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こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

心が沈むのは秋だからか、それとも悲劇のためか

2023年10月16日 | 日々思うこと、考えること
写真を撮ろうとベランダに出たら、デッキも手すりも雨上がりのようにびしょ濡れで、気をつけないと、滑って転んでしまいそうだった。
季節の移り変わりを実感する。

今日の天声人語に”秋はさみしい。何を聞いても、何を見ても、どこか寂しい気持ちになる”という一文があった。
天声人語子も私と同じく、そんな気分になるのかと思い、書き留めておいた。

このところ、このブログのエントリーがなんとなく鬱っぽいのは、職場でのこと、家族のことで色々あったためかと思っていたが、こんな波風、私のこれまでの人生にはもっと大嵐が何度も吹いたことがあるわけで、やはり秋のせいなのだろうと思うことにした。

だが、ウクライナ戦争に加え、パレスチナで勃発した戦争のこともあって、今年の秋はそれ以上に心が苦しくなる要因が多い。
テレビ画面の向こうに、明日をもしれぬ命の人が泣き叫んでいるのをみると、その人たちを救うために何かをしてあげられることなど何もなく、ただただ悲しくなる。

ウクライナ戦戦争にしてもパレスチナ戦争にしても、もはや世界は無縁ではいられない。
米国、中国、ロシアも当事者として打開策を出さないとそれぞれの存在意義も危うくなる。
日本にしても、何かを発信しなくてはいけないところだが、いまのところ明確な意思表示は聞こえてこないのは、もはや多様化の時代となり、どちらか一方に与することができなくなってしまったということもある。
それは私たち一般市民にしても同じことがいえる。
すべての人が翻弄されている

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大雨で今日も家に閉じこもり

2023年10月15日 | 日々思うこと、考えること
今日も(先週の月曜と同様)も大雨。
寝起きにテレビ(NHK)をつけたらマラソン・グランドチャンピオンシップ パリ五輪マラソン代表選考レース「女子」をやっていた。
手に汗握る展開で、そのまま最後まで見た。

雨の予報で、今日は原稿の手入れをするつもりだったから、遅めの朝食後早速始めた。
BGM代わりにそのままNHKをつけていたら、そのうち日本オープンゴルフが始まった。
これまた、手に汗握る展開で、やはりそのまま最後まで見た。

終わったころに外を見たら少し青空がのぞいていたので散歩に出た。
少ししっとりした空気で気持ちが良かった。

残念ながら校正は終わりきらず、あと少しが持ち越しとなった。
まずまず穏やかな1日

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半ドンでも疲れました

2023年10月14日 | 鎌倉暮らし
午前中仕事。
車で出かけ、帰ってくると鎌倉の大渋滞に巻き込まれ、帰宅は15時過ぎ。
明日は雨というので、妻がせっせとベランダとか庭の手入れをしてくれていて、綺麗になっていた。
ベランダでしばしまったり。
シジュウカラがジジジジジ、と鳴いているが何を喋っているのだろう。

最近、土をいじっていないのでストレスが溜まっているのかもしれない。
零れ種でずいぶん増えた朝顔
茗荷の花
涼しくなって花が咲くようになったプルメリア
明日は雨か・・・

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最期まで前向きに生き続ける

2023年10月13日 | 生き方について考える
雲ひとつない青空。
放射冷却のせいで、ひんやりしているが、清々しい。
未明、ふと目が覚めてしまい、寝付けなかったので、部屋の空気を入れ替えるため窓を開けて空を見たら満天の星空で、しばし見惚れてしまった。

そろそろ60歳を迎えるにあたって、娘がお祝いをしようといってくれている。
ああ、もう60歳、この先、自分にできることってなんだろうと思うと少し不安になった。
時間的に若かった頃のような夢を持つことは難しくなったような気がする
それでも、私は生きていく。

