりほっとした。都内の母に電話して安全を確かめてから寝た。

 今朝は横須賀線がほとんど動いておらず、参った。おまけに大混雑。ひと列車やり過ごしたらいいだろうと思ったら三十分ほどやってこない。諦めて次のには乗ったが各駅で時間調整をするものだからいつもの1.5倍ぐらいかかってしまい、へとへとになりながら病院に着いた。昨晩、帰宅に重なった人はお気の毒で、それよりはよほどましだ。

 大地震とこれに続く帰宅困難。いいシミュレーションとなったといえばそうなのだが、大都市にかかわって生きるというのは恐ろしいことだ。鎌倉にこもって生活ができるようになる日が待ち遠しいが、それはまだ先の話だ。

 仕事の方もなんだか1日調子が出ないまま終わってしまった。帰りは帰りで、ダイヤ乱れは続いていた。モバイルSuicaの不調はJR東日本を責めてもいいのだろうが、天災は逆に気の毒になる。
やっぱり備えよ常に

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JR東日本のモバイルSuicaに振り回された2日と5時間

2021年10月07日 | 通勤・交通・旅行
 一昨日の朝からJR東日本のICカード乗車券Suica、正しくはモバイルSuica、に不具合が生じて、私も利用者の一人として被害を被った。一昨日のうちに一旦は、”障害は復旧しました”という知らせが来たのに、ちっとも復旧しておらず、昨日は不安なまま通勤した。さらには”今日中に処理しないと定期が消えてしまう可能性がある”というメールが来てあわてて処理したが結局復活せず、さらに不安を抱えたまま寝た。

 私のような気の弱い心配性の人間にとってこういうことは結構ダメージになる。妻など”あなただけじゃないんだから諦めたら”などという感じで、私もそれを見習わなくてはならないと思ったものの昨日は一日中、何かにつけ気になってしまった。今朝五時に復旧するということだったが、四時半には目が覚め、うつらうつらしながら五時過ぎに操作したら何事もなかったかのように復活した。お陰で今日は寝不足。

 昨夜、駅員に復旧のめどについて尋ねた時の木で鼻をくくった様な対応には辟易したが、話すうちすぐに私がネットで知っている事のほかは何も知らないとわかったので、諦めて帰ろうとしたら、横から私より少し若い男性が”俺も、同じだよ!”と息巻いて文句を言い始めた。”こちら(駅員)もわからないみたいですから”となだめてみたが、なかなか腹の虫が治らない様で、抗議をはじめた。ラチがあかないのはわかっていたから、私はその場からフェードアウトした。少し離れてから後ろを振り返ったらまだまだ続きそうな雰囲気だったが、鬱憤を晴らすことはできただろうか。

 先ほどネット上で調べ、余分に引かれたお金はなかったことが確認できたので、被害はなかったことにされてしまうのだろうが、対応するために被った精神的、時間的な被害への対応はない。メールで一言”申し訳ありませんでした”では、顧客サービスとしては片手落ちだが、これ以上の対応を期待しても無駄だ。せめて、今後はこの様な事態が2度と起こることのない様努めてほしい。みずほの様に、全体のわかる人がすでにおらず、一体何が起きているのか調べようもない、などということにJR東日本がならないことを祈る。
カード式の方がまだいいか

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子供・若者に優しくしてこなかったツケ

2021年10月06日 | 日本のこと、世界のこと
 米国プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎さんの地球温暖化研究に対して今年のノーベル物理学賞が贈られることとなった。日本語でインタビューに答えている姿を見ると大変嬉しいが、研究は米国で行われたものだ。

 真鍋さんは1950年代終わりに日本での研究成果が認められ、アメリカの研究機関にスカウトされ、そのまま米国にとどまって素晴らしい研究成果を挙げた。米国からのスカウトといえば野球の大リーグ。世界中の野球人が目指す最高峰の場であり、エンゼルスの大谷選手などは投打の二刀流というエースで4番の大活躍をして観るものを大いに湧かせてくれた。

 これまでも何人もの日本人が米国に活躍の場を求め、成功した人も少なくない。そのほとんどの人は日本で基礎的な訓練を受けている。そのことを考えると日本の初期教育システムは決して悪くはないのだろうが、その後の”育て”の部分があまりうまくいっていないのではないかと思う。

 米国との国力の違いはいかんともしがたいが、それよりも環境はなんとかならないだろうか。米国の名門大学であれば学生がノーベル賞受賞者を取り囲む写真を当たり前の様に目にするし、大リーグであれば多くの子供が楽しそうに観戦している。

