Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ラグビーのルール改正

2008-12-07 21:39:40 | 他スポーツ
今季、どうやらラグビーのルールが大幅に改正になったらしいという情報は人づてに聞いていました。しかし、今は全国中継のラグビーは、早明戦、大学選手権準決勝、決勝と日本選手権の準決勝、決勝くらいです。そのため、有料放送でラグビーを見たりするファンでもなければ、今季のラグビーを早明戦で初めて見たという方は結構いらっしゃると思います。

私は、しかもその早明戦もしっかりとは見ておらず、床屋のテレビでちょっと斜め見しただけです。しかし、ラグビーがルールを大幅に変えたことは、テレビでちゃんと説明していました。まず、一つ目は22mラインの向こう側からバックパスをして、タッチキックを狙って蹴りだしても、それはダイレクトタッチとみなし、蹴った地点に戻されることです。

これは、タッチキックで陣地を稼ぐやり方が非常に難しくなったと見るべきです。本当にうまいキッカーだったら、ワンバウンドで蹴り出すことができるでしょうが、そのレベルに達している日本人キッカーは、社会人でも見たことがありません。タッチに蹴り出すのは、本当に追い込まれた自陣ゴール前のみの選択になるでしょう。

もう一つの大きな改正は、モールを手で引き倒すことが反則ではなくなったことです。以前なら相当ひどい反則にあたる行為をあえて解禁したのは、ドライビングモールを使わせないという、ラグビー協会の意図があったものと推測します。おそらく、イングランドやスコットランドなどのラグビー本家には、バックスを使った展開こそラグビーだという狙いがあったものと思います。

しかし、これによって、ラグビーの運動量が飛躍的に増えます。もともと、体重の重い筋肉マンがやるスポーツと思われているラグビーですが、そんな筋肉マンに、相当の走る負荷を課す、日本には厳しい改正です。そのためか、早明戦ではハイパントがずいぶん増えました。

ハイパントは高いボールを相手陣内に蹴り込んで、キャッチする相手選手にプレッシャーを掛けてミスを誘う戦術ですが、これまでならミスはしないものとして、無理とされていた戦術です。しかし、タッチキックを蹴れないなら、大学レベルなら有効な手として早明戦で採用されたのでしょう。

社会人でどうだかはわからないですが、いずれにしても、ラグビーはサッカーと違ってルール改正が頻繁です。ただ、以前にスキーの複合などで見られた、欧州諸国を有利にするルール改正ではなく、ラグビーをより面白くしようとする意図だと解釈しています。しかし、モールを引き倒すことで負傷者が続出する事態になったら、再改正もありえますが。
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浦和迷走の要因

2008-12-07 10:51:39 | 浦和レッズ
これまで、内容の悪い試合を辛くも拾って、上位戦線に絡んでいた浦和でしたが、昨日の惨敗は、明らかにチーム全体の規律の乱れを感じさせるものでした。一番疑われるのは、やはりエンゲルス監督のモチベーションの低下で、選手が常に100%を求められる以上、監督も頭の中の100%を出せる状態にしておかないといけません。

解任が決まった後の状態では、ひょっとしたら「後は野となれ山となれ」みたいな精神状態だったとすれば、何となく「前節と同じ布陣でいいか」みたいな考えになってしまったのかもしれません。しかし、坪井も堀之内も、4バックのラインDFには慣れていないDFです。もうDFは完全に崩壊状態でした。

また、もし自分がエンゲルスに一つだけ質問していいという状況があったとすれば(実際はありえませんが)、聞きたいのは「エスクデロは戦術を彼に合わせるほど好調なのですか?」ということです。確かにキープ力はうまくなっています。しかし、若手らしいはつらつさがなく、動かないで前線で待っていることがあるのは大いに不満です。

補足すると、今回の4-2-3-1は、エスクデロを右サイドハーフで使うための布陣です。3-5-2だとエスクデロは2トップということになりますが、2トップだと課題のシュート力が出てしまうので、キープ力を出すにはサイドハーフが一番と思ったのでしょう。

ただ、それは、浦和が長年安定感を誇っていた3バックの守備を放棄することにもなります。勝った札幌戦も、最終ラインの安定感は非常に危なっかしいものでした。それを、キャンプなどもせずにいきなり導入では、選手も戸惑うことになるでしょう。

しかし、4バックをやりたかった気持ちもわからなくはありません。それは、千葉戦の敗戦で相手に3バックの弱点を徹底的に狙われたことです。3バックはストッパーを引っ張り出されてしまうと、想像以上に脆い布陣で、3人でバランスを取ってタッチラインの両幅の64mをしっかり守らないと厳しい布陣です。

今年の大分や、黄金時代の磐田あたりのチームは、この3バックのバランスがしっかり取れていました。もし、浦和が来季3バックで臨むなら、リベロを置かずに3人が横に並ぶ、トルシエ監督の代表がやっていたフラット3気味にしないと、また5バックのような守備的戦術に頼ることになってしまうでしょう。

確かに、今季は鹿島の開幕5連勝を止めたり、FC東京にホームとアウェーで連勝したりと、結構重要な白星を拾っています。しかし、その内容を見ると、すべてが「守り勝ち」です。来季は攻め勝てる試合を、是非見たいものです。
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