名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨の天気は目まぐるしく変わった

2010年06月15日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方の天気は、猫の目のように目まぐるしく変わった。
朝は爽やかな青空が広がり、涼風が心地よかった。


田畑の周りには、むらさき露草がたくさん咲き始めた。
葉が大きく茂るので、小ぶりな花は葉の陰でひっそりと咲く。


昼間はしおれて元気が無いが、朝露が乾かぬ間は瑞々しく輝いている。

田んぼの稲も、朝の日差しをたっぷり受けて暖かそうだ。
この時期の稲の生育は、積算温度によって左右されるので、日差しや水温の上昇は欠かせない。

暖かい水中では「いもり」や蛙が、元気に泳ぎまわっている。
午後は雲に覆われてしまったが、雨が降ることは無かったので、野良仕事もはかどった。

畑の草取りと、二十日大根の種を蒔いたところで、雨が激しく降ってきたので、今日の作業は終わりにした。


夕方のテレビは、昨日のカメルーンとの一戦を報じていた。
本田のひと蹴りは何度見ても感動ものだし、最後に牙を剥いて襲い掛かるアフリカのライオンたちも凄かった。
各地で応援する人たちの昂奮ぶりもすさまじい。
一人でテレビを見ているので、イケッ!とかヤッターとつぶやく程度だが、こんな試合は昂奮の渦に飲み込まれて応援したい。
オランダ戦もいけそうな気がするけど、ちょっと甘いだろうか。

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「はやぶさ」の大気圏突入を見た

2010年06月14日 | セカンドルーム

 

昨夜から降り始めた雨は、今朝方には止んでいた。
僅かなお湿りでも、乾燥した畑にはありがたかった。
山の緑も、一雨ごとに色濃くなっていく。


昨夜は、60億キロの宇宙の旅を終えて、7年振りに再び地球に戻ってきた小惑星探査機「はやぶさ」の帰還の様子を、ネット中継で見た。
いろいろなサイトが動画配信をしていたが、どこもアクセス数が多いためか、繋がらなかったり、音声や画像がかなり乱れていた。
本家の「宇宙機構」は、まったく繋がらなかったし、「ニコニコ動画」も繋がったと思ったら数分後には、「プレミアム会員の方がいらっしゃいましたので、席をお譲り下さい。」とのコメントで、切れてしまった。
事業仕分けの中継時には、こんな差別は無かったが、「はやぶさ」人気に便乗して有料会員を集める魂胆だろうか。
和歌山大学のライブ中継に辛うじて間に合い、大気圏突入の瞬間を見ることが出来た。
相次ぐトラブルを乗り越え、ミッションを果たした「はやぶさ」は、炎となって燃え尽きてしまったが、分離に成功したカプセルは、間もなく回収されるようだ。
先日韓国で打ち上げた人工衛星は、発射後に大爆発を起こして失敗している。
それほど難しい宇宙の旅を、発射だけでなく、小惑星で岩石を採取し、再び大気圏に戻ってきた「はやぶさ」の偉業はすごいと思う。
プロジェクトの責任者は、「太陽系大航海時代が来る」と語っていた。
コロンブスやマゼランのような、ロマンやドラマ性を心に持った科学者は、ほんとうに頼もしい。
昨夜は、大気圏突入の一瞬に鳥肌が立ったが、今夜も眠いのを我慢して、カメルーン戦でゴールの一瞬に痺れたい。

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高山へ

2010年06月13日 | セカンドルーム

 

今朝、名古屋を出てお昼ごろ高山へ着いたが、空はどんよりと曇って少し肌寒かった。
飛騨地方も、例年より1週間ほど遅れて、梅雨入りしたと報じていた。


田んぼの稲も、先日除草機で田を掻き回した効果なのか、青々として元気に育っていた。


菜園は乾燥気味だったが、トウモロコシは日に日に大きくなっていく。

 
トマトも親指の先ほどの青い実を付け、タマネギも握りこぶし位になっていた。

 

