川崎戦の試合前に、埼スタ第二グラウンドで行われたOB戦のゲームレポートです。この日のスタメンはGK福島(1番)、右SB岩本(19番)、CB32番、室井(5番)、左SB野田(12番)、ダブルボランチに永井(9番)と水内(11番)、右MFに28番、左MFに盛田(15番)、2トップに14番と中村祐也(26番)でした。一部、名前と顔が一致しない選手がいるので、全員の名前がわからないのはご勘弁を。
この試合では永井がキーマンになりました。どうしても、OBの選手には普段運動していない選手もいて運動量は望めないので、去年まで神奈川県リーグでプレーして体力のある永井がアンカー気味に下がって、DFラインからボールを引き出す動きをしていました。そのプレーで永井が起点になり、サイドに回して浦和OBがボールを持ってゲームを進めました。
永井は往年を思い出すような絶妙なドリブルも見せており、相手の西武台シニアにとってはこれほど上手い選手と対戦する機会はなかなかないでしょう。スルーパスに西武台FWが抜け出した場面もありましたが、元プロのGK福島の持つ「オーラ」が相手をビビらせたようで、シュートは枠を捕らえられませんでした。
ゲームが動きかけたのは微妙な判定だった浦和ボールのPKでした。やはりOB戦なのであまり激しい肉弾戦にはしたくないので、主審はコンタクトプレーでPKを浦和に与えました。このPKは水内が蹴りましたが、相手GKがコースを読んで止めて、このゲームの興味は続くことになります。水内は交代後にマイクパフォーマンスをしており、長谷部に似ている芸人を「長谷部誠が来ている」と一瞬カメラの画像を確認するコメントを出していました。
このゲーム唯一のゴールはその長谷部?でした。右サイドから上がったクロスに、その芸人が追いついて、浦和は前半終了間際に1点を先制することができました。後半は2トップが芸能人になり、浦和OBが後ろからゲームを作れるので何度も走らされ、このチームのFWは大変だなと感じることになります。ゲーム前に入念にアップするなど気合十分だった西武台ですが、こちらもメタボ状態の選手もいて反撃はそれほどできずに終わりました。
できればメンバー表が欲しかったという思いもありますが、それでもこの距離で永井の写真を撮れる機会はなかなかないので、今回はそれでよかったとしておきます。暑さの中でしたが、埼スタ第二グラウンドのバックスタンドにベンチと屋根ができており、以前よりは観戦環境が良くなっていたので乗り切れました。
水内猛さん
福島春樹さん、野田紘史さん
永井雄一郎さん
水内猛さん
福島春樹さん
室井市衛さん