Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

京都戦プレビュー

2022-07-03 21:51:37 | 浦和レッズ
浦和は今度の水曜日、ホーム埼玉スタジアムでリーグ戦の京都戦です。京都は昨年J2で2位に入って昇格してきたチームです。J2時代から指揮を執る、チョウ・キジェ監督が走れるチームを作っています。1トップの38歳のベテラン、ウタカといえど例外でなく、目立つタレントこそウタカだけですが、全員で地味に動いてウタカが点を取れるようにサポートしています。これも効いてウタカはリーグ2位の9得点を挙げています。

京都は浦和とは縁のあるチームで、昨年まではDF森脇良太、FW李忠成がいました。今の京都にも、DF荻原拓也、MF武富孝介、MF金子大毅がいます。荻原と金子は浦和からのレンタル移籍なので、今回の浦和との直接対決には出ない契約になっている可能性があります。かつて、湘南スタイルと呼ばれた、後ろからの攻撃参加で相手の的を絞りにくくするサッカーをしていた、チョウ監督の手も見ものです。

京都のデータは6勝5分8敗の9位で、18得点21失点です。1試合平均1点取れていないですが、少ない得点を粘り強い守備で守り抜いていることで、この順位につけているチームと思われます。過去に見たゲームでは、GK上福元の好セーブが多かった印象で、ウタカが1点でも取れば守り抜くチーム力があるのでしょう。

浦和は前節のG大阪戦を、苦しみながら辛くも引き分けに持ち込みました。こういう、負けの試合を引き分けにするのはきっと何らかのいい影響があるはずで、この京都戦に向けての雰囲気は決して悪くないと思われます。もちろん、週2試合の強行日程のはざまということは浦和も京都も同じ条件なので、どちらもメンバーの入れ替えなどでこの連戦をしのいでくる可能性もあります。

また、浦和はセットプレーでの得点数がリーグトップというデータもあります。どうしても1トップが本来ウイングの明本なので、相手DFラインと駆け引きして抜け出すなどは得意でないので、それをカバーする手としてセットプレーを強化してきたのでしょう。この京都戦もセットプレーには期待しています。ショルツ、岩波以外にも、酒井宏樹が出場すれば彼もターゲットに使えそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相手の積極策に苦しむ(7/2G大阪対浦和)

2022-07-03 14:47:23 | 浦和レッズ
昨日の浦和のアウェイG大阪戦は、1-1の引き分けに終わりました。内容を見るとよく引き分けに持ち込めたゲームで、特に前半はG大阪の片野坂監督が立てた浦和対策の前に防戦一方でした。G大阪は3-6-1の布陣ですが、この布陣が相手のときは浦和の左右の攻撃的MFと、G大阪の両アウトサイドの攻防がゲームの鍵になります。この日はG大阪が積極策を選び、アウトサイドを高い位置に置いて浦和に仕掛けてきました。

そのため、浦和の右MF小泉と、左MF大久保が自陣に押し込まれてしまいました。この両者はもともと攻撃の選手で守備に強い方ではないので、彼らが守備に運動量を使わされるのは浦和としては苦しい流れになります。前半、大久保が小野瀬相手に1対1で守らされる格好になり、その1対1に勝てなかったことも苦戦の原因になります。また、G大阪はCBショルツに後ろからゲームを作らせたくないゲームプランで、シャドーの石毛がショルツにプレスに来ました。

ショルツというCBは余裕のある状態では、よくドリブルで上がっていいパスを配球します。しかし、このプレスが来たことでショルツはどうしても確実なバックパスを選ばざるを得なくなり、浦和はなかなか自陣からつないで攻撃を組み立てることができなくなります。浦和の流れの悪さは明らかで、カウンターで食らった前半の1失点が重くのしかかります。

さすがにロドリゲス監督も、流れが悪いとみてハーフタイムに3人を一気に交代させます。この交代で出た、酒井宏樹とモーベルグが右サイドに拠点を作れるようになり、浦和が後半から主導権を取り戻し始めます。G大阪は前半から積極策で来たこともあって、次第に足が止まってくるようになり、攻める浦和、守るG大阪の構図で後半が進みます。

それでも、浦和はFWにユンカーがいないこともあって、ボールを集められる1トップ向きの選手がいないデメリットも出ました。なかなかシュートに至らない展開を見たロドリゲス監督は、CB岩波を下げてFWの松尾を投入し、大畑、ショルツ、酒井宏樹の急造3バックで前を厚くするギャンブルに出ます。この交代で前への圧力が強まり、G大阪のDF陣に足がつる選手が出てきます。

最後は攻撃を何度も仕掛けていた松尾のドリブルを、三浦弦太がファウルで潰したとの判定でPKになり、このPKをショルツが決めて浦和は劣勢だったこのゲームを辛くも引き分けに持ち込みました。シビアに見れば勝てる内容のゲームではなかったでしょう。そういう試合でも取れた勝ち点1を、今後の戦いに生かせるかどうか、次の京都戦は勝ち点3を願いたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする