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Kobby loves 埼玉&レッズ

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内容は悪くても(6/14日本対カメルーン)

2010-06-15 18:53:38 | ワールドサッカー
もちろん、私も日本人の一人として、祖国の代表チームが勝ち点3を取った事実は嬉しいです。勝つことは何よりも効果の大きい良薬ですから、これからのオランダ戦、デンマーク戦に良い影響が出るでしょう。

しかし、カメルーン戦の内容をシビアに見ると、日本がいいサッカーをしてカメルーンを圧倒した試合ではありません。期待を集めていた本田圭佑の1トップも、今回は得点という形で結果を出しましたが、彼のキープはほとんどがサイドで、真ん中で相手の一番厳しいプレッシャーの中でキープするのはつらそうでした。

また、攻撃の終わり方も、ロングボールが無駄にゴールラインを割ってしまうものが多く、しっかりシュートやクロスで終われていません。阿部勇樹をアンカーで起用したことで、攻撃の枚数が一人減っている事情はありますが、昨日は遠藤も長谷部も走れていたので、もう少しキープして時間を作れればもっと良かったと思います。

そういう試合を勝利で終えることができたのは、守備陣の頑張りが大きいです。左SBの長友は、攻撃参加という自らの持ち味を消しても、とにかくエトーをフリーにさせないことに神経を尖らせていました。その結果、エトーのシュートはわずか1本で、カメルーンがエトーをCFでなく右ウイングで使った采配も日本に幸いしました。

阿部勇樹はバイタルエリアをがっちり固めてカメルーンにミドルシュートを許さず、中澤、闘莉王のCBは焦って放り込んできたカメルーンのパワープレーを落ち着いて跳ね返しました。カメルーンの19番が放ったミドルシュートがクロスバーを叩く幸運もあって、見事初戦勝ち点3のスタートを切れました。

ただ、この試合はカメルーンが良くなかったから勝てたという事情もあります。日本と同じように前線へのパスはゴールラインを割り、FWウェボがあまり動いていなかったという理由もあったようです。

この試合の前に見たオランダ対デンマークの組織的な攻防を見ると、今のままではこの二チームから勝ち点を取るのは難しそうです。連動性、キープ、そしてオーバーラップという日本の良さをすべて出してようやく五分という相手です。浮かれずに、残された時間を是非有効に過ごして欲しいです。
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