Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

2ラインコンパクト(5/29浦和対仙台)

2013-05-30 20:23:27 | 浦和レッズ
昨日の試合は、浦和のコンディションが良くありませんでした。ミシャサッカーは、苦しくなったら5バックにして守ってもいい約束事になっていますが、快勝した鳥栖戦、柏戦はそのような形はほとんど見られませんでした。しかし、仙台戦はこの苦しいときの手が何度も出ることになってしまいました。

仙台は昨年2位で、昨年のJリーグで流行りだった4-4-2の後ろの2ラインをコンパクトに保つサッカーの元祖です。浦和の3-6-1は4バックの相手には強く、うまくいけば両アウトサイドが面白いように空くのですが、このコンパクトサッカーには手こずっていて、鳥栖や仙台のアウェイ戦は全敗です。

仙台のコンパクトサッカーは運動量を要求されるので、チームコンディションに依存します。浦和は中2日、仙台は中3日とコンディション的には両者ともきつい試合ですが、コンディションをしっかり合わせてきたのは仙台でした。

このサッカーはボランチのラインまで戻ることを要求される、サイドハーフが特にきついですが、仙台の右MF太田は好調で、攻め上がる回数も多かったです。ウィルソンのドリブルも効いていて、赤嶺が不調でなければ前半で試合が終わっていた可能性もあります。

そんな試合をドローに持ち込めたのはマルシオの投入でした。柏戦の2点は一見ごっつぁんゴールですが、カウンターのチャンスに信じて走っていたからこそ得られた点です。足は速くないマルシオですが、相手の意表を突くスペースへの反応は得意にしています。

原口が得たPKはマルシオが相手MFをかわして得たカウンターから生まれています。たぶん田村が原口を倒していなければ、原口のゴールになったでしょう。PKキッカーの阿部勇樹はACL広州戦で外していたので気にしていましたが、うまく相手GKが動くのを待って逆に蹴り込みました。

相手に食らった同点弾は、途中出場のヘベルチの情報をGK加藤が持っていなかった可能性が考えられます。こぼし方が悪かった故の失点は、相手が太田や梁勇基なら、なかった失点かもしれません。

それでも、この引き分けという結果は悪くないと思います。確かに先制点を入れて追いつかれたのは残念ではありますが、内容的には勝てる試合ではなかったと思います。2位での中断期間入りは、いい位置だと思いますし、そこでの準備次第で十分戦える展開だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーストラリア戦プレビュー

2013-05-30 18:03:14 | ワールドサッカー
私は代表戦で外国の代表チームが来日するときに、日本サッカー協会のHPに載るメンバーリストを印刷して試合会場に持っていきます。所属チームと生年月日がわかると、相手の本気度や中心選手が若手かベテランかがわかります。マニアックに、代表戦で相手の動きから追うのは、たぶんあまり他にはいない観戦スタイルだと思います。

ちょっと早めのオーストラリア(以下豪州)戦プレビューにしたのは、豪州の来日メンバーが発表されたからです。GKシュウォーツァーは40歳、FWケーヒルは33歳と主力選手の高齢化は豪州の課題ですが、代表監督オジェックは世代交代は先送りしてしまいました。

豪州代表とは前回の最終予選でも対戦しており、当時から残るメンバーもいます。今回の来日メンバーリストからスタメン予想すると、GKシュウォーツァー、DFウィルクシャー、オグネノブスキ、ニール、ノース、ダブルボランチにジェディナックとミリガン、右MFにブレシアーノ、左MFにホルマン、2トップにケーヒルとアレックスです。

左SBとボランチの1枚が入れ替わっていて予想困難ですが、それ以外はアジアカップの決勝にも出てきたお馴染みの名前です。アレックスは元清水のMFで、高さとパワーの豪州が違うサッカーを模索するなら、スピード型の彼が出る可能性があります。

ただ、注目ポイントということになると、ケーヒル対吉田でしょう。前回の最終予選のアウェイ戦ではCB阿部勇樹のところをケーヒルでごり押しした豪州が、2点をヘディングで決めて逆転勝利を収めています。日本も、今回はプレミアリーグでプレーする吉田がいるので、そう簡単にはケーヒルにやられないはずと思います。

ケーヒルのプレースタイルは「とにかく点を取る」です。足元の技術はとても代表選手とは思えないほど下手なケーヒルがこれだけ国際試合で活躍できるのは、点だけは取るからです。前回の最終予選で、横浜国際競技場で自分の目の前にやってきたケーヒルの動きを観察したことがあります。

ケーヒルは手を使って押さえつけ、何回ファウルを取られても一回抜け出せば1点取れるという泥臭いプレースタイルです。日本のサッカー少年には真似して欲しくないですが、このスタイルでプレミアリーグのエバートンで長年エースストライカーでした。点を取らせなければ日本DFの勝ちと言い切れる、わかりやすい相手です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする