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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

クロアチア対ナイジェリア

2018-06-17 20:09:03 | ワールドサッカー
どうしてもクロアチアを見たかったので、ビデオで録画したクロアチア対ナイジェリアも見ました。クロアチアは1998年フランスW杯3位の実績を誇りますが、今回のメンバーはクロアチア国内それを上回るポテンシャルがあると評価されています。事実、ダブルボランチのラキティッチがバルサ、モドリッチがレアルと世界最強チームでプレーする選手です。

この両者をどう生かしているかが注目でしたが、ラキティッチが時には最終ラインに入る柔軟性で後ろからのボールを受け、少し前目にいるモドリッチに回すという関係性です。もちろん、ラキティッチ自身が長いボールを送って一気に前に通すこともできます。彼ら二人は、ほとんどボールを取られない信頼性を確立しており、クロアチアがパスサッカーを狙うのもうなずけます。

これに対し、ナイジェリアもかつてはFWの身体能力に頼る単調なサッカーでしたが、次第に欧州でプレーする選手が増えて組織サッカーにも慣れてきています。この日のナイジェリアはサイドのウイング、モーゼス(11番)とイウォビ(18番)に預けてからのクロスを狙ってきた印象です。レジェンドのミケル(10番)はトップ下に入りました。

試合はクロアチアのプレスが勝敗を分けたと思います。クロアチアは前述のラキティッチとモドリッチで華麗なサッカーというイメージを受けますが、前の4人は地味にハードワークしており、特に1トップのマンジュキッチ(17番)はほとんどの時間でナイジェリアDFに前から守備をして相手のフィードの精度を落とすことに成功します。

その結果、得たCKからマンジュキッチが倒れ込みながらのヘディングシュートでコースを変えると、ナイジェリアMFエテボ(8番)のオウンゴールでクロアチアが先制します。1点を追うことになったナイジェリアが、後半の頭15分ほど圧力をかけてきますが、そこを落ち着いて守り切ったクロアチアが、PKでさらに1点を追加して2-0で逃げ切ることに成功しました。

課題だった選手層も、ボランチの控えにブロゾビッチが台頭して途中から入り、モドリッチをトップ下に上げるオプションもあります。定評のあるウイングのペリシッチも機能しており、今回のクロアチアは強そうな予感がします。アルゼンチンとどこまで戦えるか次第ですが、上位進出の可能性も感じました。
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アルゼンチン対アイスランド

2018-06-17 13:27:44 | ワールドサッカー
アルゼンチン対アイスランドも見ていました。この試合は、W杯初出場のアイスランドが注目でした。世界的に有名な大物選手はいないアイスランドですが、欧州予選をグループ1位で通過して初めてこの舞台に立てました。戦い方にも、どうやって勝ってきたか現れていました。アイスランドは後ろに2ラインを低い位置に引き、アルゼンチンが後ろで回すボールにプレスに行かないという戦い方でした。

しかし、もちろんアイスランドが攻めないというわけではなく、アイスランドは行けると思ったタイミングで、MFの4枚のラインをスライドさせながら攻撃の際に人数をかけてきます。そのため、ボール支配率20%台だったアイスランドにも、チャンスの数はそれなりにあったという印象です。

これに対し、アルゼンチンは南米予選ではぎりぎり最終戦で突破決定と苦しんでおり、下馬評はあまり高くありません。その不調の理由は、あまりにもメッシに頼り過ぎているのではと感じます。アイスランドが、下がった位置のメッシならあまり怖くないと見て、バイタルエリアに来たときに3枚がついて消しに行ったので、メッシは相手の狙い通りに後ろに下がってしまいました。

それでも、アルゼンチンはメッシにボールを集めようとしており、通らないロングパスがつながらないプレーが続きました。先制点こそ、アグエロの個人技でアルゼンチンに入りますが、その4分後に得意のカウンターからアイスランドのFWフィンボガソン(11番)のゴールで同点に追いつきます。

後半、アルゼンチンは何とか勝ち越そうと、前に人数をかけて、PKを得る絶好のチャンスを得ます。これを蹴ったメッシですが、GKハルドールソンがこのPKをストップしてチャンスは潰えます。それからはアルゼンチンが次々と攻撃の交代カードを切って勝負し、アイスランドは引き分けもやむを得ないと粘り、試合は1-1の引き分けに終わりました。

アルゼンチンにも、運動量の多いディマリアや、個人技のあるアグエロ、この日は途中出場だったセリエA得点王のイグアインなどのいい選手はいるので、メッシが抑えられたときに彼らをうまく生かせば可能性はありますが、この日の内容は良くないと感じざるを得ません。今後に不安を感じる試合でした。
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西武対中日2回戦

