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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

セルビア対コスタリカ

2018-06-19 23:32:20 | ワールドサッカー
W杯観戦記はセルビア対コスタリカです。セルビアはかつては「欧州のブラジル」と呼ばれたこともある個人技を誇るチームで、事実右MFのタディッチが持っている個人技から相手を抜きに行く動きは、それだけ見ていても楽しめるほどでした。右SBのイバノビッチ(元チェルシー)、左SBのコラロフ(ローマ)と守備陣にビッグネームがいるチームです。

この4-2-3-1のセルビアに対し、コスタリカの取ってきた手は5-4-1で守備的に戦うものでした。これは前回大会でベスト8と躍進したときと同じ戦術です。監督はコスタリカ人に変わっていますが、半分くらいは当時のメンバーが残るコスタリカは、当時と同じ考え方でセルビア相手にカウンターを機能させようとしてきました。

前回大会のコスタリカは、攻撃の際に上げられる人数は3人程度で、少ないチャンスを決めた勝利でしたが、今回は攻撃面では進歩しており、MFの4枚を丸ごとスライドさせながら上げてくるようなオプションも見せていました。5バックは、守ることも大事ですが、それ以上に大事なのは攻撃に出られるかどうかです。今回のコスタリカも、攻撃には行ける展開に持ち込んでいました。

そんな試合を分けたのは、セルビアのFKでした。右サイドの近めの位置で、コラロフが蹴ったFKは、曲がって落ちる弾道を描いてゴール隅に決まりセルビアが1点を先制します。コスタリカGKナバスは、Rマドリードの正GKという名手ですが、それでも取れないような隅をピンポイントで狙ったゴールでした。

そのまま1-0で終わった試合でしたが、決してセットプレーの1点で終わった試合とは思えないほど、見どころはありました。それは攻めに出たコスタリカの攻撃が、明確に形になっていたからです。5枚人数をかけて攻めるコスタリカの攻撃は、ゴールにこそならなかったものの明確にFWに合わせることができていました。

サイドの攻撃を売り物にしていたセルビアが、その両MFを替えざるを得なかったところに苦しさが現れており、何とか逃げ切ったものの会心の内容ではなかった印象です。
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相手の交代策(6/19日本対コロンビア)

2018-06-19 23:03:45 | ワールドサッカー
今、日本代表のコロンビア戦が終わりました。結果は2-1の勝利で、日本にとって大きな勝ち点3になりました。次のセネガル戦で2勝目ができれば、かなりの確率で決勝トーナメント進出です。正直、試合前は勝ち点1を狙うのもやむを得ない相手だろうと思っていましたが、思い切って攻めて勝ち越し点を入れて勝ち切りました。

もちろん、この試合を大きく動かした要因は、前半3分の相手6番の退場です。大迫のシュートを弾かれたセカンドボールに香川真司がシュートを放つと、6番が手で止めたという理由で「著しい不正」という理由でレッドカードが出されました。厳しい判定ですが、サッカーは手を使わないものという主審の主観もあった故の判定でしょう。

このPKを香川真司が決めて、日本に先制点が入りますが、その後の戦い方はぎこちない印象を受けました。一人多いのですから、落ち着いてボールを回しながら行けるときに行けばいいとは思いますが、もともと劣勢を覚悟したゲームプランを立てていた相手ですから、前線のパスはうまく回らず、パスミスからカウンターを受ける場面もありました。

そのカウンターから、FKを壁の下を抜く弾道でキンテロに直接決められて1-1の同点になって折り返すことになります。正直、嫌な空気も感じましたが、ベンチは落ち着いて数的優位を生かせばいいという考えだったようです。この試合を大きく動かしたのは、コロンビアの交代策でした。キンテロoutハメス・ロドリゲスinです。

ハメスはもちろん、ベストコンディションで出てくれば恐るべき相手です。しかし、この場面は10人のコロンビア‎ですから、動ける選手を入れて守りを固めるべきでした。ハメスの運動量が相当少なかったので、日本は落ち着いてボールを回し、思い切ってスルーパスを狙うようなチャレンジを始めました。このクリアボールも日本が拾えるので、ゴールは時間の問題でした。

決勝点はCKからの大迫のヘディングシュートでした。局地戦で厳しい日本でも、セットプレーは工夫次第で大きなチャンスにできる、それを実践した本田圭佑からのボールで大迫が少し空いた隙でした。もちろん、相手が一人少ないから勝てたのは否定できませんが、それでも次のセネガル戦に向けて勢いがつく勝ちです。
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