南アフリカW杯プレビュー(日本以外)

いよいよ、南アフリカW杯の開幕が今夜に近づきました。日本代表のプレビュー記事は試合の前日に書くことにして、今日は日本以外の注目点を書きます。

まずは、「史上最弱の開催国」と言われながら、パレイラ監督の就任で流れを変えた南アフリカです。長年チームを支えたベテランのマッカーシーを外しましたが、ブラジルを世界一に導いたパレイラ監督の手腕は相当のようです。

南アフリカはメキシコ、ウルグアイ、フランスと開催国にしては厳しい組に入れられましたが、今日のメキシコ戦を勝てば、地元サポーターの後押しもあるだけに勢いに乗る可能性もあります。

注目選手はさまざまな番組で紹介されているでしょうが、上位に進出してチームを牽引するという意味ではブラジル代表のカカが最有力候補です。ただ、W杯の注目選手の予想は難しく、前回のドイツ大会でもジダンのMVPを予想した方はほとんどいなかったでしょう。

そもそも、世界各国の力が均衡しているからW杯は面白いので、どこが上位になるか予想できないのは当然なのです。監督が手腕を疑問視されているマラドーナなので、アルゼンチンの評価は高くないですが、もしアルゼンチンが上位に来ればメッシのW杯と言われるかもしれません。

C・ロナウドもポルトガルの前評判が高くないので、上位進出という意味では疑問視されています。しかし、先ほど述べたカカのいるブラジル代表と1次リーグで当たるのは注目カードです。同じチーム(Rマドリード)所属だけに、対戦が見られるのは夢のカードです。

また、ポルトガルとブラジルは旧宗主国の関係で、言葉も同じですから、選手が言葉で挑発するとすべて相手に伝わります。あまり荒れるカードにならないで欲しいです。

欧州選手権を華麗なサッカーで制したスペイン代表の試合も注目です。予選は10戦全勝と余裕で通過しており、負傷者も戻ってきました。今回は初めてスペイン代表の実力で「無敵艦隊」の称号を勝ち取っており、その華麗さを本大会でも発揮できるかは注目です。

個人的にはドイツ代表のクローゼです。彼はW杯に強い選手で、W杯通算10得点は現役選手ではダントツのトップです。彼がこの大会で5点以上取るとロナウドの最多ゴールに追いつくので、それも期待しています。