Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ナビスコ横浜FM戦プレビュー

2010-06-09 18:50:39 | 浦和レッズ
消化試合ということもあり、この試合の存在は忘れかけていましたが、今夜浦和はアウェイの日産スタジアムで横浜FMと対戦します。浦和にとっては消化試合ですが、横浜FMにとってはナビスコ杯決勝トーナメント進出がかかった大事な試合です。

浦和は消化試合という理由で、思い切った若手の起用が可能です。林、高崎、西沢あたりがスタメンに名を連ねるかもしれません。今の浦和は、連戦を戦ってきたレギュラーメンバーより、こういう若手の方がモチベーションが高いかもしれません。

対する横浜FMは、こちらは大事な一戦ですから、代表で不在の中村俊輔、中澤以外はベストメンバーでしょう。新浦和キラーに成長した渡邊千真や、ドリブラーの山瀬あたりが前線に並ぶでしょう。ベテランの松田が復活したという情報もあります。

浦和にとって横浜FMはリーグ戦5連敗中の嫌な相手ですが、もし若手主体で勝てばチーム全体が自信をつけます。横浜FMに、そう簡単に決勝トーナメントに進ませてなるものかという意地が欲しいです。

逆に最悪なのは、ベストメンバーを出して負けることです。確かに、この試合が終わればしばらくオフですから、疲れている主力選手に無理をさせることは物理的には可能です。しかし、そうしてまでやって負けると何も得るものがありません。ベストメンバーを出すなら勝てと言いたいです。

個人的には、こういう試合は全試合に出ているエジミウソンのバックアップを試して欲しいです。高崎、高原が候補ですが、彼らに使えるメドが立てば、エジミウソンといえども替えるぞとベンチからプレッシャーを掛けることができます。コンディションの問題はあるでしょうが、毎回交代するのが田中達也というのは、エジミウソンに90分を約束したみたいで、個人的には好きではありません。
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前を向けば(松井大輔)

2010-06-08 18:43:57 | ワールドサッカー
代表の親善試合では全く使われなかった松井大輔選手ですが、韓国戦の段階で別メニューだったので、コンディション次第ということだと思います。私が初めて松井を見たのは2000年の高校サッカー選手権決勝の鹿児島実対市立船橋です。

当時の鹿児島実は田原(湘南)の1トップのチームで、トップ下に入った松井はある程度キープしながら試合の流れを作る役割でしたが、時折ドリブルは見せるものの、持ちすぎずに早めに味方に預けていたのが印象的でした。

高校卒業後は、出身地のチームの京都サンガに入団します。若いうちから10番をもらった松井は、2002年の天皇杯優勝に大いに貢献します。しかし、チームが翌年J2に降格して、松井はJ2でプレーすることになります。

しかし、どうしても松井を残留させたかった京都側が、契約更改のときに「海外チームからオファーがあれば移籍金をただにする」という契約を結んでいました。今の松井があるのはこの契約が大きいです。京都側はJ2の選手に海外からオファーが来るはずないと思っていたかもしれませんが、実際はフランスリーグ2部のルマンがオファーを出しました。

当時、外国語に堪能な元スチュワーデスと入籍していた松井は、外国生活も不安はないと、人口5万人の小さな街のルマンでプレーすることにしました。今、日本の若い選手の海外志向に火を付けたのはおそらく松井の成功で、自らルマンを1部に上げて念願の1部でのプレーを実現させます。

それからは、代表の岡田監督に左サイドハーフのポジションで起用されるようになり、代表でも必要な存在になります。印象的だったプレーは、W杯3次予選のオマーン戦で、相手の緩慢な動きを見逃さず、後ろからプレッシャーを掛けてボールを奪い、中村俊輔のゴールにつなげたプレーです。

また、オシム前監督時代も前を向いたドリブルでスイス戦でPKを取っています。右サイドハーフに中村俊輔、左サイドハーフに松井と並ぶと、サイドハーフのところでボールが落ち着くので、ボランチやSBが信じて攻め上がるサッカーが可能でした。

松井に出番があるかどうかは現時点ではわかりませんが、出たら是非前を向いて仕掛けて欲しいです。
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中学生Jリーガー(森本貴幸)

2010-06-07 18:52:47 | ワールドサッカー
Jリーグの最年少出場記録保持者の日本代表FW、森本貴幸選手の話題です。森本の持つ最年少出場記録は15歳というダントツのもので、この更新はよほどの選手でないとできないでしょう。ただ、森本は東京V時代はリーグ得点ランク上位に入ったことはなく、それほど目立つ活躍をした訳ではありません。

そんな森本に、18歳の若さでセリエAのカターニャがオファーを出したときは驚きました。将来性を考慮したオファーだとは思いますが、外国のクラブは結構次世代の才能と見込んだ選手に驚くようなオファーを出すことがあります。