2018-06-17 11:59:03 | 他スポーツ
昨日の西武ドームでの野球観戦記です。西武先発はカスティーヨです。ここまで4勝4敗とローテーションは守っているもののまだ不安定なところもあります。事実、ストレートの球速こそ150kmを超えるものの、明らかにボールになる球が各打者に最低1球はあり、捕手の森としては必死で後逸しないように神経を使う必要がありました。

カスティーヨの投げ方を見ていると、あまり下半身を大きく使わず、上体の力だけで投げている印象を受けます。それで150km出るのですから驚異的な身体能力ですが、安定させる方法が見つけにくい印象です。制球が乱れたときは比較的コントロールのいい、チェンジアップを軸に投げさせるしか思いつきません。それでも、この日はそのチェンジアップがうまく決まって、7回2失点と結果を出しました。

これに対し、中日先発ガルシアはかなり悪い内容になってしまいました。ここまで7勝1敗、防御率1点台と結果の出ている投手ですが、この日は無駄な四球を多く与えてしまいました。ストレートは最速150kmも出ますが、無理に150kmは狙わず、140km台前半に抑えたストレートをストライクゾーンにポンポンと投げ込んでカウントを整えるタイプです。

そのガルシアが3回に乱れました。満塁のチャンスに森がライト前ヒットで1点を先制すると、続く木村が三振したものの、この日DHで起用された大ベテラン松井稼頭央が押し出しの四球を選んで2-0とします。この回でガルシアを一気に攻略できる可能性もあったので、2点どまりだった印象も受けました。

事実、5回に1,2塁から犠打とセカンド浅村の野選で1点を失い、さらに大島の二ゴロの間に同点にされます。西武としては、わずか1安打で同点にされる嫌な流れでしたが、その裏に外崎のソロで勝ち越したのが効きました。6回にガルシアの球数が120球を超えたのでリリーフに又吉が出ましたが、その又吉が乱調で、2四球を出した後に森にライトへの満塁ホームランを配給して勝負は決しました。

西武としては、リリーフ陣の不調で苦しい展開が続いていましたが、そのワグナーや増田を使わないで済む展開にできました。7点リードがあれば、松本と南川の若手で逃げ切れます。こんな試合がいつもできるとは思っていませんが、こうやって白星を拾っていけばという思いを持っています。





































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スペイン対ポルトガル

2018-06-17 11:31:58 | ワールドサッカー
1次リーグでは屈指の好カード、スペイン対ポルトガルの感想です。スペインはロペテギ前監督が大会の前日に解任されるという、前代未聞の混乱がありました。わずか2日の練習で采配を振るうことになったイエロ新監督ですが、どうやら無理に独自色を出さずにスペインらしいパスサッカーを継続してきた印象を受けます。

大会後にJリーグのヴィッセル神戸に移籍が決まっているMFのイニエスタを中心に、多彩なテクニックでボールを回すスペインのいいときのサッカーは見ることができました。これに対し、ポルトガルはあえて華麗さを捨て、堅守速攻に攻め方を絞っていました。Rマドリード所属のCロナウドがハットトリックで話題を呼んだ試合ですが、それ以外にもさすがロナウドというプレーはありました。

それは、カウンターのときにフリーになる感覚です。どうしてもスペインがボールを支配し、ポルトガルは自陣に2ラインを引く展開が長くなりましたが、ロナウドは相手のボランチの間にうまくポジションを取り、味方からうまくフィードが入れば一気にカウンターの起点になって相棒の17番を走らせる攻撃でスペインと互角にやり合うことに成功します。

試合はいきなりポルトガルにPKで先制点が入ったものの、スペインはFWの真ん中のジエゴ・コスタが個人技を見せて追い付きます。スペインらしい、あまりサイドに開かずに真ん中で勝負するスタイルが成功したように見えましたが、前半終了間際にロナウドのシュートをスペインGKデヘアがキャッチミスをしてゴールに入り、ポルトガルの1点リードで折り返します。

スペインは後半の頭に反撃し、右からの折り返しをジエゴ・コスタが決めて同点にすると、Rマドリードでは控えの右SBというナチョがペナルティーエリアの角付近からうまく抑えたロングシュートを放ち、これがポルトガルゴールを破って3-2と勝ち越しに成功します。これでスペインは守るというメッセージを明確にし、イニエスタを下げて守備的なチアゴを入れて逃げ切りを狙います。

それでもポルトガルのロナウドの威力は絶大でした。終了間際の直接FKを、大きくカーブする芸術的なFKを決めて同点に追いつき、試合は3-3の引き分けに終わりました。この組はスペインとポルトガルの2強対決になりそうな組で、ポルトガルにとってこの勝ち点1は大きいと感じた結果でした。
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