キャベツもレタスも玉が出来始めたので、収穫の時期も近い。
留守にしていた田畑は、動物に荒らされることも無く、虫の被害も出てないのでほっとした。
例年野菜の葉っぱは、青虫やてんとう虫などに食い荒らされて、無残な姿になってしまうが、今年は目立った被害が出ていない。
防虫ネットや殺虫剤を使わないのに、虫の被害にあわないのは珍しいことだ。
厄介な虫がいないのはありがたいが、ツバメやすずめなど、野鳥の姿もめっきり少なくなったのが気がかりだ。
これから梅雨に入り、作物が成長するのを待って大発生することもあるので、まだ油断は出来ない。

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都会の自転車事故

2010年06月12日 | セカンドルーム

 

名古屋は朝から快晴で、気温はどんどん上がり、今日も真夏日となった。


ヘドロが堆積している堀川からは、メタンガスの泡が吹き出し、悪臭を放っている。
河岸の遊歩道が整備され、花壇で飾られていても、肝心の清流が戻らなければ、近づく人はいない。
人が少ないので、気兼ねなくユキ(柴犬)を連れて散歩が出来るが、その程度では税金の無駄遣いになってしまう。


用があって、家から地下鉄伏見駅まで歩いていく間に、警察の事故目撃情報の立て看板が2ヶ所に立っていた。
一つは自転車同士、もう一つは車と自転車の交通事故であった。
事故の内容は分らないが、怪我をした人が警察へ届けた結果、加害者の捜索をしているのだろう。
これ以外にも、自転車が人にぶつかって、怪我をさせる事故も多発しているようだ。
歩道を歩いていると、猛スピードで脇を通り過ぎていく自転車に、一瞬ヒヤッとすることもある。
これ見よがしに、ベルを鳴らされるのも不愉快なので、エンジン音が静かなハイブリッドカーの接近音の導入のように、音も無く近づく自転車にも付けてもらいたいと思ったりする。
まるでスラローム走行を楽しんでいるような人もいるが、歩行者が進路を変えたりしたら、かわし切れないだろう。
最近は、環境にやさしく、運動不足の解消にもなるので、通勤や通学、買い物などで自転車を利用する人が増えている。
自転車の増加に対応できる環境の整備も遅れているし、乗る人たちの駐輪マナーや交通ルールの無視も目立つ。
安全な自転車走行をするには、一定の技術が必要であることも自覚すべきだ。

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御岳山麓・開田高原ハイキング

2010年06月11日 | セカンドルーム


もと会社OB会の、ハイキングサークル例会で、御岳山麓の開田高原を歩いてきた。
名鉄のバスハイク「残雪の御岳眺望と明神温泉」という企画で、起伏のなだらかな高原を6キロほど歩くコースである。


幸い天気にも恵まれ、残雪の御岳を仰ぎ、新緑の林道歩きは空気も爽やかで、気分が良かった。


森林浴を楽しみ、渓谷や滝ではマイナスイオンをいっぱい吸い、持参の弁当を食べながら談笑するという、いたって健康的な一日だった。
4年ほどハイキングサークルの世話役をやっているが、自分の好みで海岸を歩いたり、離島めぐりなどをした後に、温泉に入って活き魚料理を楽しんでいた。
同じパターンが続いたので、たまには本格的なハイキングをして欲しいという、元気な人の声も出てきた。
メンバーは60~70代で、万一を考えると無理は出来ないし、疲労や筋肉痛などが起きれば、折角の楽しいハイキングも台無しになってしまう。


ネットで調べた結果、2時間ほどの行程で、スタート地点までバスで行き、ゴールの温泉まで迎えに来てくれるという、手ごろなコースを見つけた。
打ち上げで一杯やりながら、豪華料理をたらふく食べることは出来なかったが、たまには滝を見ながら愛妻弁当やコンビに弁当に舌づつみを打つのも悪くは無かった。

