W杯観戦記は、ドイツ対スウェーデンです。ドイツは初戦のメキシコ戦でまさかの黒星を喫し、確実に決勝トーナメントに行くには残り2戦の連勝が必要という崖っぷちです。これに対し、スウェーデンは初戦の韓国戦を勝利して少し余裕があります。もっとも、10大会以上連続出場を続けるドイツに対し、スウェーデンはここ2大会で出場を逃すなど、通算成績こそドイツの15勝12敗と拮抗しているように見えるものの力の差は確実にある両者です。
試合は本当にそういう展開になりました。ドイツが7割近いボール支配率でボールを回し、スウェーデンは自陣に2ラインを引いて守る展開が前半一杯続くことになります。もっとも、スウェーデンの4バックは、無理にサイドに開くと相手にスペースを与えるので、ドイツの右SBのキミッヒらサイドの選手にはクロスなら上げられていいと割り切っていました。
それだけ、CBのグランクビストら守備陣に信頼を置いている証明で、事実スウェーデンの2ラインに挟まれる格好になった1トップの9番(ベルナー)はスピード型なのでスペースがなくなり、サイドに流れ始めてしまいました。しかも、スウェーデンのクロスから、ワンチャンスと言っていいチャンスにFWトイボネンにゴールを決められてビハインドで折り返します。
この試合を分けたのは、後半頭のレーブ監督の交代策でした。ドラクスラーに代えて1トップのゴメスを入れて、ベルナーを左のMFに回すもので、これでスペースができるようになったベルナーが縦に走れるようになって生き返りました。そのベルナーのクロスから、トップ下のロイスが追いついて押し込んで同点にしました。
ドイツにはもっと大きなピンチが訪れました。CBのボアテングが2枚目のイエローカードで退場したからです。どうしても勝利が必要だったドイツは、あえてDFを補充せず、急造3バックでスウェーデンを押し込んで勝ち越し点を狙いに行きます。スウェーデンにカウンターを食らえば失点のリスクが高い危険な手で、GKノイアーに救ってもらう場面もありました。
それでも、サッカーは「最後にドイツ人が勝つスポーツ」と言われるようにドイツの勝負強さは伝統的です。最後のロスタイムに、クロースの直接FKが決まってドイツが2-1で勝利する劇的な試合になりました。スウェーデンの粘り強さは印象的でしたが、やはりドイツの底力は素晴らしい、それがこのビデオ観戦の印象です。
試合は本当にそういう展開になりました。ドイツが7割近いボール支配率でボールを回し、スウェーデンは自陣に2ラインを引いて守る展開が前半一杯続くことになります。もっとも、スウェーデンの4バックは、無理にサイドに開くと相手にスペースを与えるので、ドイツの右SBのキミッヒらサイドの選手にはクロスなら上げられていいと割り切っていました。
それだけ、CBのグランクビストら守備陣に信頼を置いている証明で、事実スウェーデンの2ラインに挟まれる格好になった1トップの9番(ベルナー)はスピード型なのでスペースがなくなり、サイドに流れ始めてしまいました。しかも、スウェーデンのクロスから、ワンチャンスと言っていいチャンスにFWトイボネンにゴールを決められてビハインドで折り返します。
この試合を分けたのは、後半頭のレーブ監督の交代策でした。ドラクスラーに代えて1トップのゴメスを入れて、ベルナーを左のMFに回すもので、これでスペースができるようになったベルナーが縦に走れるようになって生き返りました。そのベルナーのクロスから、トップ下のロイスが追いついて押し込んで同点にしました。
ドイツにはもっと大きなピンチが訪れました。CBのボアテングが2枚目のイエローカードで退場したからです。どうしても勝利が必要だったドイツは、あえてDFを補充せず、急造3バックでスウェーデンを押し込んで勝ち越し点を狙いに行きます。スウェーデンにカウンターを食らえば失点のリスクが高い危険な手で、GKノイアーに救ってもらう場面もありました。
それでも、サッカーは「最後にドイツ人が勝つスポーツ」と言われるようにドイツの勝負強さは伝統的です。最後のロスタイムに、クロースの直接FKが決まってドイツが2-1で勝利する劇的な試合になりました。スウェーデンの粘り強さは印象的でしたが、やはりドイツの底力は素晴らしい、それがこのビデオ観戦の印象です。