Kobby loves 埼玉&レッズ

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個人技だけでは勝てない(6/9ルヴァン杯浦和対甲府)

2018-06-09 23:08:23 | 浦和レッズ
今日のルヴァン杯プレーオフ甲府戦は、2-1で勝利したものの、2戦合計スコアで2-3と劣ったため敗退が決まりました。第一戦で0-2で敗れている以上、この試合は何か甲府側に作戦ミスが出て攻めるか守るか中途半端になるか、もしくは浦和が圧倒的にボールを支配するか、どちらかのシナリオしか逆転の見込みはないと思っていました。

もちろん、サポーター的には後者を期待しますが、甲府はうまくボールを回していました。常に前目に中盤を2枚置いて、浦和のボランチの間のスペースで待つという作戦を徹底したことで、甲府はボールを回しながら時間を使って逃げ切りを狙う、シナリオ通りの試合展開になってきました。

甲府が、5バックで守りながらもカウンターをちらつかせて攻撃に出るという手で、いい戦いを見せたものの、浦和にも攻めの糸口はありました。それは1トップ興梠の好調さです。立ち上がりに、ロングボールをうまく足元で収めたプレーを見て、「今日は興梠が使える」と実感しましたが、1点目になったエリア外からのシュートが相手GKのミスで入ったゴールで、この試合をわからなくすることには成功しました。

もっとも、課題も多く見られました。それは右MFマルティノスの守備意識の低さでした。相手が左アウトサイドを攻撃参加させてきたら、MFのマルティノスが守備に行かないといけませんが、マルティノスは前でぶらぶらしていることが多く、甲府にボール支配を許す一つの要因になりました。後半頭で柏木との交代でピッチを去ったのは当然の采配でしょう。

この試合で、最も可能性を感じたのは、興梠の2点目の場面でした。マルティノスのパスから抜け出した興梠が、相手GKの頭上を抜く技ありのシュートを放って、浦和はトータルスコアで一旦追いつくことに成功します。ここで、無理せずに延長戦になってもいいという、慎重な戦い方を選択することも一時可能になりました。

しかし、そのシナリオは一瞬のミスで消えます。ロングボールの処理を誤ったマウリシオが相手FWと入れ替わられ、シュートを西川周作が止めたものの小塚に押し込まれてアウェイゴールを許します。これで、浦和は勝利にはあと2点が必要になり、一気に反撃ムードはしぼむことになります。

続きはマニアック分析で。



























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パラグアイ戦プレビュー

2018-06-09 12:13:01 | ワールドサッカー
日本代表は、来る12日に、オーストリアでパラグアイ代表と対戦します。パラグアイはロシアW杯出場を逃しており、今回日本と対戦するためにわざわざ南米からやってくるので、おそらく若手主体のメンバーになると思います。日本の西野監督は、できるだけ多くのメンバーに出番を与える方針で、このパラグアイ戦ではスイス戦に出なかった選手が中心になってくるでしょう。

パラグアイは伝統的に堅守速攻のチームです。かつて、名GKチラベルトを誇り、2002年日韓大会のベスト16でドイツGKオリバー・カーンと「GK対決」を演じた好試合の記憶があります。もっとも、日本にとっては比較的苦手な印象のある相手で、1999年コパ・アメリカで0-4と惨敗し、2010年南アフリカW杯のベスト16でも0-0からのPK戦で敗れています。

今日のインタビューで槙野が「3バックになるか4バックになるかわからない」と話していましたが、さすがにこの時期では結論が出ていると思いたいです。かつての、ザックジャパンの定番の4-2-3-1がベースになるのではと予想しています。また、ハリル監督はあまり置こうとしなかったトップ下を置いて、そこからのキープでウイングを走らせる形はある程度見えてきました。

このパラグアイ戦は、月並みですが点を取るところを見たいです。形はできているといろんな選手が口にしますが、ガーナ戦、スイス戦と2試合連続ノーゴールでは説得力がありません。この試合で、代役のFWが2点くらい取って、スタメンを奪うくらいのプレーを是非とも見たいものです。

今回、W杯に臨む日本代表は、直前のハリル監督解任の影響もあって期待度は高くありません。それでも、私はW杯では日本代表しか応援できないので、始まる前から負けると思って見たくはありません。そんな、皆の印象を変えるくらいの試合を、是非ともこのパラグアイ戦で見たいと思います。
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ミスが出ては(6/9日本対スイス)

2018-06-09 10:50:01 | ワールドサッカー
今朝未明の日本代表のスイス戦、0-2の敗戦に終わりました。日本の西野監督は、戦術を4-2-3-1に作り直し、トップ下の本田圭佑に持たせてからの展開が狙いのように見えました。事実、持ってからスペースに走るところまでは、連動して動く日本らしさも一部出せたと思います。しかし、日本のシュートはあまり可能性のありそうな当たりはなく、遠目から思い切って狙うのが手一杯だった印象は受けます。

また、大迫の不調も響きました。このシステムでは1トップはシュートで終わることが求められますが、大迫はどこか痛めていたらしく、スイスDFに潰される場面が目につきました。交代で出た武藤嘉紀も、彼のいいときの持ち味である、スピードからのシュートという形を出すことはできませんでした。

スイスは、4-2-3-1の布陣でした。1トップに絶対的な選手がいない弱点は、サイドのウイングのシャキリ(23番)とエムボロ(7番)が突破力を生かしてカバーする約束事になっています。シャキリを長友佑都が、エムボロを酒井高徳が見ることになっており、この両者を消すことができれば日本に勝機が出る展開を予想しました。

しかし、前半終了間際のPKによる失点は、そのエムボロの突破に酒井高徳が抜かれるという大きな失敗からでした。やむを得ずマークに行った吉田麻也が、相手18番をファウルで止めたことでPKの判定になり、これを左SBのロドリゲスが蹴ってGK川島の逆に蹴り込んでスイスに先制点が入りました。

また、このゲームの敗因としては、スイスDFと日本FWの1対1もあったと思います。やはり、西野監督は急造組織ということで、どうやってFWをフリーにするかなどの細かい約束事は構築し切れなかった印象は受けます。前で持っても、フリーになるFWがいないので、結局持ちすぎて相手に取られるという場面は多かったと感じざるを得ません。

それでも、PKによる失点の0-1で終われば、まだ得たものもあると言えたでしょう。最後の2失点目は本当に残念でした。酒井宏樹がシャキリに簡単にクロスを上げられ、逆サイドからヘディングで折り返されてのセフェロビッチのゴールでした。いくらスイスが1トップが弱点と言っても、これだけ回されれば1トップも空きます。そういう、ミスが出てはこの試合の勝利は遠かったです。
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