Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

長く感じた2分間(12/13磐田対仙台)

2008-12-14 15:11:44 | 他チーム
昨日のJ1,J2入れ替え戦は、NHK-BSの録画放送で見ました。この試合は、スコアだけ見ると2-1で磐田が完勝したかのように見えますが、実際はきわどい試合でした。また、ずいぶんいろいろなところでアウェイゴールの影響が出てくるなという試合展開の妙もありました。

第1戦は1-1の引き分けでした。この結果、0-0の引き分けなら磐田のJ1残留ということになります。これは、わずかですが磐田有利という状況で、仙台はこの状況を打ち破るためには自ら点を取るしかなくなりました。そういう状況だったので、立ち上がり20分ほどは完全に仙台がゲームを支配して進みました。

もう点を取るしかないと決めて、スタミナ切れは恐れない勝負手を最初から打って出ました。SBやボランチが積極的に上がる、アクションサッカーをやりましたが、結果的にはこのときに点が取れなかったことが仙台の敗因になりました。左から梁勇基のクロスが上がった絶好機に、なんとナジソンがフリーのシュートを外してしまいます。ここで1点入っていれば、仙台が勝っていたかもしれません。

磐田にとっては苦しい展開でしたが、左からのセンタリングを松浦が胸でコースを変えるゴールで1-0と先制して、だいぶ楽になりました。この結果、仙台は後半はナジソンを諦めて平瀬を入れてきますが、恐れていたスタミナ切れが現実のものになってしまいます。それでも無理して仙台は攻めましたが、カウンターから松浦に独走されて2-0となります。

スコアは動かずロスタイム4分となり、仙台は長身FWの中原を入れて放り込み、磐田は前田や松浦まで自陣に下げて全員でクリアという展開になれば、誰もが勝負はついたように思えたでしょう。しかし、ロスタイムも2分過ぎたところで、梁勇基のFKが決まって2-1になったことで、この試合は仙台サポ以外の人の誰もが長く感じる残り2分間になりました。

なぜなら、あと1点仙台に入れば、アウェイゴールで仙台がJ1昇格になるからです。磐田もこれはまずいと思い、慌てて前線からプレスを掛け、仙台の放り込みをさせない対応をしました。しかし、最後にCKがありました。これが決まれば仙台の昇格、クリアすれば磐田の残留というCKは、サポならずとも手に汗握るCKになりました。

結果的にはこのCKはクリアされ、磐田が辛くもJ1残留を果たしましたが、仙台サポからも最後まで試合をもつれさせた選手たちの頑張りを称えるコールがありました。来季からは3チーム自動昇格になるため、この入れ替え戦は今季が最後になりますが、伝説の試合になりそうな試合でした。
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フィンケ監督情報

2008-12-14 10:20:02 | 浦和レッズ
昨日、サッカーマガジンに目を通していたら、なんとドイツのフライブルグの地元紙記者による浦和レッズ次期監督のフィンケ氏の分析記事が載っていました。おそらく、日本人でフィンケ氏の情報を事前に持っている人は少ないと思うので、この情報は信頼できると判断し、ネタにします。

まず、フィンケ氏の戦術ですが、基本はトップ下を置かない4-4-2だそうです。スポーツ紙上に、「ドイツのオシム」と書かれていましたが、それは運動量の多いサッカーをすることが共通点だそうで、田中達也のように走れる選手は重用されるものと思えます。ただ、4バックということは、これまで3バックの監督が続いてきた浦和の構造的問題に踏み込む必要があります。

それは、真ん中を2枚で守れるCBが闘莉王しかいないことと、左SBの本職がいないことです。それまで、3バックに合わせて選手の獲得を行っていましたから、坪井にしても堀之内にしても、3バックだからこそ生きるDFです。もし、4バックになれば、闘莉王は確定とすると、坪井と堀之内でもう一つの枠を争うことになります。これは厳しい競争です。

また、左SBの本職がいないことは、ひょっとするとフィンケ氏が3バックを採用せざるを得なくなる可能性もあります。候補には、阿部勇樹、相馬、平川といますが、彼らには皆、本職の左SBではない問題点を持っています。大卒新人の野田をいきなり抜擢するような意外性を見せる可能性もあります。

また、ボランチにはパスセンスを要求するようで、サッカーマガジンには「鈴木啓太と細貝の併用はない」と書いてありました。そのため、彼ら二人で一つしかない守備的ボランチのポジションを争わせ、攻撃的ボランチには新外国人を補強する可能性があります。サッカーマガジンには阿部勇樹の起用が有力と書いてあったことも補足しておきます。

この改革で、浦和が積極的な動けるチームになり、オシム時代の千葉のように見る者に感動を与えられるサッカーになればいいと思いますが、まだ何も始まっていないので、あまり期待しすぎないようにしたいと思います。
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