先日、あるブロ友さんのエントリーに、人間以外の動物に”老後”というものはほとんどない、というのがあった。
それは生物は身体能力が低下すると自分で食べ物を得ることができなくなるが、人間は元々集団で互いを助け合って生きており、その中で年長者の存在が必要とされるから生き延びるようになったというようなことがその理由だった。

そう考えたらまだまだ私にできることというのも探せばあるのかもしれないと、前向きな気持ちになることができた。
すでにいつ死んでもいい年、どうせ死ぬなら、未来の少なさを悲観して塞ぎ込むより、色々なことに取り組んで、人生をもっと充実したものにしよう、そう考えることにした。
言霊を大切にしながら

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対話力放棄の時代

2023年10月12日 | 人間関係
秋晴れのさっぱりした天気。
こういう日は、朝から元気に動きたいところだが、このところなかなかそうもいかずちょっと困っている。

最近"無理"という言葉をよく聞く。
私も先日そう言われ、コミュニケーションが取れなくなってしまった人がいる。
”それはあなたの感想ですよね”、とか、相手の立場に立った会話とか対話ということを最初から拒否する言葉が横行している。

そのことが顕著なのが、ウクライナ、パレスチナの戦争。
直接対話は困難で、それを止めようと周りが介入しても埒が開かない。
人間はいつまでこんなに愚かであり続けるのだろうと思うが、おそらくそれは永遠に続く。

人間一人ひとりの人生は短く、いくら学習しても学びきれない。
それに、元来弱い存在だから、自己防衛のためにしなくてはいけないこともたくさんある。
そして、誤ったことをしてしまっても修正が効かない。

人間には落とし所ということを探す力があるはずだが、冒頭に述べた対話の拒否は、それらを一切拒否する。
立場によってものの考え方、捉え方は大きく異なるが、その溝を少しでも埋めることのできるのが対話であるとは思うが、今の時代はそれが面倒になってきてしまったようだ。
相手の立場にすら立てない

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北からの冷たい風に思うこと

2023年10月11日 | 日本のこと、世界のこと
夏から秋にかけて南風から北風に変わる。
そのおかげで日本は季節の移ろいがわかりやすい。
先日、一気に涼しくなった時、この風は、ロシア、中国東北部、朝鮮半島などを渡ってきたものだということをふと思った。
彼の地の人たちはこんなに寒いところに年中住んでいるのかと思った。
それどころか、冬にはもっと寒くなるわけで、台風一過で涼しくなるならないどころの話ではない。

日本に生まれて良かったと思うべきなのだろうが、仮に他所のどこで生まれてもその土地、人を愛することは人間としての宿命なのだろう。
だから、ウクライナの人も、パレスチナの人も自らのアイデンティティーを自らの地に求めるために戦うのだし、一方のロシアもイスラエルも自分たちの論理があってその土地を守る。

これに宗教が加わるとさらに問題は難しくなる。
それぞれの教義を深く知らないであれこれ言うのはその宗教への冒涜となるから
どれがどうとは言えないが、私のように神社で手を合わせ、法事はお坊さんにお願いし、結婚式はホテルのチャペルで行ったような人間とは別の次元の信心というものがある。

戦争反対と言っても、譲れないものがある人にとって戦争は反対の対象ではなく、必要なものだ。
他人を殺す、排除する、そのことでしか自らを守ることができない人というのがいる。
私にはその心情を理解することはできないだろうが、そういう人たちがいるということを理解する必要はある。
民族としてのアイデンティティー

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地震と津波とweb171

2023年10月10日 | 日々思うこと、考えること
一晩たっても雨は上がっておらず、肌寒い朝。
昨日、津波のニュースがあったが、目立った地震などはなくその原因は明らかではないらしい。
その後に小さな地震があったがあれは何だったのだろう、津波との関係があったのかなかったのか。
それで、”津波が来てから注意報が出た”という事態になったのだろうが、全く怖い話だ。

津波のせいかどうかわからないが、昨晩は大地震の夢を見た。
東日本大震災のときの揺れが思い出されるような大きなもので、さらに携帯が繋がらなくなっていた。
嫌な夢だった。

