前節のG大阪戦で同点ゴールとなるPKを決めた、DFアレクサンダー・ショルツ選手を取り上げます。G大阪戦では相手がショルツに後ろからゲームを作られたくないと、石毛をショルツ番にして何度もプレスをかけてきました。これで前半一杯、ショルツが消されてしまったことが、浦和苦戦の一つの要因になりました。封じられて初めて、ショルツのゲームメイクは大きかったと感じます。
ショルツはデンマークリーグのミッティランから浦和に移籍してきました。デンマークは欧州ではそれほどサッカーが強くないという扱いの国なので、欧州CLに出るためには予選を勝ち抜かないといけないですが、その難関を突破して欧州CLの出場経験もあります。28歳という年齢的に、代表入りなどは狙えないと感じて、新しい挑戦の地を日本に選んだのでしょう。
ここまで、約1年彼のプレーを見てきましたが、まずはクロスに対して先に触る技術が確かだと感じます。少しでもコースを変えておけば、相手FWは触れないことをわかっている様子で、カウンターなどでショルツが釣り出されていない限りあまりクロスで失点した印象はないです。比較的、前目のプレーを好むので、コンビを組むDFは槙野よりカバーリングの利く岩波の方がいいという結論になったのでしょう。
また、彼の良さは、時折見せるドリブルもあります。昔浦和でプレーした、元ドイツ代表DFギド・ブッフバルトを思い出すようなドリブルで、抜くためというよりは前に出てゲームを作るためのドリブルです。浦和がビハインドの展開になると、ショルツを前に出してロングフィードでゲームを作ろうとするので、C大阪戦のようにカウンターで失点することもあります。
CBなので、セットプレーではターゲットにできます。もっとも、高さで勝負するよりはタイミングで勝負するタイプで、しゃがんで相手マーカーから存在を「消す」ことで決めたゴールもあります。こういう、超大物ではなくても、欧州を生きていたDFにはいい選手もいます。最近の浦和は外国人補強をいろんな国に広げた様子で、北欧というのは面白い市場だと感じます。
ショルツはデンマークリーグのミッティランから浦和に移籍してきました。デンマークは欧州ではそれほどサッカーが強くないという扱いの国なので、欧州CLに出るためには予選を勝ち抜かないといけないですが、その難関を突破して欧州CLの出場経験もあります。28歳という年齢的に、代表入りなどは狙えないと感じて、新しい挑戦の地を日本に選んだのでしょう。
ここまで、約1年彼のプレーを見てきましたが、まずはクロスに対して先に触る技術が確かだと感じます。少しでもコースを変えておけば、相手FWは触れないことをわかっている様子で、カウンターなどでショルツが釣り出されていない限りあまりクロスで失点した印象はないです。比較的、前目のプレーを好むので、コンビを組むDFは槙野よりカバーリングの利く岩波の方がいいという結論になったのでしょう。
また、彼の良さは、時折見せるドリブルもあります。昔浦和でプレーした、元ドイツ代表DFギド・ブッフバルトを思い出すようなドリブルで、抜くためというよりは前に出てゲームを作るためのドリブルです。浦和がビハインドの展開になると、ショルツを前に出してロングフィードでゲームを作ろうとするので、C大阪戦のようにカウンターで失点することもあります。
CBなので、セットプレーではターゲットにできます。もっとも、高さで勝負するよりはタイミングで勝負するタイプで、しゃがんで相手マーカーから存在を「消す」ことで決めたゴールもあります。こういう、超大物ではなくても、欧州を生きていたDFにはいい選手もいます。最近の浦和は外国人補強をいろんな国に広げた様子で、北欧というのは面白い市場だと感じます。