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堅守速攻(南アフリカ対メキシコ)

2010-06-12 11:45:20 | ワールドサッカー
南アフリカW杯が始まったので、おそらく連日W杯ネタのマニアックな記事が並ぶことになるでしょう。今日は開幕戦、南アフリカ対メキシコからです。南アフリカはかつてブラジルを世界一に導いたパレイラ監督が就任してから、12戦無敗という好成績を収めています。親善試合であまり強い相手と当たっていなかった事情はあるにせよ、前任者のサンタナ監督が2勝8敗だったチームを12戦無敗にした手腕はどうなんだろうという思いを持って見ました。

その理由は、堅守速攻型のチームを作ったことでした。立ち上がりは個人技に優れるメキシコに自由にボールを回され、特にメキシコを右サイドに起点を作られて何度もクロスを浴びました。正直、この内容では勝てないと、南アフリカの苦戦は必至と思われました。しかし、前半を何とか0-0でしのぐと、相手に突破されていた左SBを交代させて、後半に入ると持ち味を見せます。

確かにスペインのような華麗なサッカーではありません。パスの回数も少なく、縦パス一本で抜け出すシンプルなサッカーです。しかし、その一回をシャバララが豪快なシュートを突き刺して、南アフリカは1点先制します。南アフリカの民族楽器のブブゼラが響く、独特の雰囲気のスタジアムを味方にできるチャンスでした。

しかし、さすが4大会連続ベスト16のメキシコの底力はありました。試合の序盤は相手の4バックの予想の裏をかき、バルセロナ所属のマルケスを最終ラインに入れた急造3バックで相手を撹乱すると、先制点を相手に取られた後もリトリートする相手に対してボールを回して対抗します。

結果的にメキシコの得点はセットプレーの流れでしたが、内容的にはメキシコの方が良かったという試合だったので、1-1の引き分けという結果はメキシコサイドには不満かもしれません。同組のフランス対ウルグアイが0-0に終わったので、この組は結果的には「何も始まっていない」状態です。ここからどうやって勝ち点を積んでいくか、まだ結果は先のことです。
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