その話を妻にしたら、どうするんだっけ、ということになって調べたら、伝言ダイアル171は固定電話用のようで、スマホからはネットでweb171を使うのがいいらしい。

勤め先のある都内にいるうちに大災害がおこったら、3、4日は家に戻れないつもりでいなくてはならないだろうから、もう少し着替えなどを増やしておいた方がいいかもしれない。
私の場合、往復に4時間近くかかるので、通勤途中での被災も具体的に考えておかなくてはいけない。
自分のことだけ手当していたらいいというわけではなく、外国人旅行者などへの援助も積極的に行う必要があるだろう。

などと考えると、やっぱり日本という国がユーラシア大陸の東の果てのグラグラしている端っこにあるのだということを思い知らされる。
そんな時こそ思いやり

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雨で寒くておとなしく家で

2023年10月09日 | 日々思うこと、考えること
朝から大雨。
おまけに寒くて、どこにも出かける気にもならなかった。
期せずして、先日送られてきた初稿の手入れ日和。

半日座りっぱなしでいたら腰が痛くなってきたので、夕方買い物へ。
やっぱり物の値段が高くなっていると思いながら歩いた。

今週末は庭の手入れをしようと思っていたのだが結局できず。

今シーズン初の鍋にしようと卓上コンロを出したらカビが生えていた。
まずは布巾で綺麗に拭くところから始めた。
それにしても寒かった

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物価が高くなっているように思う

2023年10月08日 | 日々思うこと、考えること
天気があまり良くなかったのと、出張疲れもあってあまり出歩かず。
一昨日、一人で外食した。
スマホで探したら美味しそうな串揚げ屋があり、そこにした。
こういうところに一人で来たのが失敗だったのかもしれないが、味はまあまあだった。

スペシャル10本とビールとホッピーで三千円少々。
ちょっと高いと思ったが、こんなものだろうか、串揚げやというのはあまり来たことがないのでよくわからない。

このところ、物価高が言われていて、実際この店のメニューも置いてあった紙のメニューより、スマホで選ぶメニューの方が値段が高くなっていた。
どこも少しずつ高くなっているが、こんなものか。

毎日買い物をしないので良くわかってないが、たまにこういうところでお金を使うと実感する。
天気が悪くて散歩もできないし、こんな日は新聞でも読みながら家でじっとしているのが一番良さそうだ。
おやすみ

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講演なんていうのは人の頭を借りて行う作業

2023年10月07日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今日のトップの写真は妻が撮ってくれたもの。
私は昨晩岡山入りして晴天を期待していたのだけど、残念ながら薄曇り。
私が岡山で見た朝の景色はこんなの。

小さな講演をおおせつかって、岡山に来た。
何度目かなので、いい加減後楽園に行こうと思ったのだがそれはできなかった。
講演のあるセッションは午後からだから、朝イチで行って帰ってくることはできたのだが、ホテルのベッドの寝心地が良かったということもあって、起きたら7時で、発表スライドをみたらなんだか穴だらけ。

準備はしていたのだが、結局のところ直前にならないと考えがまとまらない。
以前誰かが、
 (考えが)降りてくるんですよね
と言っていた状態。

これでもか!と考えるとやっと結語が見つかるというものだ。

私が話すようなことは、もうすでに知られていることで、講演ですることは、それらをまとめ、頭の中で一旦バラバラにして再構築し、私のこれまでの経験を加味して自分の言葉で話すということ。
聴衆には、これらのことを私の頭をフィルターとして考えた別の視点を提示し、今後の診療に役立ててほしいと願いながら話した。
講演なんていうのは、聴衆の代わりに私が新しい考えを提示することだ。

なんとか無事終え、エキナカでお土産を買ってから岡山を後にした。
その前の記念写真はいつもの駅前の桃太郎。
カメラ屋の看板が目障りだが、逆側は工事中なので仕方ない。

