今日は急遽生観戦取りやめで、テレビ観戦でした。生観戦恒例のマニアック分析を書けるほどは情報は持っていませんが、現時点でわかっていることを書きます。
この試合は柏がACLのベスト16、全北戦を戦って中3日、浦和は中7日と試合間隔に差がありました。全北に2度勝った柏なら、たぶんその勢いで浦和戦もコンディションを合わせてくるはずと思っていましたが、この試合を見る限り、韓国の移動も含めた連戦は柏を大きく消耗させていることは隠せませんでした。
その消耗度が出たのは、柏が3ラインをコンパクトに保てない事実でした。最終ラインが押し上げ切れずにバイタルエリアで浦和にボールをキープされ、浦和が自在にボールを回せていたのを見れば、たとえ試合開始直後にカウンターからFW工藤が浦和GK加藤が来る前にロングシュートを放っていた事実を見ても、この試合は勝てそうだという感触は変わりませんでした。
この試合は最終スコアは6-2と浦和の大勝に終わり、2点取っている柏木やマルシオが目立ちますが、実際に効いていたのは興梠だと思います。相手の一番プレッシャーのきつい、バイタルエリアでボールをキープして散らせたのは興梠の手柄で、原口の先制点も興梠がうまくくさびに入って出したパスが起点です。
もちろん、先制点は原口のシュート技術も褒めたいと思います。相手CB渡部は原口が右足で打つと思って、右足のコースを消しに行きました。その逆を突いて、左足で巻くようにシュートを放てたのは今季の原口の成長で、左足であれだけのシュートを打てれば今季は得点量産も期待できると思います。
2点目の柏木のゴールも起点は興梠です。興梠がバイタルエリアで持って相手DFを引き付け、サイドに回せば梅崎がまったくのフリーで、梅崎の実力なら質のいいクロスを上げるのはそれほど難しいことではありませんでした。もちろん、そのクロスの質を信じて飛び込んだ、柏木の献身的な姿勢は評価されるべきですが。
柏はチームが機能していないことを敵将ネルシーニョが自ら悟ったらしく、左SBを守備的な増島から攻撃的な山中に代えたり、後半の頭から3-5-2にしたり様々な戦術的修正を試みました。それが前がかりな無理につながり、カウンターから後半だけで4失点したのはネルシーニョとしてはやむを得ない采配だったかもしれません。
それでも、そういう相手を確実にカウンターで仕留められる能力は、今季の浦和の一つの成長だと思います。以前はなかなかダメ押しができないチームだった浦和ですが、ミシャも攻撃サッカーを口にするように、ようやくそれが結実し始めていることは感じました。
この試合は柏がACLのベスト16、全北戦を戦って中3日、浦和は中7日と試合間隔に差がありました。全北に2度勝った柏なら、たぶんその勢いで浦和戦もコンディションを合わせてくるはずと思っていましたが、この試合を見る限り、韓国の移動も含めた連戦は柏を大きく消耗させていることは隠せませんでした。
その消耗度が出たのは、柏が3ラインをコンパクトに保てない事実でした。最終ラインが押し上げ切れずにバイタルエリアで浦和にボールをキープされ、浦和が自在にボールを回せていたのを見れば、たとえ試合開始直後にカウンターからFW工藤が浦和GK加藤が来る前にロングシュートを放っていた事実を見ても、この試合は勝てそうだという感触は変わりませんでした。
この試合は最終スコアは6-2と浦和の大勝に終わり、2点取っている柏木やマルシオが目立ちますが、実際に効いていたのは興梠だと思います。相手の一番プレッシャーのきつい、バイタルエリアでボールをキープして散らせたのは興梠の手柄で、原口の先制点も興梠がうまくくさびに入って出したパスが起点です。
もちろん、先制点は原口のシュート技術も褒めたいと思います。相手CB渡部は原口が右足で打つと思って、右足のコースを消しに行きました。その逆を突いて、左足で巻くようにシュートを放てたのは今季の原口の成長で、左足であれだけのシュートを打てれば今季は得点量産も期待できると思います。
2点目の柏木のゴールも起点は興梠です。興梠がバイタルエリアで持って相手DFを引き付け、サイドに回せば梅崎がまったくのフリーで、梅崎の実力なら質のいいクロスを上げるのはそれほど難しいことではありませんでした。もちろん、そのクロスの質を信じて飛び込んだ、柏木の献身的な姿勢は評価されるべきですが。
柏はチームが機能していないことを敵将ネルシーニョが自ら悟ったらしく、左SBを守備的な増島から攻撃的な山中に代えたり、後半の頭から3-5-2にしたり様々な戦術的修正を試みました。それが前がかりな無理につながり、カウンターから後半だけで4失点したのはネルシーニョとしてはやむを得ない采配だったかもしれません。
それでも、そういう相手を確実にカウンターで仕留められる能力は、今季の浦和の一つの成長だと思います。以前はなかなかダメ押しができないチームだった浦和ですが、ミシャも攻撃サッカーを口にするように、ようやくそれが結実し始めていることは感じました。