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「中耕除草機」を使って田んぼの除草作業

2010年06月10日 | セカンドルーム

 

予定を繰り上げて、「中耕除草機」を使って、田んぼの除草作業をすることにした。
明日から、また名古屋へ行く用があることと、田の草が予想以上に伸びているので、あまり先延ばしは出来ない。
根を張ってしまうと除草機も手に負えなくなるので、やった方がいいだろうとの、師匠の助言で急遽始めることにした。
7時半にスタートしたが、既に太陽が田んぼを照らし、気温も上昇していた。

田に入ると、外からは見えなかった草が密生し、好天が続けば数日で稲の背丈まで伸びそうだ。


一条押しの「中耕除草機」は、稲と稲との間を押したり引いたりを繰り返しながら、前に進んでいく。


ソリ状の鉄板の後ろに二重連の回転する爪が付いていて、草を掻き取り泥の中へ押し込んでいく。
鉄の爪は草を取る以外に、表面の泥を天地返しして酸素を供給し、泥の中の不要成分のガス抜きもする。
優れものの人力道具を操るには、泥に沈んだり足を取られたりしながら、文字通り「365歩のマーチ」の世界で、前進と後進をしながら少しずつ前に進む、牛歩のような根気が要る。


澄んだ水は鉄の爪で攪拌されて泥水に変わっていく。 泥水は太陽光線を十分吸収するので、水温は上昇して稲の成長も促す。
いい事ずくめの道具であるが、手間と体力勝負に勝てず、除草剤や化成肥料に頼る気持ちが分らないでもない。
縦列は除草機が使えるが、横は手作業となる。


除草機の要領で手で草を掻き取り、泥の中へねじ込んでいく。
この作業をしながら、倒れた苗を起こし、欠けた部分を補植する。

小さな田んぼであるが、すべての作業を終えるのに、たっぷり5時間かかった。
8月まで、この作業をあと6回繰り返せば、良い米が取れると言われているが、「田んぼジム」のトレーニングはちょっと手強かった。
日焼けを気にして手伝おうとしない助手は日傘をさして、牛馬の如く働く農夫の姿をのんびり見物していた。


泥田の中から出てくると、名古屋の夜景が新鮮に見えた。

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草刈り

2010年06月09日 | セカンドルーム

 

ここ数日の好天で、畑はすっかり乾燥してしまった。
一雨ほしいところだが、今週中は見込みが無さそうだ。
今日も炎天下で、田んぼの畦と庭の草刈りをやった。


どちらも、ちょっと虎刈り気味だが、刈り終わってすっきりした。
山の緑が濃くなってくると、秋や夏の味覚の兆しを見つけることが出来る。

渓谷沿いのクルミは、小さな実をいっぱい付けている。
今は実が軽いので空に向かって立っているが、秋になるとぶどうの房のように垂れ下がって、やがて熟して地面に落ちてくる。
殻が固いし実も小さいので、もっぱらリスやネズミの餌になっているが、人が食べても味が濃厚でとてもおいしい。

 
桑の実や野いちごも、青い実を付けている。
これは今月の下旬か7月の上旬には、赤や黄色に熟して甘い香りを放つ。
甘酸っぱい味は、虫や鳥たちも好きなのか、群がってやって来る。
虫が来たときが食べ頃と思って摘み取って食べているが、やはり虫の知らせが当たっている。
動物や昆虫の好みは、人と共通しているので、時にはいさかいの元になる。
畑の作物も、間もなく収穫の時期になるが、動物たちは野山も田畑も区別が付かないので厄介だ。

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水田「中耕除草機」を借りてきた

2010年06月08日 | セカンドルーム

 

