Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ママさんなでしこ、引退(宮本ともみ)

2012-12-22 17:03:26 | レディース
今日は冷たい雨が降り、あまりにも寒かったのでNACK5スタジアムはキャンセルして、自宅で皇后杯準決勝の2試合をテレビ観戦していました。戦術的な面白さはスタジアムに行った方がわかりますが、選手情報などテレビでなければわからないこともあります。

その選手情報の中で、伊賀FCのボランチ、宮本ともみ選手が引退するという情報は時の流れを感じます。宮本は元なでしこジャパンで、アテネ五輪の8強に貢献した守備のスペシャリストです。

今日のプレーを見る限りではまだまだ中心選手で、とても引退する選手のようには見えませんが、33歳という年齢と子供との時間のこともあったのでしょう。宮本といえば産休から復帰したママさん選手の走りです。

他の競技でも谷亮子(柔道)、赤羽有紀子(陸上)、岡崎朋美(スケート)など産休から復帰する選手は出てきていますが、サッカーの代表クラスでは宮本が最初です。なでしこリーグなら試合は基本的に週末なので、夫に子供を預けることもできますが、代表ということになると本人は夫が子供を見られないので無理と思っていたようです。

しかし、当時の日本サッカー協会会長、川渕キャプテンが粋な計らいをします。代表合宿にベビーシッターを置いたことです。当時のなでしこの戦術は、酒井、宮本が後ろで守備を固めてトップ下の澤は攻撃に専念していいという布陣でした。宮本は当時のなでしこでは必要な戦力だったので、ママさんのなでしこという史上初の出来事が実現しました。

また、宮本といえば168cmと女性としては大きいので、セットプレーのターゲットとしても使えました。なでしこ時代にフィジカルの強さを生かした守備のスペシャリストという印象が強いですが、点に絡むこともあった選手でした。今日のプレーではポジショニングのセンスはさすがベテランで、中盤でパスを回せる位置を正確に取っていたのは印象に残りました。

しかも、ラストゲームで点も取っているあたり、記録にも記憶にも残る選手だったのではと思います。伊賀FCは残念ながらPK戦で敗れ、決勝進出はなりませんでしたが、前身のプリマハム時代からチームを支えた宮本の最後の試合という印象は残りました。レッズレディースのことは明日、ネタがなかったら書こうと思います。
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フィレンツェの思い出

2012-12-22 10:19:45 | 雑記
天皇杯で勝ち残っていればまだ浦和のことを書く予定でしたが、敗退したためしばらくオフネタで我慢してください。私は1999年のGWにワールドサッカーを巡るマニアックな旅をしています。土曜日にリバプール、日曜日にフィレンツェ、月曜日にローマで3試合を見ています。

その中では地中海沿岸の典型的な乾燥気候が表れていたフィレンツェが印象的です。ローマ空港からフィレンツェへ向かうバスの中から見た風景は、緑がほとんどなく赤茶色の乾燥地帯が広がっていました。フィレンツェのレストランで注文したサラダは日本のようなみずみずしいものではなくパサついていました。

こういうところを見ていると、フィレンツェという町を作ったときは渇きとの戦いだったのだろうと想像ができます。天井川という、周囲の平地より高い位置を流れる川も初めて見ました。内陸都市のフィレンツェは海へのルート作りも発展の課題だったそうです。

私の旅はマニアックなスタジアム巡りだったので、フィレンツェにいながら観光のことは何も考えていないツアーでした。ホテルは郊外にあって街の中心部には出られないと聞かされていました。しかし、ホテルのロビーで地図を見ると、街の中心部までは片道で3kmほどでした。

当時、私はマラソンを趣味にしていました。長距離を走ることが習慣になっていれば1kmを5分で走ることはそれほど大変ではありません。中心まで15分、しかも出発は午前10時なら早起きすれば行けると俄然元気になってきました。

フィレンツェはローマのように地下鉄を使わないと観光地を巡れないような大きな街ではなく、コンパクトに観光地が固まっていました。中央駅の目の前にあった白い建物がフィレンツェ最古の建造物の礼拝堂で、フィレンツェの象徴のドゥオモも走ればすぐに見つかりました。

朝早い時間だったので、ウヒッツィ美術館の中を見られなかったのは残念でしたが、フィレンツェのどこに何があるかはだいたい把握できた、面白いトレーニングでした。もっとも、お金もパスポートも持たないで走った、今振り返ると若いからできた無謀なトレーニングだったなと思います。今ならタクシーで行くでしょう。
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