Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

直球の切れ(菊池雄星)

2013-05-05 21:27:46 | 他スポーツ
今日は午前中に7km近い距離を散歩したので、午後は休息の意味でプロ野球を見ていました。カードは西武対日本ハムで、西武の先発が菊池雄星、日本ハムが武田勝でした。実績では何年もローテーションを守っている武田勝の方が上ですが、菊池も今季既に3勝でローテーションの一角を守っており、接戦が期待できました。

武田勝は、社会人野球のシダックス時代に野村克也監督の指導を受けた投手で、野村監督から「こういう球の遅い投手を育てるから野球は面白い」とのコメントももらっています。実際、球種もスライダー、チェンジアップとそんなに豊富なようには見えませんでしたが、西武打線はその左腕からの癖のあるフォーム故、打ちにくそうにしていました。ちょっとバットの芯を外された、外野フライが多いのが特徴でした。

これに対し、菊池は花巻東高校時代に甲子園を沸かせた剛速球が戻ってきた印象を受けます。ストレート以外にチェンジアップでストライクを取れるようになったのが今季の成長で、ストレートを待っていることを炭谷が読めば、2球連続チェンジアップを投げさせて打者をじらすこともできるようになっています。

また、ファンレベルではよくストレートの「切れ」の意味がわからないという話を聞きますが、私の解釈は打者の手元で球速が落ちないことだと思っています。スピードガンは打者と投手の中間付近で測っていますから、スピードガン表示は速く見えても、手元で失速していることもありえます。

今日の菊池は、そのストレートの切れと、コーナーに投げ分ける制球を見事両立して、空振りも見逃しも取れる絶妙の投球を見せました。去年は前半戦二軍だった菊池がこれほど良かったのを見るのは初めてかもしれず、結果にも現れ見事完封勝利を挙げます。

バックも助けてくれました。センター秋山は、守備なら現ソフトバンク監督の秋山幸二氏の現役時代と比べてもそん色ないところまでレベルを上げていて、9回に小谷野の背後の打球を後ろ向きで捕ったプレーは菊池を助けました。昨日はエラーで岸の足を引っ張った内野陣も今日は奮起して、バントで併殺を取るような好プレーも見せました。

もちろん、誰もが苦しんだ武田勝の癖球を、一人気にせず見事ホームランを放った「左のおかわり君」坂田の活躍も評価できます。左投手でも使えるという評価になれば、多くの試合で出番を得ると思います。
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欧州CL決勝プレビュー

2013-05-05 16:31:31 | ワールドサッカー
欧州CLの決勝は5/25にロンドンのウェンブリースタジアムで、バイエルン対ドルトムントのドイツ対決が行われます。注目ポイントは監督対決で、Rマドリードも率いた経験のあるベテランのハインケスが率いるバイエルンに対し、ドルトムントは44歳の若手監督のクロップです。

ハインケスは持っている駒がオランダ代表MFロッベン、フランス代表MFリベリーというワールドクラスの選手なので、長所を存分に発揮させる采配をします。世界最強チームのバルセロナ相手に自分たちの良さを出して2試合合計7-0と圧勝した会心のサッカーをもう一度しようとすると思います。

これに対し、ドルトムントは強豪Rマドリードと対戦した準決勝ではホームの第1戦こそ4-1と快勝しましたが、アウェイの第2戦は0-2と敗れ、トータルスコアで勝ち上がった薄氷の勝利です。決して横綱相撲で勝った訳ではありません。

もっとも、クロップ監督は若手監督らしい独自の理論を持っています。それはドイツ語でgegenpressingという、普通のプレッシングとは違って相手が出てきたところを取るプレッシングです。これが効果的なのはクロップ監督とは関係ないところですが、実例を見たことがあるのである程度推測できます。

それは、W杯最終予選の埼玉スタジアムのオマーン戦で日本代表がやったプレッシングで、相手がカウンターを狙おうと前に出たところを取れば面白いようにチャンスになりました。numberのスポーツ記事を見ると、日本人のブンデスリーガ大量進出でライターの世界にも革命が起きているようで、記事を見るとドルトムントの戦術のことはシュツットガルトで対戦した酒井高徳や岡崎慎司に聞くと教えてくれました。

それによると、ドルトムントのプレッシングは効くときもありますが、あまりにも多い人数で取りに来るので、そのプレッシングをうまくくぐり抜ければ逆にチャンスになるとのことです。酒井や岡崎はそういう理由でバイエルンよりはドルトムントの方がやりやすいと話していました。

中盤の良さをのびのびと出すバイエルンの三役相撲が勝つか、失うものはない平幕ドルトムントの思い切ったプレッシングが勝つか、まだ時間はしばらくありますが、楽しみに待とうと思います。
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白いツツジ

2013-05-05 10:49:11 | 埼玉
去年のGWは天気が悪く、国立競技場のFC東京対ブリスベン戦をキャンセルしていますが、今年のGWは関東地方では天気が良く、毎日6kmを歩いています。写真は桜草公園の白いツツジです。まだ明日が残っていますが、天気と自然を堪能した、いいGWだったと思います。
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フランス代表監督のサイン

2013-05-05 07:27:49 | ワールドサッカー
お宝などない、旧家でない我が家にある、唯一の珍品は現フランス代表監督、ディディエ・デシャンのサインです。ユベントスの選手時代の1996年に練習場へ行った時に車を止めて、窓を開けてサインしてくれましたが、もう引退した選手なので正直言えば埃をかぶっていました。

それでも、デシャンの名前をフランス人の研究者に言ったら驚かれたほどで、確かに1998年フランスW杯を優勝したフランス代表キャプテンで、ワールドカップを掲げた人物です。デシャンの代表歴は長いですが、1994年アメリカW杯はまさかの予選落ちでマスコミに叩かれた苦い過去もあります。

デシャンはボランチで、現ユベントス監督のコンテとともにリッピ監督のプレッシングサッカーを支えた縁の下の力持ちです。ユベントス時代のジダンの最大の理解者で、ジダンをチームに馴染ませるために時間を割いたと話していました。

デシャンはユベントスのサッカーがあまりにも体力重視なので、負担がかかったデシャンは筋肉だけで1年で3kg体重が増えたとのことです。そのユベントス時代はデシャンのベストの時期で、チェルシーに移籍してからは輝きは消えました。

引退したデシャンは、母国フランスに戻り、モナコの監督になります。ここでは欧州CL準優勝と結果を出します。その後は2部に降格した古巣ユベントスを1年で1部に戻す困難な任務を引き受け、見事期待に応えます。

しばらく名前を聞かなかったので、どうしているか気にしていましたが、なんとフランス代表監督とは驚きました。デシャンに課されたノルマはブラジルW杯出場権ですが、予選ではスペインと同じ組に入れられる不運で1位通過は厳しく、2位のプレーオフも考えておかないといけないでしょう。

このデシャン監督は、ホームの日本代表戦で敗れ、日本代表にとってはW杯優勝経験国にアウェイで勝ったのは初めてという記録を献上してしまいました。ただ、そんな監督のサインを持っているのは嬉しいことです。何かの形で、デシャンが監督として手腕を発揮することを期待しています。
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