紫外線を浴び過ぎたのか、顔の皮膚が干からびて痒くてたまらない。
今日も曇っていて、じりじりと皮膚を焼くような日差しは無かったので、菅笠を被らなかったのがいけなかったようだ。
曇天でも紫外線の量は多く、6月は年間を通して一番多い時期なので油断できない。
かがんで田の草を抜き取る作業は、水面からの反射をモロに顔に受けるし、標高が高い場所なので紫外線も多いと言われている。
シミやシワ対策は手遅れでどうしょうもないが、皮膚が剥けたり痒いのは辛い。
昼間は外へ出ないことが、最大の対策だが、まさかそんな悠長なことを言っていられない。

その対策の一つとして、近所の人から使わなくなった「水田中耕除草機」を借りてきた。
これを使えば、水面からの照り返しも多少は避けられるし、作業時間も短縮できる。
この人力除草機は、除草剤を使わなかった頃は、どこの農家でも使われていた道具だが、今は見かけることは殆ど無くなった。
構造は極めて簡単で、除草機を押していくと、爪が回転して草を掻き取り、泥の中に埋め込んでいく。
除草以外にも、泥を攪拌する事で有毒ガスを排出し、酸素を供給して稲の成長を促す効果もある。
1シーズンに7回やれば、肥料無しでも稲が育つと云われているが、手間が掛かるので廃れてしまった。
一部、無農薬で米づくりをする人たちや、除草剤に抵抗力のついた雑草の除去に使われる程度である。
まだ苗が十分根付いていないので、水田を攪拌出来ないが、あと1週間もすれば、新兵器の出番を迎える。
昔ながらの中耕除草機で、紫外線の防除と雑草除去の両狙いでやってみよう。

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田んぼを彩る花々

2010年06月07日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は、朝から高曇りで蒸し暑かった。
こういう日はブヨや目せせりなどが多くて鬱陶しいが、今年はあまり虫を見かけない。
今朝も田んぼに入って草取りをしたが、虫に刺されることは無かった。
どう云う訳か、今年は田畑にいる虫が少ないようだ。
その一方で、初夏の花が次々に咲き始めた。
田んぼの脇のポピーが満開になったが、雑草に埋まりそうなので、ぼつぼつ草刈をしなければならない。
飛騨の人たちは花好きが多く、田んぼの畦やのり面に色々な花を植えて楽しんでいる。


集落の人たちは、夏の間に何度も草刈りをして、牛舎に敷いたり、堆肥に利用している。 花を避けて草を刈るのは面倒だが、労をいとわず花を残している。


マーガレットが見ごろで、水面に可憐な姿を映している。

 
少し派手めな芍薬も咲き始め、まだ蕾も多いので、しばらくは楽しめそうだ。

いずれアヤメかカキツバタと云われるが、この花はアヤメだろうか。
今まで静かだった畦や農道で、つぶ揃いの美女たちがけんを競っている。

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高山へ

2010年06月06日 | セカンドルーム

 

今朝、名古屋を発って高山へ戻ってきた。
いつもはユキ(柴犬)と一緒のドライブであるが、今日は珍しく助手も乗り込んできた。
寒い間はほとんど寄り付かなかったが、暑くなると来る回数が少し増える。
早くも名古屋は夏日を迎えていたので、飛騨の涼風が恋しくなったのだろう。
高山の市街地から見る笠が岳の雪形も、おぼろげながら代馬の形が認められる。
昔は雪形を見て、田植えを始めたといわれているが、だんだん時期が早くなって、どこも田植えは終わっている。
北アルプスの残雪もめっきり少なくなり、初夏から夏の装いに変わっていく。


気になっていた田んぼも、近所の人に水遣りを頼んであったので、稲は順調に育っていた。


苗を植えた畑のトウモロコシも根付き、種を直播きした別の畝からも小さな芽が出ていた。
他の作物も、日照り続きで乾燥気味であったが、水をまいたら元気を取り戻した。

野良仕事を終わり、新聞を読んでいる間に1時間ほど寝てしまったが、ユキも長旅に疲れたのか、大の字になって寝ていた。
ようやく飛騨も、うたた寝が気持ちのいい季節になった。

