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W杯にまつわる「事件」

2010-06-24 18:55:02 | ワールドサッカー
今回の南アフリカW杯では、毎回起きる監督と選手の対立話は聞こえておらず、珍しく平穏なW杯になるのかなと思っていました。しかし、マネジメント能力の足りないアフリカのチームではなく、サッカー協会もしっかりしているはずのフランスに事件が起きたのには驚いています。

主力FWのアネルカが監督に暴言を吐いたという話ですが、選手が練習をボイコットしたという話を聞いた時点でフランスの1次リーグ敗退は決まったようなものでした。しかし、W杯のように大人数が集まる長期の大会では、こういうことは珍しくありません。以下に例を挙げます。

・W杯ボイコット未遂事件(2006年トーゴ)

選手と協会がボーナスをめぐって対立して、すでに2敗して1次リーグ敗退が決まっていたため、最終戦をボイコットしようとする意見が選手から出ました。しかし、本当にやったら永遠にW杯に出られなくなる上に多額の罰金を課されるという話で、何とか最終戦のピッチには立ちました。当然3戦全敗でしたが。

・消えた「気まぐれエース」(2002年スロベニア)

当時、小国スロベニアのエースだったのは、唯一の世界的選手だったザホビッチでした。しかし、初戦のピッチには立ったものの、監督と対立して追放になってしまい、映像では見ることができませんでした。

・問題発言(1998年コロンビア)

当時、コロンビアのエースストライカーは欧州でその身体能力で鳴らしたアスプリージャでした。この大会でも活躍が期待されていましたが、第2戦で途中交代を命じられたことに腹を立てて「監督はえこひいきしている」とマスコミに話してしまいました。当然監督批判でW杯のメンバーから外され、チームも1次リーグで敗退しました。

・ドーピング(1994年マラドーナ)

当時、麻薬を服用した件で所属チームを解雇されていた34歳のマラドーナが代表に入ったのは大いに驚きました。日本代表との親善試合も予定されていたのですが、マラドーナが麻薬歴で入国を拒否されてキャンセルされました。

そんなマラドーナは1次リーグの2戦目までは、全盛期は過ぎていたとはいえ、さすがマラドーナという技術を見せます。しかし、興奮剤服用のドーピングが見つかり、マラドーナは大会から除外され、チームが混乱したアルゼンチンもベスト16で消えます。

こうして見ると、毎回何か起きているもので、これだけの大人数が常に整然としているのは世界的に見ると、難しいことなのかもしれません。
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