今日は午前中に7km近い距離を散歩したので、午後は休息の意味でプロ野球を見ていました。カードは西武対日本ハムで、西武の先発が菊池雄星、日本ハムが武田勝でした。実績では何年もローテーションを守っている武田勝の方が上ですが、菊池も今季既に3勝でローテーションの一角を守っており、接戦が期待できました。
武田勝は、社会人野球のシダックス時代に野村克也監督の指導を受けた投手で、野村監督から「こういう球の遅い投手を育てるから野球は面白い」とのコメントももらっています。実際、球種もスライダー、チェンジアップとそんなに豊富なようには見えませんでしたが、西武打線はその左腕からの癖のあるフォーム故、打ちにくそうにしていました。ちょっとバットの芯を外された、外野フライが多いのが特徴でした。
これに対し、菊池は花巻東高校時代に甲子園を沸かせた剛速球が戻ってきた印象を受けます。ストレート以外にチェンジアップでストライクを取れるようになったのが今季の成長で、ストレートを待っていることを炭谷が読めば、2球連続チェンジアップを投げさせて打者をじらすこともできるようになっています。
また、ファンレベルではよくストレートの「切れ」の意味がわからないという話を聞きますが、私の解釈は打者の手元で球速が落ちないことだと思っています。スピードガンは打者と投手の中間付近で測っていますから、スピードガン表示は速く見えても、手元で失速していることもありえます。
今日の菊池は、そのストレートの切れと、コーナーに投げ分ける制球を見事両立して、空振りも見逃しも取れる絶妙の投球を見せました。去年は前半戦二軍だった菊池がこれほど良かったのを見るのは初めてかもしれず、結果にも現れ見事完封勝利を挙げます。
バックも助けてくれました。センター秋山は、守備なら現ソフトバンク監督の秋山幸二氏の現役時代と比べてもそん色ないところまでレベルを上げていて、9回に小谷野の背後の打球を後ろ向きで捕ったプレーは菊池を助けました。昨日はエラーで岸の足を引っ張った内野陣も今日は奮起して、バントで併殺を取るような好プレーも見せました。
もちろん、誰もが苦しんだ武田勝の癖球を、一人気にせず見事ホームランを放った「左のおかわり君」坂田の活躍も評価できます。左投手でも使えるという評価になれば、多くの試合で出番を得ると思います。
武田勝は、社会人野球のシダックス時代に野村克也監督の指導を受けた投手で、野村監督から「こういう球の遅い投手を育てるから野球は面白い」とのコメントももらっています。実際、球種もスライダー、チェンジアップとそんなに豊富なようには見えませんでしたが、西武打線はその左腕からの癖のあるフォーム故、打ちにくそうにしていました。ちょっとバットの芯を外された、外野フライが多いのが特徴でした。
これに対し、菊池は花巻東高校時代に甲子園を沸かせた剛速球が戻ってきた印象を受けます。ストレート以外にチェンジアップでストライクを取れるようになったのが今季の成長で、ストレートを待っていることを炭谷が読めば、2球連続チェンジアップを投げさせて打者をじらすこともできるようになっています。
また、ファンレベルではよくストレートの「切れ」の意味がわからないという話を聞きますが、私の解釈は打者の手元で球速が落ちないことだと思っています。スピードガンは打者と投手の中間付近で測っていますから、スピードガン表示は速く見えても、手元で失速していることもありえます。
今日の菊池は、そのストレートの切れと、コーナーに投げ分ける制球を見事両立して、空振りも見逃しも取れる絶妙の投球を見せました。去年は前半戦二軍だった菊池がこれほど良かったのを見るのは初めてかもしれず、結果にも現れ見事完封勝利を挙げます。
バックも助けてくれました。センター秋山は、守備なら現ソフトバンク監督の秋山幸二氏の現役時代と比べてもそん色ないところまでレベルを上げていて、9回に小谷野の背後の打球を後ろ向きで捕ったプレーは菊池を助けました。昨日はエラーで岸の足を引っ張った内野陣も今日は奮起して、バントで併殺を取るような好プレーも見せました。
もちろん、誰もが苦しんだ武田勝の癖球を、一人気にせず見事ホームランを放った「左のおかわり君」坂田の活躍も評価できます。左投手でも使えるという評価になれば、多くの試合で出番を得ると思います。