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四十九日法要

2010年06月05日 | セカンドルーム

 

名古屋のお寺で、親戚の四十九日の法要と納骨式があったので、お参りをしてきた。
両親が健在で小さい子供を残しての旅立ちは、思い残すことも多かったことだろうと、切ない気持ちが募った。
健気に手伝いをする、子供の姿はいっそう悲しみを誘う。
法要と納骨を終え、土に還って行ったが、僅か49日間で親族の悲しみが癒えることは無い。
死は突然訪れることが多く、家族は心身ともに疲労困憊の中で通夜や葬儀の段取りを決め、悲しみに浸る間もなく、7日ごとに法要を営み今日の忌明けを迎えた。
納骨式は、遺骨を墓に納める儀式で、これが済めば死者は極楽浄土へ旅立つといわれている。

私も親から受け継いだ墓や仏壇を守り、先祖の供養を寺との関わりの中で続けている。
墓参りやお盆、お彼岸などの行事で、先祖を偲ぶ良い機会になっているが、娘3人が嫁いでしまった後は、いずれ途絶えることを覚悟しなければならないと思っている。
昨今は葬式が要る要らないの議論が起こっているが、核家族や少子化が進む中で、当然の議論と思うし、寺の役割も変わらざるを得ないだろう。
自然葬を願う人も増えているようで、遺灰を思い出の海、山、川などにまいて、墓も位牌も残さない自然派もいるという。
墓石が林立するマンモス墓地や、狭い納骨室に納まるよりは、開放的で天国へ旅立つのにふさわしい場所のように思う。
この分野の法整備は進んでいないが、節度を守って行えば、文字通り「自然に還る」を実践できるだろう。
いずれ直面する問題を、はからずも親族の法要で考えさせられたが、自分に置き換えると、何も出来ない迷える衆生の一人と自覚するだけであった。

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名古屋へ

2010年06月04日 | セカンドルーム

 

今日も飛騨地方は、6月の五月晴れで太陽がギラギラと眩しい。
早朝は濃い霧で辺りが見えなかったが、田んぼから戻る頃は空も晴れ上がり、気持ちの良い朝となった。


毎朝、畦を一周して異状が無いかを調べ、水が足りなければ水を遣り、倒れた苗があれば起こしたりして世話をしている。
田の水底をよく見ると、除草剤を使わないので、早くもタベ(稗科の雑草))やセリなどの芽がびっしりと付いている。
好天が続いて、稲も成長していくが、それに負けない勢いで雑草も育っていく。
未だ抜き取るほどに大きくなっていないが、間もなく田の雑草との戦いが始まる。
午前中は畑の草を取り、スイカとメロンの苗を植えた。
毎年、収穫前に動物に荒らされ、おこぼれを食べているような状態なので、今年は防除柵をしっかり作って作物を守りたい。
畑と田んぼにたっぷり水を遣って、午後名古屋へ向かった。
農繁期に留守にするのは辛いが、今月は欠かせない義理や付き合いが重なって、度々名古屋を往復することになる。
お供をするユキ(柴犬)は迷惑かも知れないが、休憩スポットでは息抜きを楽しんでいるようだ。


馬瀬川で涼をとり、長良川SAのドッグランで走り回って、開放感を味わい、3時間ほどで名古屋に着く。


車からおりた夕方の名古屋は、真昼の飛騨より暑かった。

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今日の畑仕事

2010年06月03日 | セカンドルーム

 

 

ポットで育てていたエンドウの苗がが大きくなったので、畑に移植して支柱を立てた。
毎年、晩秋に畑に直播きし、発芽したところで藁で覆って越冬していたが、今回は全滅していた。
止む無く今年は春蒔きをしたので、例年に比べると時期が遅れている。

