W杯観戦記は、イングランド対パナマです。パナマはあまりレベルが高いとは言えない北中米カリブ海予選を、ギリギリの3位で通過したチームということで、厳しいことを言えばW杯32チーム中最弱チームではという予想をしていました。それでも、常連のアメリカやホンジュラスといった強豪を下しているので、イングランド相手にも何か見せて欲しい期待も持っていました。
イングランドの策は徹底していました。パナマのセットプレーの弱さを狙うものです。パナマのセットプレーは基本はマンツーマンですが、ゴール前で複雑に動くとマークが外れることがあります。先制点はCKから、DFストーンズがうまくフリーになって頭で合わせたものです。また、パナマはDFが比較的簡単にゴール前でファウルする弱点もありました。
そのため、前半で2本PKを与え、それを2本ともエースのケインに決められて、前半で5-0となって勝敗の興味は尽きました。パナマの攻撃は、最初は前から追おうとしていましたが、次第に押し込まれて1トップの7番が孤立し、枠に飛ぶような惜しいシュートすら見せることができませんでした。正直、力の差は大きいと感じます。
それでも、W杯初出場のパナマにとっては1分1秒が歴史になります。相手との力の差は否定できないとしても、組織がバラバラになるような無残さは見せないで済んでいました。5-4-1で守りながら、何とかチャンスがあれば1点をという意図は感じることができました。それは実りました。パナマの右からのクロスを、途中出場の21番が合わせてパナマは1点を返し、少しですが意地を見せることができました。
結局試合は6-1という大差でイングランドが勝利して決勝トーナメント進出を決めました。この組は2強2弱と予想していましたが、その通りイングランドとベルギーが最終戦を待たずに突破を決めました。それでも、パナマ代表という、日本にいたらまず見ることができないチームを見られたのはW杯ならではです。
イングランドの策は徹底していました。パナマのセットプレーの弱さを狙うものです。パナマのセットプレーは基本はマンツーマンですが、ゴール前で複雑に動くとマークが外れることがあります。先制点はCKから、DFストーンズがうまくフリーになって頭で合わせたものです。また、パナマはDFが比較的簡単にゴール前でファウルする弱点もありました。
そのため、前半で2本PKを与え、それを2本ともエースのケインに決められて、前半で5-0となって勝敗の興味は尽きました。パナマの攻撃は、最初は前から追おうとしていましたが、次第に押し込まれて1トップの7番が孤立し、枠に飛ぶような惜しいシュートすら見せることができませんでした。正直、力の差は大きいと感じます。
それでも、W杯初出場のパナマにとっては1分1秒が歴史になります。相手との力の差は否定できないとしても、組織がバラバラになるような無残さは見せないで済んでいました。5-4-1で守りながら、何とかチャンスがあれば1点をという意図は感じることができました。それは実りました。パナマの右からのクロスを、途中出場の21番が合わせてパナマは1点を返し、少しですが意地を見せることができました。
結局試合は6-1という大差でイングランドが勝利して決勝トーナメント進出を決めました。この組は2強2弱と予想していましたが、その通りイングランドとベルギーが最終戦を待たずに突破を決めました。それでも、パナマ代表という、日本にいたらまず見ることができないチームを見られたのはW杯ならではです。