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日本唯一?の俊足DF(坪井慶介)

2006-12-08 21:14:43 | 浦和レッズ
私が、坪井慶介選手を初めて見たのは、2002年のさいたまスーパーアリーナで開かれたレッズフェスタでした。このとき、新加入だった坪井は、当時新加入だった堀之内や平川らと一緒に、豚汁の販売をやっていました。豚汁の代金を入れる箱を、首から紐で吊って立っていた坪井に、私は代金を入れたことを記憶しています。(名前を書いたゼッケンをつけていたので、顔を知らなくても名前はわかりました。)

このときの印象は、「大卒ルーキーなのに、ずいぶんきれいに刈り上げられた坊主頭だな」ということでした。もちろん、当時は彼が坊主頭にこだわりがあったことは知りませんでしたが、そんな人が浦和の歴史を築く選手になるということは、もっと思いませんでした。

坪井の能力に、一番最初に気付いたのは、当時のオフト監督です。DFながら足が速く、当時のオフト監督のマンツーマンディフェンスの戦術に合わせて、マークする相手をどこまでも追いかけてくれる選手でした。井原が後ろをカバーして、坪井と内舘で相手を追いかけるマンツーマンは、相手にとっては非常に疲れさせられる戦術だったことでしょう。

この年、坪井はフェアプレー個人賞を受賞し、ファウルしないDFとして次第に浦和サポ以外にも名前が知られるようになります。ジーコ監督が日本代表に選んだ2003年は、坪井にとって飛躍の年で、マンツーマンはそのままでも、次第にマークするところと、マークを捨ててスペースを埋めるところの区別ができるようになってきました。初ゴール(G大阪戦)もこの頃です。

ただ、翌年に代表戦で、足の筋肉を断裂する重傷を負ってしまいます。レッズの2ndステージ優勝の瞬間は、ピッチにいませんでした。スピード型のDFなので、足が遅くなってしまったら、彼自身の価値がなくなってしまう心配がありました。

しかし、懸命のリハビリの成果で、2005年以降は不動のレギュラーに復帰しました。日本人でなかなかいない、俊足DFとしての価値は大きく、ジーコ監督もオシム監督も代表に呼ぶほどです。上背はあまりありませんが、ヘディングも決して苦手ではなく、一回り大きい外国のFWが相手でも、懸命に体をつけてフリーでヘディングをさせません。

そんな坪井の目標は、31歳で迎える南アフリカW杯でしょう。十分行けるだけの能力はありますから、怪我をできるだけしないように、無事是名馬の精神で、その日を迎えて欲しいものです。
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