Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

月間MVP(中村俊輔)

2013-05-17 18:42:41 | 他チーム
Jリーグは初めて月間MVPの制度を作り、3月のMVPに中村俊輔(横浜FM)、4月にズラタン(大宮)を選びました。ズラタンのことは後日書くとして、昨日も少し書きましたが、好調横浜FMのキーマン、中村俊輔選手について書きます。

中村俊輔といえば、まだセルティック(スコットランド)でプレーしていた代表時代の記憶が鮮明ですが、34歳になった今の中村俊輔も持ち味を発揮しています。5/3の鹿島戦の映像を見ましたが、後ろを富沢と中町がサポートしてくれるので、中村俊輔が攻撃に力を注げるのが好調の理由だと思います。

解説の山本正邦さんがダブルボランチの富沢と中町を誉めていて、確かに彼ら二人のボール奪取能力は高いです。彼ら二人は取ったらあまり難しいことはせず、すぐに中村俊輔に預けると割り切ってシンプルにプレーしているのがいいと思います。

中村俊輔自身も、解説者からここ数年より運動量が増えたと高い評価を受けています。もともと、中村俊輔は自ら足が速くないと認めている選手で、技術で勝負するからこそ、34歳の今でも輝きを放っていると思います。

中村俊輔の最大の長所はセットプレーです。セルティック時代には欧州CLのマンチェスターU戦でFKでゴールを決めた実績を持っていますが、今でもその技術は健在で、今季CKを直接ねじ込んだゴールはベストゴールに選ばれています。

横浜FMというチームが、中澤佑二、栗原勇蔵と高さを持っているチームなので、中村俊輔もターゲットに合わせやすく、全然合いそうもないようなミスキックは少ないです。

横浜FMは中澤佑二35歳、中村俊輔34歳、ドゥトラ39歳、マルキーニョス37歳と主力の平均年齢の高さが不安材料ですが、現時点では好調です。夏場、樋口監督がどんな手を持っているかによりますが、浦和にとっては乗り越えなければいけない一つの壁なのは間違いありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急造四股名(貴ノ浪)

2013-05-17 07:27:31 | 他スポーツ
五月場所は場所中に祝日がないので、土日の5日間以外は相撲を追えないのは残念です。私の応援する栃ノ心も常幸龍も5戦全敗ですが、なぜ勝てないかもわからないのはもどかしいです。そのため、困ったときは昔の力士を取り上げます。同世代の力士、元大関貴ノ浪の音羽山親方です。

貴ノ浪は幕下時代、本名の浪岡で取っていました。十両昇進は番付運が良かった予想外の昇進で、昇進を想定しておらず急遽つけた四股名が本名から一字取った貴ノ浪です。幕内に上がったら変えると思っていましたが、出世が早く22歳で大関になったので、急造四股名をそのまま大関の名前にしました。

貴ノ浪は足の長い長身力士で、相撲はあまりうまくなかったですが、その身体能力で勝っていました。肩越しでも何でも上手を引けば勝てた力士で、はりま投げ、河津掛けのような大型力士でなければできない決まり手で勝つこともありました。

貴ノ浪の持つ記録は武蔵丸との最多対戦記録です。正確な数字は忘れましたが60回以上は対戦したはずで、本人はこの記録を「勲章」と誇っていました。こんな記録ができた理由は、貴ノ浪と武蔵丸が新入幕が同時で、大関に昇進したのも近い時期と、よく似た成長曲線をたどったからです。

晩年は大関を陥落して、平幕で取っていた貴ノ浪にとってはこの記録がモチベーションで、武蔵丸と当たる地位を守ろうと懸命の土俵を務めました。貴ノ浪の時期は元大関貴ノ花の二子山親方の下から名力士が次々育った時期で、安芸乃島、貴闘力、若乃花、貴乃花と揃って上位を占めました。

彼らの稽古量は一日100番をこなすほどの多さで、これだけ上位力士を輩出した当時の二子山部屋は活気がありました。親方が「もっと稽古量を抑えろ」という異例の指示を送るほどでした。貴ノ浪も、そんな時代の牽引役でした。

印象に残っているのは晩年で、大関陥落から10勝で大関復帰を果たし、「使者も祝賀会もない大関昇進」を達成したことです。確か8勝5敗から残り2日間を連勝して達成した10番で、気力をぎりぎりまで振り絞ってやっとの思いでの大関復帰は、親方になったときにきっと役に立つと思いました。

貴ノ浪は今は貴乃花部屋の部屋付き親方、音羽山親方です。一時病気を患い、気にしていましたが、後進の育成に全力を注いで欲しいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする