ちょっと古い試合のネタで恐縮ですが、今日は先週土曜の韓国対ギリシャからです。ギリシャはW杯では未勝利の国で、一見弱そうに思えるかもしれませんが、2004年の欧州選手権で優勝した実力国です。当時の戦術は相手2トップにマンツーマンでマークをつけて、セットプレーなどの少ないチャンスを確実に決めるサッカーでした。
監督は当時から変わっておらず、ドイツ人のオットー・レーハーゲル氏です。当時のメンバーもセイタリディスや数人残っています。守備的に戦って少ないチャンスに賭けるスタイルは当時と同じでした。しかし、韓国はギリシャがセットプレーの強さを自慢にしているのを逆に利用しました。
それは、セカンドボールを拾ったら素早く縦に展開という、シンプルなカウンターでした。前に走るのは得意でも、後ろに走るのは得意ではないという選手も、例に出して恐縮ながら闘莉王あたりがいますから、この韓国の縦に走るサッカーにギリシャは後ろを向かされてしまいました。
先制点はギリシャのお株を奪うセットプレーでしたが、これは前半の早い時間だったので、カウンターを狙うには絶好の条件が揃っていたことも韓国に幸いしました。朴智星の個人技に関してはさすがマンチェスターUとうなるしかありません。
ただ、2点リードされて攻めるしかなくなったギリシャも、必死の反撃を見せました。セイタリディスあたりがボールを持っての、アーリークロスで長身FWの頭を狙う比較的単調な攻撃ではありましたが、体力的には韓国に勝っているギリシャの攻めの前に、韓国DFは辛くもクリアでしのがざるを得ませんでした。
それでも、それを守りきっての2-0の勝利ですから、価値は十分あります。アルゼンチン戦こそ1-4の完敗を喫しましたが、同じ勝ち点のギリシャに得失点差は同点ながら総得点で1点リードしています。これは最終戦のナイジェリア戦で引き分けても決勝トーナメントに行ける可能性があるということで、監督はアルゼンチン-ギリシャの途中経過を常に頭に入れながら状況に応じて戦い方を変える必要があるでしょう。
監督は当時から変わっておらず、ドイツ人のオットー・レーハーゲル氏です。当時のメンバーもセイタリディスや数人残っています。守備的に戦って少ないチャンスに賭けるスタイルは当時と同じでした。しかし、韓国はギリシャがセットプレーの強さを自慢にしているのを逆に利用しました。
それは、セカンドボールを拾ったら素早く縦に展開という、シンプルなカウンターでした。前に走るのは得意でも、後ろに走るのは得意ではないという選手も、例に出して恐縮ながら闘莉王あたりがいますから、この韓国の縦に走るサッカーにギリシャは後ろを向かされてしまいました。
先制点はギリシャのお株を奪うセットプレーでしたが、これは前半の早い時間だったので、カウンターを狙うには絶好の条件が揃っていたことも韓国に幸いしました。朴智星の個人技に関してはさすがマンチェスターUとうなるしかありません。
ただ、2点リードされて攻めるしかなくなったギリシャも、必死の反撃を見せました。セイタリディスあたりがボールを持っての、アーリークロスで長身FWの頭を狙う比較的単調な攻撃ではありましたが、体力的には韓国に勝っているギリシャの攻めの前に、韓国DFは辛くもクリアでしのがざるを得ませんでした。
それでも、それを守りきっての2-0の勝利ですから、価値は十分あります。アルゼンチン戦こそ1-4の完敗を喫しましたが、同じ勝ち点のギリシャに得失点差は同点ながら総得点で1点リードしています。これは最終戦のナイジェリア戦で引き分けても決勝トーナメントに行ける可能性があるということで、監督はアルゼンチン-ギリシャの途中経過を常に頭に入れながら状況に応じて戦い方を変える必要があるでしょう。