今は帰りの新幹線。
このエントリー、のんびりビールを飲みながら書いている。
何はともあれ、無事終了で、良かった良かった。
ホッとしてプハッ

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世の中みえていることはごくわずか

2023年10月06日 | 日々思うこと、考えること
富士山に初冠雪、例年より少し遅いらしいが、もう涼しいを通り越して寒さを感じる。
それでも昼間の気温はそこそこ上がるようだから、秋真っ盛りというところだろう。

札幌市が東京オリンピックの招致活動に際しての汚職・不祥事から、2030年のオリンピック・パラリンピックの招致を断念した。
市にとっては気の毒な話だが、大手広告代理店があれだけのことをしたのだから、もう国家レベルの不祥事ということで仕方ない。
JOCの山下会長はそれ以降もどうかというようなことを言っているそうだが、少なくとも東京オリンピックの後始末が終わるまではこの話はしないほうがいいだろう。

ジャニーズ事務所の記者会見で、それを仕切るコンサルタント会社がNGリストなるものを作っていたということが話題になった。
あれは完全なヤラセ会見だったということが明らかになったわけで、茶番だったと言われても言い逃れできない。

オリンピックの招致にせよ、記者会見にせよ、素人が”手作り”で行うことは難しい。
学会なんてのも、大きいものは学会運営会社が仕切っている。
縁の下の力持ち、もいまではお金次第でどうにでもなる。
それはそれでいいのだが、そこで裏のお金を使ってはいけない。
オリンピックというのはスポーツを愛する人の思いを具現化したもので、それをある特定の人がお金を儲けるためのシステムに変えてしまってはならないのだ。
(新幹線から見えた赤富士)
世の中表に出ていることなんてごくわずか、その裏にはその何十倍もの人やものがある。
その分、目立たなければ大丈夫だと裏でコソコソやっている人もたくさんということになる。天網恢々疎にして漏らさずというが、そういうコソコソというものを逃さない世の中であってほしい。
氷山の一角

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世界で最も魅力的な国、日本

2023年10月05日 | 日本のこと、世界のこと
朝晩めっきり涼しくなった。
窓を開けて寝ていたら寒さで目が覚め、慌てて閉めた。
もう10月なのだから当たり前で、体調管理には気をつけなくてはならない。
それにしても地球が沸騰しているように思えた今年の夏の暑さは一体何だったのか。
週末に講演が一つあり、その準備に終われている。
モデレーターが、一週間前までに下書きをよこせと言ってきていたのでうるさいと思いつつも出しておいたので、あとは(大幅だが)修正だけで済んでいるのは助かった。
わけもわからず、仕事が立て込んでいて、本の改訂第2版の初校が丸ごときていて、それと並行して行なっているのだが、ちょっとしんどい。
そろそろギアを入れ替えて頑張ろう。

ギリシャに行って世の中の見方が変わったのは事実で、おかげで人生におこる瑣末なことにこだわることが馬鹿馬鹿しくなった。
これはギリシャという歴史のある国だったからということもあるだろうが、たとえ他所の国であっても外国に行っても、世の中にはもっと広い世界があるということを目の当たりにするとそうなっていただろう。
この点で、日本という島国は考え方が内向きにならざるを得ないのは残念だ。
でも、海という自然の要害に守られてきたわけで、良し悪しはなんとも言えない。

旅行好きのアメリカ人に選んでもらったのだから確かなことだろう。
このところいいニュースがなかったので、これはいい話の一つとしていいだろう。
ちなみに、2位はイタリア、3位はギリシャということで、日本が南欧の観光立国に伍しているというのは素晴らしいことだ。

外から見ると、日本という極東の島国は地の果てにあるテーマパークのようなところだ。
北海道から沖縄まで美しい自然にあふれ、都市は安全で便利、食事は美味しく、文化遺産も数多く残され、国民性は穏やかとなれば、一度は訪れたいと思うのは当然だ。
さらに円安。