近くの耕作放棄地から、手ごろな竹を10本ほど切り出してきた。
以前は田んぼだったが、雑木や竹が密生して、耕作していた痕跡はまったく無い。
毎年見ていると、利用することの無い竹が勢力を増しながら、テリトリーを増やしていく様子がよくわかる。
塩ビの支柱やネットなどは、どこでも買えるが、身近で利用できる材料があれば、それを使うようにしている。

竹と麻紐を組み合わせて作った支柱の見栄えは悪いが、エンドウのつるは這い易いようだ。
順調に行けば、1~2週間で紫や白い花が咲き、下旬には絹さやエンドウとスナックエンドウの収穫が出来る。
家庭菜園も、少しずつ賑やかになってきた。

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飛騨牛の繁殖農家

2010年06月02日 | セカンドルーム

 

青空が清々しい朝だったが、空気は冷たく肌寒かった。
6月になっても、五月晴れが続き緑が爽やかだ。


田んぼの早苗も根付いたようで、直立して少し背丈も伸びてきた。
気温は低めだが、強い日差しを受けて作物は良く育つ。

口蹄疫が依然として猛威を振るっているが、集落の飛騨牛繁殖農家も落ち着かない日々を送っている。
いずれの農家も、年間数頭の子牛を出荷する程度の小規模農家で、家族のようにかわいがって育てている。ほとんどが年寄りの仕事で、年中無休で手塩のかけて育てる姿は、傍らで見ていても頭が下がる。
県では種牛の隔離方法を検討したり、万一に備えた対策なども練っている。

農家も牛舎や敷地にポスターを貼って、感染に備えている。
飛騨牛が全国ブランドとして定着したのは、種牛「安福号」の功績が大きいと云われている。
生涯4万頭ほどの子牛を産み、現在も精子は凍結保存され使用されている。
余りにも安福号に頼りすぎたため、遺伝的な問題が発生し、県は問題のある交配は行わないように指導している。
県畜産研究所で、死後13年間凍結保存されていた安福号の臓器細胞を使った、クローン牛が誕生したことも報じられている。
肉質の良い牛の大量生産の可能性が見えてきたと、研究者は誇らしげに語るが、神の領域に踏み込む恐ろしさを感じる。
宮崎では既に10万頭以上の牛が殺処分され、農家の悲しみや苦しみは如何ばかりかと察して余りあるが、生命倫理を無視した行為が禍の根源にあるように思えてならない。

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新緑の候

2010年06月01日 | セカンドルーム

 

家の周りはすっかり緑に覆われて、庭と山の境がわからなくなってきた。
桜以外は、自然に生えた木ばかりなので、手入れは邪魔な枝を切る程度で、あとは伸びるに任せている。


芽吹きが一番遅い栗の木も若葉がそろい、強い香りを放つ花穂を付ける日も近い。


つぼんでいた朴の葉も、大きく開いて緑陰を作っている。


若葉でくるんだ朴葉餅や朴葉ずしは、独特な香りがあり、飛騨の郷土料理として人気がある。


去年の秋に裏山で伐採して、薪用に積んで置いた丸太から、知らぬ間に小枝が出ていた。
山に戻しておけば、幹を栄養にして成長し、やがて地面に根を張ることだろう。

椎茸の菌を打って、寝かせておいたほだ木からも、小枝が出ていた。
十分乾燥したつもりだったが、冬は雪が多く、春も雨の日が多かったので、芽吹くほどの水分や養分が残っていたのだろう。
ほだ木は、これ以上小枝に養分を取られたら、きのこの発生に支障をきたすので、枝は取り払った。
薪用の木は、枝が付いたまま森に戻すことにした。
今は生命が躍動する時期で、小枝を切って地面に挿して置けば根付くし、切り株からは小さな芽がたくさん出ている。
森は常に世代交代しながら、命が引き継がれていくようだ。

 「飛騨の山里暮らし」6月号をUPしたのでご覧ください。

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