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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

検証 維新の「身を切る改革」② 高級料亭などで飲み食い

2023-10-09 07:12:52 | 政治・社会問題について
検証 維新の「身を切る改革」② 高級料亭などで飲み食い
政党助成金(税金)が交付された政党支部の収支報告書には、飲食などへの支出が多数記載されています。
東徹参院議員が代表の日本維新の会参議院大阪府選挙区第1支部は2017年と18年に助成金が計2000万円交付されています。
同支部の収支報告書には六本木のビフテキ店で9万2070円、銀座の日本料理店で5万4981円、中華料理店で4万8000円などが「会議費会食代」として記載されています。2年間で1万円以上の飲食は47店で、199万7583円にもなります。
柴田功参院議員が代表の日本維新の会参議院比例区第11支部も、20年と21年に計2000万円の政党助成金が交付されています。収支報告書には「会議食事代」として料亭や割烹(かっぽう)などで66回飲食し、228万5377円支出したと記載。なかには新宿の天ぷら料理店での「政調会議食事代3万4122円」というものまであります。




表に出せない
政党から「政策活動費」等の名で政治家個人に渡されたお金には、使途公開の義務はなく、「ブラックポックス」「表に出せないカネは無くすべき」と批判されているものです。
その「政策活動費」を、馬場伸幸衆院議員は政党助成金が交付されている日本維新の会国会議員団から16~21年に2億4373万円も受け取っています。使途は不明です。
政策活動費について「(当時の)松井一郎代表は、選挙に向けて人材を発掘する際、飲食を伴う情報収集を行う必要があると説明。『それを全部自腹でやれと言ったら、執行部のなり手はいない』『全部が全部オープンというわけにはいかん』と述べ」た(「朝日」21年11月27日付)と報道されました。また「政策活動費の支出内容を一部公開する方針を表明した。『領収書をもらえない支出もあるが、もらえる支出は領収書を公開する』と言及。会食時の利用を例に挙げ、使用金額などを明らかにすると強調した」(「産経」21年12月9日付)と報道されるなど、政策活動費による飲食を認めています。
ちなみに日本維新の会国会議員団には、17~21年に政党助成金が1億7041万5千円交付されています。

賃料肩代わり
伊東信久衆院議員が代表の日本維新の会衆議院大阪府第19選挙区支部には、19年と20年に860万円政党助成金が交付されています。同支部は、統一協会関連団体の会費を20年、21年に計7万2400円支出しています。
伊東議員は、17年に世界平和女性連合の役員会であいさつしたとツイートしています。
政党助成金が交付された政党支部でのこうした支出は、お金に色がついていない以上、納税者から見れば税金も含まれる収入から飲食などに使われていることに変わりはありません。
政党助成金で直接支出した飲食では、愛知維新の会が、政党助成金を飲食費に支出していたことが報道されています。また、石井章参院議員が代表の茨城維新の会が秘書の経営する企業が入った建物の賃料を、政党助成金から19~21年に約179万円支出し、“政党交付金の流用疑惑”との報もあります。
こうした実態は、音喜多駿参院議員がいう政党助成金が「国民・有権者の想いと、実際に使用される用途にズレが生じている」ことを鮮明に示しています。すみやかな廃止が切実です。(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年10月6日付掲載


東徹参院議員が代表の日本維新の会参議院大阪府選挙区第1支部の収支報告書には六本木のビフテキ店で9万2070円、銀座の日本料理店で5万4981円、中華料理店で4万8000円などが「会議費会食代」として記載。
政党から「政策活動費」等の名で政治家個人に渡されたお金には、使途公開の義務はなく、「ブラックポックス」「表に出せないカネは無くすべき」と批判されているもの。
その「政策活動費」を、馬場伸幸衆院議員は政党助成金が交付されている日本維新の会国会議員団から16~21年に2億4373万円も受け取り。

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