物価が上がって困るが、それでも外国から見たら安い。
ガソリン代など、軽く200ユーロを超えていた。
リッター300円以上なんてとても信じられず、娘の義父に確認したらそうだという。
税金がだいぶ入り込んでいるので一概にどうこういえないが、日本の物価はまだ安い。

インバウンドでどれほど食っていけるかわからないが、儲けられるところからは儲けないとやっていけないわけで、海外からのお客さんをもてなしてせっせと稼ごう。
活かすも殺すも国民次第

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若年者の性被害を聞いて考えること

2023年10月04日 | 日々思うこと、考えること
犯罪を犯された記憶というのはしつこく残る。
おそらく一生消えることはない。
とくに、性被害は人格まで破壊する可能性があり、誰かに相談することも容易にできず抱え込んでしまうことが少なくない。

私は中学生の頃、性被害に遭ったことがある。
あるイベントに行った時、開始時間に間に合わず、ロビーをうろうろしていたら、インド人と思しき大柄な男性に呼び止められ、足を痛めたのでマッサージをしてくれ、と英語で頼まれた。
そのときは”そういう趣味の人”がいるとは知らなかったので、応じたらトイレに連れ込まれ、太ももを揉まされた。
しばらくすると、その逸物も一緒に揉まされ、それは違うだろうと思い、避けていたら、しばらく経って諦めたようでもういいと解放された。
ロビーに出ると、ちょうど最初の小品が終わったところで、人がちらほらいたが、彼はそのことを知っていたのだろうか。
次の長い休憩では、その御仁が家族と一緒にいて、私の方をチラチラ見ていた。
その後、そのようなことはなかったが、もう50年近く経っても忘れることができない。
妻はこれまでに何度か変態や、痴漢の被害に遭っているが、それらを全て覚えているそうだ。

ジャニーズの性被害者は数百人にのぼるという。
被害にあった当時の私もそうだったが、そういう性的嗜好というものが存在するかなどわからない年で、逃げ場もなく、無理強されていたのだとすると気の毒な話だ。
声をあげた被害者の方々の勇気は賞賛に値する。

教え子に性的暴行を加えたということで中学校の校長という人物が逮捕されたそうだ。
鶴田浩二主演の『聖職の碑』という映画を観た時、先生というものが命を賭してでも生徒を助ける覚悟を持つ人の就く職業だと感銘を受けたが、どうやらそうではないセンセイというのはたくさんいて、変態もしくは不届な教師の悪事は枚挙にいとまがない。
生徒のことをそういった目で見ることなどしない多くの先生が気の毒だ。

悪事は伝染する。
その最悪の例が四谷大塚の事件だ。
身近に変態がいて、変態どうし一緒になって悪事を働いたということだが、会社としての管理がどうであったか、責任が問われるのは当然だ。
私が中学受験をした頃、先行する日進(日本進学教室)を猛追し、やがて受験産業界のトップにまで躍り出た老舗だが、今回の事件は相当なダメージとなるだろう。

性犯罪を起こすのは男性が圧倒的に多い。
生物学的な特性があるからだろうとは思うが、被害者を出さないようにそういった欲求、衝動を適切にコントロールできるようにはならないだろうか。
種の存続と社会性

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少し旅行のことを(エピローグ)・・・再びアテネ

2023年10月03日 | 通勤・交通・旅行
朝、スッキリ起きることができるようになったのは時差ボケが収まったからなのか、それともただ単に気持ちの良い気温と湿度になったからか。
おそらくその両方のおかげだろう。

アテネに戻った日は、地下鉄など公共機関のストのため、市の中心部に入れなくなっていた。
身動きが取れずに困っていたら、ホテルのドアマンとタクシーの運転手が相談して、ピレウスというところの港を提案してくれ、訪ねた。
3年前に整備されたばかりという港は綺麗で食事もおいしかった。