 この国は、子供・若者、さらには女性に対して優しくしてきただろうか。おそらくそうではなかっただろう。島国であるが故か、男尊女卑・家父長制を見直す視点にかけたままできているが、そのツケが今の国力の低下につながってきているということを、いつの間にか何もしない既得権益者になってしまっている中高年男性は理解し、制度を変えていかなくてはならない。
ジリ貧

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頭のいい人が総理大臣になったものだ

2021年10月05日 | 日本のこと、世界のこと
 昨夜、岸田新総理の記者会見を、聞いて思ったのは、

 この人、頭いい

 ということ。宏池会といえば宮澤喜一元総理であり、それ以来の総理大臣。開成高校出身でもあり名実ともに宏池会の看板に恥じない秀才が総理大臣になったといえる。宮澤喜一との違いといえば大学が東大ではなく新総理は早稲田。大学受験は本人にとってはずいぶんな挫折だった様で、おそらく未だ引きずっているものはあるだろうが、政治家として正攻法で総理大臣にまで上り詰めたのだから、それはもう気にせず職務に邁進していただきたい。

 私がこれまで出会ったことのある開成出身者は5、6人いる。ほかにもいるかもしれないが、高校の名前まで教えあうような仲の人はそれ以上はいない。みなさんとても頭がいいし、なおかつまとも。勉強の出来は首都圏の私立進学校の中では頭一つ抜きん出ている。中学、高校の入試の偏差値というのは後々まで続くもの、というか、そのあたりの学校の生徒選抜というのは実にうまくやっているということの裏返しだと思う。

 それはさておき新総理、ちょっと頭が良すぎるのではないか心配になる。放送が途中で打ち切られてしまったので全部を聞くことはできなかったが、質問に立った記者で岸田さんを困らせるようなことを言えた人はいなかった。もちろん記者の中にも早慶東大いるだろうが、昨日の会見では岸田さんは自説を淡々と述べ、答えることのできることには答え、核問題のように即答できないことはそう返答していた。ごくごく当たり前の対応で、誠実でもあった。でも、こういうのって、ひがむ人は多い。頭のいい人のことを素直に尊敬したらいいのに、才能に嫉妬し、さらには裏で何か悪いことをしているのではないかとまで疑う。下手すりゃ奸計をもって陥れるなんてこともあるかもしれないので、十分気を付けてほしい。

 閣僚に指示した

 というようなことも言っていたが、今度の人事を適材適所と自信を持っているようだし、リーダーシップもありそうで、私は新政権に期待している。

 あとは、人気だが、それはあまり出ないだろう。”やってる感”を出すようなことは馬鹿馬鹿しくてできないだろうから、”あの人いったい何やってるの?”みたいなことをすぐ言い出す人がいるに違いない。”新しい資本主義”というものをスタートさせ、軌道に乗せるには少なくとも3年はかかるだろう。それまでは、なんとか踏ん張って欲しいし、アラを探して足を引っ張るようなことはできればやめてほしい。

 3年待てば、ファーストか維新かはたまた国民民主か、どこが核になるかわからないが、自民党に対抗すべく保守政党ができて、実のある選挙を行うこともできるようになるだろう。その時こそ、日本も新たなるスタートを切ることができるかもしれない。
政治を育てよう

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休暇らしく箱根仙石原のススキ見物へ

2021年10月04日 | 日々思うこと、考えること
 晴天の1日。
 今日も1日家にいてはせっかくの夏休みがなんだか普通の1日になってしまうと、仙石原のススキを見ようと箱根に行くことにした。さすがは平日、鎌倉から箱根まで1時間あまりで着いた。まあ、神奈川県内の移動だからそんなにかかるわけではない。湿生花園も訪れ、秋を堪能した。

 長かった安倍麻生菅二階体制が終わり、岸田新内閣が発足した。自民党内ではけっこうドラスティックな変化が起きた様に見える。月末には総選挙となるみたいだが、閣僚のスキャンダル、失言さえ出てこなければ過半数が目標という自民党の勝利となるのではないか。
 ワクチン接種は2回接種が7割近くとなった。東京の新規感染者は88人。このまましばらく沈静化し、治療薬が開発されていってくれることを期待する。
 アメリカ大リーグのレギュラーシーズンが終わった。エンゼルスの大谷翔平は残念ながら無冠に終わったが、人気が陰り気味の大リーグにとっては相当貢献したに違いない。MVPの資格は十分にあるだろう。
リフレッシュできたかな

