Kobby loves 埼玉&レッズ

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走り負けて苦戦(8/19清水対浦和)

2018-08-19 22:11:02 | 浦和レッズ
今日の清水対浦和、3-3の引き分けに終わりました。猛暑こそある程度一段落しましたが、中3日の強行日程なので、清水が浦和に対して走り勝つようだと苦戦の流れになるという予想が残念ながら当たってしまいました。清水は浦和の右サイドの守備を狙っており、橋岡と岩波が守るところにDFの松原、MFの石毛、FWのドウグラスと3枚をかけて数的優位を作ってきました。

そのため、この試合は清水が攻め、浦和は時折カウンターを繰り出して対抗するという流れの試合になりました。それでも、カウンターが機能して先制点を奪えば良かったですが、清水が中盤で北川が空くところに正確にパスを出し、北川のスルーパスを金子が蹴り込んで先制点を得ることに成功します。浦和はそこまで、アウトサイドの2枚が自陣に押し込まれ、攻めると清水の速い攻めに戻りが間に合わない苦戦を強いられます。

阿部勇樹の同点ゴールは直接FKです。左サイドを菊池が仕掛けたところでファウルになり得た近い距離のFKを、壁に入った浦和選手が動いて隙間が空いたところを絶妙な弾道で破りました。1-1と追いつくことはできたので、浦和も序盤の落ち着きのなさがある程度解消し、カウンターも機能させて同点でハーフタイムに入ります。

後半は清水の新戦力、ドウグラスが機能しました。ヘディングという持ち味がはっきりしている選手なので、シンプルにサイドからクロスを上げて頭に合わせられると嫌な相手ですが、その注文通りの直接FKから、ドウグラスが阿部勇樹に対して高さで競り勝ってゴールとなり2-1と勝ち越します。その後、浦和も反撃し、武藤雄樹が長い距離を走ったカウンターから、ファブリシオが決めて2-2の同点にします。

浦和は途中出場の柏木が効いていました。彼がボランチに入ることでタメができ、武藤雄樹やファブリシオが動いてボールをもらいに行く動きができるようになってきました。もっとも、このゲームを勝ちきれなかったのは、1トップの興梠が消されたからです。興梠が得意とする、DFライン裏に走り込む動きを、この日の清水DFはうまく封じました。興梠は失意のまま、李との交代でピッチを去ります。

しかし、オリベイラ監督が打った、菊池out長澤inの交代が裏目に出ます。これで柏木がシャドーに上がることになりますが、中盤で持てるポイントがなくなり思うように攻められなくなりました。その後、清水は金子、浦和は槙野が1点ずつ取り合って試合は3-3で引き分けますが、動き負けて采配も冴えなかった、よく引き分けに持ち込めたという試合になってしまいました。天皇杯東京V戦に備えて、森脇や宇賀神を遠征にも連れて行かなかったことも影響したのだろうと思います。
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槙野智章の記憶

2018-08-19 14:15:05 | 浦和レッズ
今日はアウェイの清水戦ですが、日曜夜の試合の即日更新はできないかもしれないので、穴埋めネタを用意しておきます。先日の磐田戦で活躍した選手からということなら、ファブリシオは既にネタにしたので、CKからゴールを決めたDF槙野智章選手を取り上げます。

皆さんご存知の通り、槙野は2018年ロシアW杯の日本代表メンバーです。海外にも、2011年にドイツのケルンで1度挑戦していますが、わずか5試合の出場にとどまり、その後かつての恩師ミシャの誘いで浦和入りして現在まで在籍しています。槙野自身も、海外組との環境の差は自覚しており、低酸素トレーニングなど日本の環境でできるだけの努力をした結果が、今回のW杯につながりました。

プレースタイルはスピード型のDFという印象でしたが、安定して代表に入りハリルホジッチ元監督の指導を受けたこともあって、課題だったヘディングにも強くなってきました。左SBタイプで、CBとして見るとフィジカル的に不満もあるというのがサポーターの評価でしたが、今や相手が槙野のサイドを外し、岩波の方を狙って仕掛けてくるほど警戒される選手になりました。

槙野はプロ予備軍的なカラーをいち早く打ち出した、広島のユースの出身です。広島郊外の吉田町で寮生活を送ってサッカー漬けの日々を送っていた当時から、柏木とは一緒なので今でもいいコンビです。広島で試合に出るようになってから、当時の広島で数々あったゴールパフォーマンスの仕掛け人でした。今でも、アウェイのスタジアムに行くとカメラの位置を調べて、ゴールしたらそちらに向かって喜ぶ、スパイクを左右違う色にして目立つようにするなどの独自の哲学を持っています。

プロである以上、名前を憶えてもらってなんぼという考え方でしょうが、決してパフォーマンスに偏らず結果を出しているのがいいです。現広島のパトリックに対して相性の良さを誇り、体を密着すると嫌がってくるという弱点を見抜いたり、ACLでは上海上港のフッキのドリブルを研究して相手がボールから目線を切る一瞬のタイミングを読み切るなど、DFとしての結果も十分に出していると思います。

これからは、浦和というチームでノウハウを若手に継承していくのも役目になってくるでしょう。将来はキャプテンなどの可能性もあり、浦和というチームをいいチームにしていくように、グラウンドで見えないところでも期待しています。
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