Kobby loves 埼玉&レッズ

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ヤングなでしこ、U-20女子W杯優勝

2018-08-25 14:49:13 | レディース
今朝、サッカー界から大きなニュースがありました。フランスでU-20女子W杯を戦っていた「ヤングなでしこ」(U-20女子日本代表)が決勝戦でスペインと対戦して3-1で勝利し、見事優勝を果たしました。試合は、フジテレビで夜中に生中継があったので、ビデオで試合内容を確認しました。

スペインとは、1次リーグで対戦して0-1で敗れています。その苦戦の原因も、この決勝戦にも表れており、女子スペイン代表にもバルセロナのような「ティキ・タカ(ボールを回すサッカー)」のノウハウが備わっていました。スペインはサイドを使うと明確にプランを立てており、そこから折り返してバイタルエリアを使ってからのロングシュートで主導権を握りました。

GKスタンボー華が、2度決定的なシュートを止めていなければ、前半で決着をつけられたかもしれない、なでしこの劣勢でした。しかし、なでしこが国際大会で結果を出すときは、大抵試合をこなしていくうちに相手のスピードに慣れてきて、対応しながら相手の弱点を突けたときです。この試合もそのような展開になりました。

スペインの4-3-3は、バイタルエリアに残っているMFがアンカーの1枚になることが多く、バイタルエリアが使えるという弱点がありました。そこを、右MFに入っていた宮澤ひなたが、遠目から思い切ってシュートを狙うと、GKコルの上を抜けて前半38分といういい時間でなでしこに先制点が入ります。この試合の場合、あまりSBを上げたりはせず、空いているスペースの取り合いのような試合になりました。

後半はFW同士のコンビネーションが冴え、植木のスルーパスを受けた宝田のゴールで2-0と安全圏に広げると、さらにバイタルエリアに上がってきていたボランチの長野のシュートで3-0とし、相手に1点を返されたものの3-1で逃げ切って、見事優勝を果たすことができました。U-20女子W杯の優勝は初めてで、これから下の世代でなでしこのトップチームが強くなる兆しを感じます。

また、浦和サポとしては、監督が元浦和DFの池田太氏というのも嬉しいです。選手としては1年間レギュラーの経験もなかった選手ですが、浦和のいろんなカテゴリーで指導者としての経験を積んでいました。そういう頭脳が世界で勝つことは、浦和の良さも見せたようで嬉しいです。
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守られての苦戦(8/22天皇杯浦和対東京V)

2018-08-25 14:30:56 | 浦和レッズ
ようやく、水曜日に行われた天皇杯浦和対東京Vのビデオを見ました。浦和はこの天皇杯東京V戦を勝負の試合とみて、可能な限りベストなメンバーを投入しましたが、相手の東京VはJ1昇格の方を優先し、J2のリーグ戦とはスタメン全員を入れ替えてきました。単純に、それだから浦和有利と割り切れないのがサッカーの難しいところで、東京Vは自陣にうまく2ラインを引いて、浦和のボール回しを後ろに限定させる手できました。

普段、リーグ戦でサブのメンバーの東京Vは、予想以上にコンディションが良く、自陣に2ラインを引きながら速い攻撃でチャンスを作りました。浦和がアウトサイドを上げて縦の展開を狙うタイミングが東京Vにとってはチャンスで、そのパスを拾ってからの速攻で、李栄直がポストに当たるシュートを放つなどチャンスを作って優位に試合を進めます。

こういうサッカーが相手のときは、あえてプレッシャーのきつい2ラインの中でボールを回さないと相手は消耗してくれません。浦和にとって、その役割はファブリシオでした。ファブリシオは暑さの影響で運動量こそ少なかったですが、ボールを持てる技術はさすがで、フリーでヘディングシュートを放つなど一定の役割は果たしました。オリベイラ監督が、相手が攻めてくる左サイドに武藤を回し、ファブリシオを右に持ってくることで守備を補強した「援軍」もありました。

後半、浦和は時間帯によっては5-4-1で自陣に引くことも見せました。それだけ、この暑さの中の試合はきついという意味でしょう。東京Vにわざとボールを持たせてから速攻を狙うなどのオプションを見せながら、その中でアウトサイドを使った攻めを見せるなど、後半になってようやく流れを戻すことに成功します。

先制点は浦和でした。岩波のサイドチェンジのボールから興梠が頭で落とし、そこをファブリシオが詰めて1-0とします。形は何であれ、点を取っておけば5-4-1のオプションも効いてきます。東京Vも、エースストライカーのドウグラス・ヴィエイラを途中から投入するなど勝利への執念も見せましたが、うまく時間を使った浦和が1-0で逃げ切って準々決勝進出を決めました。

この試合は勝ったことが最も大きいですが、次に良いのは5-4-1が様になっていたことです。浦和といえど、この暑さの中で全試合主導権を握って勝つのは無理なので、そういうオプションを相手によっては使って、勝ち点を粘り強く拾うサッカーを見せて欲しいと思います。
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