今でこそ、世界一の選手と呼ばれるC・ロナウドも、18歳でマンチェスターUと契約したときに、ベッカムの付けていた背番号7を引き継いだときは驚きました。期待通り、C・ロナウドは19歳でポルトガル代表に入って欧州選手権に出場して、マンチェスターUに多額の移籍金をもたらしてRマドリードに移籍します。

森本は昨年あたりからようやく試合に出場できるようになりましたが、ローマ戦に強いなど少しずつ持ち味を出してきています。コートジボアール戦でも、森本が駒野のクロスを頭で折り返したプレーが最も可能性を感じました。

セリエAにはアフリカ人のDFはたくさんいますから、森本もどこからタックルが来てもびびらない精神的な強さは持っているように思えます。岡崎が前線で孤立することが多くなっているだけに、個人で何とかできる可能性を持つ森本の力が必要になるときも来るでしょう。

岡田監督も岡崎を下げるときは大抵森本を投入しており、森本には期待していると思います。スーパーサブになれる可能性は最も高い選手です。
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浦和ナビスコ杯敗退決定

2010-06-06 20:58:33 | 浦和レッズ
清水戦に負けた時点で、浦和のナビスコ杯予選敗退はほぼ確実でしたが、実は昨日の段階ではまだ数字的ながら望みがありました。磐田が清水、山形に連勝して、浦和が横浜FMに5点差以上つけて勝てば予選突破でした。(磐田勝ち点16、清水勝ち点8、山形勝ち点10、浦和勝ち点10、横浜FM勝ち点8になります)

そのため、今日、清水が磐田に勝利したことで、敗退が決定しました。清水は勝ち点11になり浦和は追いつけず、最終節が磐田と山形の直接対決なので、決着が着けばどちらかが勝ち点13になり浦和は追いつけません。

この組の決着は、清水は最終戦休みなので他力待ちで、磐田ー山形の直接対決の勝者は確実に突破、横浜FMは浦和に勝利して清水を得失点差で上回る必要があります。磐田ー山形が引き分けると状況はかなり複雑になり、ブログ上では説明は断念します。

そんなわけです。いつの間に敗退が決まっていたんだ?と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思うので、状況を説明してみました。
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連動性の心臓(中村俊輔)

2010-06-06 10:34:05 | 他チーム
W杯前の今の時期、突然調子を落とし不安材料に挙げられている、中村俊輔選手の話題です。もともと、中村俊輔はJリーグがオフの時期にスペインでシーズンを戦っており、まともに休めていないという問題はありました。しかし、今回は故障らしく、治らなければ外す決断も必要でしょう。

中村俊輔の長所は、相手が何人もで取りに来ても、足元の高い技術でキープできて味方の上がりを待てることです。日本代表のチーム作りも、この中村俊輔の技術を利用して、長友や長谷部といった走力に優れたタイプが上がってきて、連動して攻撃をするというプランで作ってきました。

しかし、韓国戦での中村俊輔は、まったくボールをキープできず、簡単に相手にボールを取られる最悪の内容でした。これでは中村俊輔を中心にしたチームは作れないと、相当まずい事態と思っていました。そのため、岡田監督は本田圭佑を中心に据える準備に着手して、イングランド戦では攻撃のタクトを本田圭佑に委ねました。

ただ、騒がれている割には、本田圭佑も代表では結果を出していません。おそらく、岡田監督の頭には、まだ中村俊輔の起用も選択肢に残していると思います。岡田監督の理想のサッカーは、SBにキープさせる形と推測していますが、W杯のレベルではおそらく不可能で、コートジボアール戦でも長友はほとんど上がらせてもらえませんでした。

そうなると、サイドハーフがキープする形を目指すことになりますが、しっかりと時間の作れる中村俊輔は重要な存在です。セットプレーのキックの精度の高さは、もちろん得点源としても期待されます。今の代表メンバーで、代表でのゴール数が最も多いのは中村俊輔という事実もあります。

足首の負傷は持病で、そう簡単には治らないことは覚悟していますが、それでも賭けてみたいと思わせるだけの魅力は持った選手です。W杯に賭ける意識の高さは、若手は見習えみたいな話も聞こえてきます。今回が最後のチャンスだけに、世界で躍動する中村俊輔は是非見たいところです。
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どちらに賭けるか(6/4日本対コートジボアール)

2010-06-05 17:59:01 | ワールドサッカー
アフリカのチームの一般的な印象として、個人は強いけれど戦い方はうまくないというイメージがありました。しかし、今回のコートジボアールを指揮しているのは、前イングランド代表監督の名将、スベン・ゴラン・エリクソンです。就任は今年3月と急な就任でしたが、行きっぱなしにならずある時間は引いてブロックを形成する、戦い方の基礎はしっかりこのチームに根付かせていました。