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ウィズコロナ時代へのシフトが始まった

2021年10月03日 | 日々思うこと、考えること
 お袋が緊急事態宣言が解けたからと墓参りに来た。鎌倉駅まで迎えにいったら、観光客がずいぶんきていた。お袋によれば、昨日テレビニュースで小町通りの賑わいが報道されていたとのことで、今日の人出を実際に見て多くの人の自粛が終ったのだと理解した。

 いい加減、コロナにも辟易していたので、今回の宣言解除はもう限界だったと思うしかない。今後は、緩やかにウィズコロナ時代へと移行していく。多くの人がマスクをつけて歩いていたが、若い人にはノーマスク姿もちらほら見受けられた。緊急事態宣言解除といっても観光業界にしても、飲食業界にしてもまだまだ苦しい状況が続くだろうから、みんながプレコロナの頃の様にみんな景気が良くなるわけではないので、やれ一安心とはいかないが、時代は少し前に進んだ。

 今日の天声人語で菅政権のコロナ対応が悪かったと批判していたが、そんなことはなかったと私は思う。前にも書いたが、電話とはいえ総理大臣みずからファイザーのCEOに直談判したわけで、コロナ対応は誰がやっても同じ様なものだったのではないかと思う。

 午後から雨となり、上がったところでマルチーズのコロの散歩に出かけたら、金木犀のいい香りがしていた。9月上旬に涼しくなった時に一部は開花してしまったが今年は2度楽しむことができて何だか得した気分だ。
組閣完了

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病理医もゲノム医学という新時代への過渡期に対応しなくてならない・・・2021年9月の読書記録

2021年10月02日 | 読書、映画、音楽、美術
 台風一過の晴天。朝はひんやりしていて気持ちよかったが日中には暑くなった。湿度はまあまあで気持ちの良い1日だった。
 先週から腰痛を発症していて、しんどかったが講演を何とか済ませることができた。WEB講演(今日の学会はハイブリッドで、半分ぐらいの先生は会場から発表していた)で助かったが、この形式にもだいぶ慣れてきた。これに内容が伴っていたらいいのだが、それは今後の私の精進次第。
 9月はじめから都合4回話をしたり、司会をしたりしたが、脳腫瘍、腎疾患、血管病変などそれぞれ全く別の領域についてのもの。病理医は人の体の全部の領域に精通していなくてはいけないからこれは仕方がない。その都度、付け焼き刃の感が拭えないが、それぞれの疾患、病態を勉強してお話をさせていただいた。
 さて、その領域だがいまやボーダーレスとなりつつある。次世代シークエンサーという機械が開発されて、ヒトの遺伝情報を”あっという間”に解析することができるようになり、がんの薬物療法に役立てることができる様になってきた。ところが、これはがんの話だけではなくて、がん以外の多くの疾患について遺伝子情報が急激なスピードで明らかになってきている。今後、遺伝子異常がわかったら病変の定義・病態も正しく決めることができる様になるだろう。
 遺伝情報がどんどんわかる時代になって、疾患の概念、ヒトの存在そのものの概念が変わっていくかもしれない。医学は今過渡期にあるといえる。病理医は分子遺伝学的情報を含めてこれまで以上に治療に役立つ病理診断を行っていかなくてはならず、まあ、ますます勉強しなくてはいけないということのようだ。

9月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:250
ナイス数:13

がんゲノム医療結果報告書の読み方と患者への伝え方〜エキスパートパネルの実際〜がんゲノム医療結果報告書の読み方と患者への伝え方〜エキスパートパネルの実際〜感想
筑波大学附属病院のがんゲノム医療チームが作った要員教育用テキストブック。薄い本だからすぐに読み切れるだろうと思っていたらそんなことのない内容の濃い一冊。がんゲノム医療を理解するためにはもう一度大学院の頃の記憶を呼び起こさないといけないのだが、ちょっと歳を取りすぎたか。

読了日:09月30日 著者:
遺伝子診療よくわかるガイドマップ 初診から検査そして結果報告まで遺伝子診療よくわかるガイドマップ 初診から検査そして結果報告まで感想
急速に進む遺伝子検査技術の進歩と治療応用。分子生物学的研究で学位を取ったぐらいだからすんなり頭に入ってくるだろうとたかを括っていたら、あれこれずいぶん忘れていて、よくわからず、勉強しようと手に取った。わかりやすい言葉で書かれていて理解が進んだ。入門書としておすすめ。
読了日:09月12日 著者:中山智祥

読書メーター

自分自身の問題となっていく

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