クラブW杯決勝では、やはりC・ロナウドとルーニーの攻撃力に目が行ってしまいますが、これは誰でも目を着けそうです。特にテレビ観戦の方は、スタンドで見た私より、アップの映像がある分、個人技などはよく見えたことと思います。
そのため、今回はスタンドで見ないとわかりにくい、ちょっとマニアックなところに目を着けてみます。それは、マンUのボランチのキャリック選手です。マンUは基本的には前の4枚で何とかしてしまえるチームですから、キト戦の前半のような一方的展開では、キャリックが目立つことはあまりありません。
また、マンUのダブルボランチの役割分担は、動き回ってチェックするのが、ブラジル人のアンデルソンで、後ろでしっかりバランスを取るのがキャリックです。そのため、アンデルソンは前に出てシュートを打てば評価されますが、キャリックは前半終了間際にバイタルエリアが空いてマンソにボールを持たれると「キャリックのチェックが甘い」と言われてしまう、損な役回りです。
しかし、数的不利になった後半、初めてキャリックの良さが発揮されます。それは、ボランチの深い位置から一撃でトップの位置まで通す、正確なロングパスです。無理にアンデルソンを上げにくい展開になったからこそ発揮された、さすがの芸です。
準決勝は出ていなかったキャリックですが、本来のレギュラーはキャリックで、ベテランのスコールズは負傷者の穴埋めが主な役割になっています。マンUのメンバー表を見ると、70年代生まれで残っている選手はわずか4人で、しかも不動のレギュラーはGKのファンデルサールだけです。
世代交代をしながら強くなってきたのがマンUで、今は若さ溢れる運動量のサッカーが売り物というチームです。そんなサッカーができるのは、もちろん朴智星やテベスが前からチェックするのもありますが、キャリックが後ろをしっかり固めているからでもあります。
そんな選手に目を着けてみるのも、クラブW杯の楽しみだと思っています。
そのため、今回はスタンドで見ないとわかりにくい、ちょっとマニアックなところに目を着けてみます。それは、マンUのボランチのキャリック選手です。マンUは基本的には前の4枚で何とかしてしまえるチームですから、キト戦の前半のような一方的展開では、キャリックが目立つことはあまりありません。
また、マンUのダブルボランチの役割分担は、動き回ってチェックするのが、ブラジル人のアンデルソンで、後ろでしっかりバランスを取るのがキャリックです。そのため、アンデルソンは前に出てシュートを打てば評価されますが、キャリックは前半終了間際にバイタルエリアが空いてマンソにボールを持たれると「キャリックのチェックが甘い」と言われてしまう、損な役回りです。
しかし、数的不利になった後半、初めてキャリックの良さが発揮されます。それは、ボランチの深い位置から一撃でトップの位置まで通す、正確なロングパスです。無理にアンデルソンを上げにくい展開になったからこそ発揮された、さすがの芸です。
準決勝は出ていなかったキャリックですが、本来のレギュラーはキャリックで、ベテランのスコールズは負傷者の穴埋めが主な役割になっています。マンUのメンバー表を見ると、70年代生まれで残っている選手はわずか4人で、しかも不動のレギュラーはGKのファンデルサールだけです。
世代交代をしながら強くなってきたのがマンUで、今は若さ溢れる運動量のサッカーが売り物というチームです。そんなサッカーができるのは、もちろん朴智星やテベスが前からチェックするのもありますが、キャリックが後ろをしっかり固めているからでもあります。
そんな選手に目を着けてみるのも、クラブW杯の楽しみだと思っています。