常にフェタチーズ

夜にはあちらのお宅にお邪魔してギリシャ料理を振舞ってもらった。
あちらのお父さんがアクティブな方で本当にありがたく、翌日は神託で有名なデルフィへ片道2時間のロングドライブ。
車窓からは延々とオリーブ畑、綿花畑、そして数年来の広範な山火事の跡が見られた。
昔の人はデルフィを目指して5、6日かけてを訪れていたというから、日本で言えばお伊勢参りのようなものだったのか。
ここには神殿の他に、劇場、競技場などもあって現代で言えばテーマパークのようなものだったのかもしれないと話した。
お父さんは都市設計の専門家で、排水のシステムなどのシステムを教えてくれた。

アテネ空港を回って、サントリーニ島から帰ってきた娘夫婦を拾ってご自宅へ戻り、楽しい夕食をいただいた。

最終日は、市の中心部にいってマーケットを見たり、土産物屋を覗いたりして過ごし、ポセイドン神殿を回って空港まで送っていただいた。

とまあ、これが今回の娘の結婚式とそれに付随したギリシャの小旅行記。
道中、トラブルはほとんどなかったのは、新しく家族となったあちらの皆様のおかげであることはいうまでもない。
トラブルとは言えないが、アテネのアクロポリスでいろいろ説明してくれていた彼のお父さんがもぐりの観光ガイドと勘違いされて、観光ガイドから因縁をつけられるという笑い話があった。

紀元前に建てられた遺跡を数多くみることができた。
美術品の多くは奪い去られてしまったが、遺構だけは持ち去られることはなく、破壊を繰り返されながらもこれまで残されてきた。
私もそんな歴史を見習い、これまでとは別の考え方を模索しつつ人生を歩んでいこうと思う。

このシリーズ終わり

明日からはいつも通りに

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少し旅行のことを(下)・・・サントリーニ島、クレタ島

2023年10月02日 | 通勤・交通・旅行
娘の結婚式はギリシャのサントリーニ島で行われた。
アテネから飛行機で1時間足らず。
”世界で夕日が一番美しい”と言われるところだそうで、ギリシャで結婚式をするならばぜひここでということだったそうで、たしかにそれは絶品だった。


結婚式は、先方のご親戚、友人が集まっての和やかなものだった。
日本人は、娘と私たち夫婦と単身やってきた息子の4人。
彼のお父さんがイタリアの出身なので、イタリア人の親戚が多く、イタリア語、ギリシャ語、日本語を母国語とする人が、英語で意思疎通した。
何とかなるもので、誰もが英語のネイティブでなかったおかげか少しゆっくりめで話すことができたのも良かったのではないか。


それにしてもサントリーニ島というところ、この白い壁の建物は海岸の崖に張り付くように建てられていて、階段だらけで上り下りには苦労した。
とくに、大きな荷物を運んでの移動はやめておいた方がよいだろう。
イアの街の入り口にバスターミナルがあって、そこからはそれぞれのホテルの人が強力よろしく荷物を運んでくれていた。
海岸への上り下りのためのロバは名物だそうだ。


新婚の二人はそのままサントリーニ島に逗留するので、お邪魔虫の私と妻、息子の三人はクレタ島へ。
時間的にも予算的にもエーゲ海クルーズとは行かなかったので、せめてその雰囲気だけでも味わおうと高速船で移動した。


島といっても、兵庫県と同じぐらいの大きさで、レンタカーを借りて東西を移動した。
アテネ同様駐車スペースがなく、西の主要都市ハニアでは1時間近く街中をうろうろした。
そんなわけでベネツィアの支配時代の面影のある街並みを十分堪能することは残念ながらできなかった。


仕事があるからと先に帰国する息子を、クレタ文明(ミノア文明)で知られる最大都市イラクリオまで送ったが、この時は駐車スペースがすぐに見つかって、考古学博物館を訪れた。
歴史の教科書で見たことのある多くの考古資料たちに圧倒された。

サントリーニ島のタコ。
クレタ島に3泊したのち、アテネに戻った。
明日でおしまい

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