日本としては、個人で勝てない上に戦術的にも負けては、残念ながらまったく勝機はありませんでした。人数をかけて連動性で勝負する日本のいいときのサッカーができれば、もっといいサッカーができた可能性はありますが、今回の代表は高地キャンプでへばっている選手もいるという噂も聞きます。

ただ、このコートジボアール戦は、この試合に合わせてコンディションを調整した試合ではありません。日本代表は相当体力的に一度追い込んでいるらしく、何かみんな動けないなという違和感はそのせいもあるでしょう。ただ、それでも0-1で負けている展開で、セットプレーで追加点を入れられたことは大いに反省しなければなりません。

本番に向けての調整という意味では、イングランド戦で組織的な守備は見せることができました。しかし、組織的な攻撃は残念ながらこの調整段階では見せることができませんでした。中村俊輔の不調、本田圭佑も騒がれはしましたが結果を出していません。

こうなると、本番のW杯で、中村俊輔の復活に賭けるか、それとも本田圭佑の爆発に賭けるか、どちらかを選択する必要は出るでしょう。中村俊輔はキープ型のMFなので、ボールを高いプレッシャーの中でキープできなければ価値はありません。それができれば本来の日本のサッカーに戻す選択もありえます。

逆に本田を選択した場合、ある程度は個人技の発揮に目をつぶる必要があります。仕掛けた後で取られるのは、守備陣に相当の負担が掛かりますが、そのリスクは承知で阿部勇樹あたりを使って守りを固めることになるのでしょう。

どちらを選択するにせよ、成功する確率はそれほど高くないのが現実でしょうが、それでも私たち日本人は日本代表しか応援できません。勝て、とにかく勝てというのが、W杯に臨む日本代表への期待です。
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欧州監督人事

2010-06-04 18:51:45 | ワールドサッカー
コートジボアール戦のレポートは即日更新できるか分からないので、穴埋めネタを用意しておきます。例年、欧州サッカーがオフの今の時期を賑わすのは大物選手の移籍ですが、今年はW杯があるので、代表に入るような選手の移籍話はしばらく出てこないでしょう。

しかし、今年のストーブリーグは監督人事というネタがあります。W杯の年は代表監督の地位も動くことが多いので、代表監督の後任人事も話題になります。特に今年はユベントス(イタリア)、インテル(イタリア)、リバプール(イングランド)の監督が空いているので、後任人事は話題です。

特に、大物監督候補がなりたい地位はインテルの監督でしょう。今回インテルの監督になれば、クラブW杯で指揮が取れますし、チームの戦力もセリエA5連覇中と十分あります。インテル側はカペッロ監督(現イングランド代表監督)をリストアップしたという報道もありましたが、カペッロ側がイングランドとの契約を延長してこの話は消えました。

今、空いている監督の中ではリバプールを解任されたばかりのラファエル・ベニテス監督が特に目を引くビッグネームです。日本代表監督にもリストアップされているという報道もありますが、もしインテルからオファーが来ればそちらの方が魅力的でしょう。

今回、こういう事態になったのは、前インテル監督のモウリーニョがクラブW杯に何の未練も残さずに、世界中の誰もが憧れるRマドリードの監督になったからです。前回欧州CLをFCポルトで制したときは、ポルトガルリーグはJリーグ並みの予算と言われているので、イングランドのチェルシーの監督になったのはわかります。

しかし、今回は現実主義の戦い方を選手全員が理解してくれたインテルの監督をあっさり捨てて、監督の言うことなど聞かないようなビッグネームがそろったRマドリードでの指揮を選びました。人生一度はやってみたい挑戦というのはわかりますが、リスクはかなり大きいです。
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生涯ダイビングヘッド(岡崎慎司)

2010-06-03 18:49:08 | 他チーム
今日はコートジボアール戦のプレビュー記事も書いたので、空白の1日ですが、代表選手ネタを書きます。ちょっと前まで無名の存在ながら、今や最近の代表FWの中では抜群の得点率を誇る岡崎慎司選手について書きます。

岡崎は、皆さんご存知の通り、ゴール前に飛び込んでワンタッチで決めるゴールの多い選手です。生涯ダイビングヘッドは自ら公約にしていて、同じタイプの中山雅史選手(札幌)に憧れています。こういうタイプは点を取るか取らないかで評価されてしまう厳しい立場ですが、岡崎は結果を出し続けて、代表発表のときも「岡崎だけは決まりだろう」と言われていました。

岡崎が有名になる前、初めて二桁ゴールを決めた2008年の埼玉スタジアムで彼のプレーを追ってみたことがあります。彼のプレーで一番の売り物は、狭いスペースに強引に入っていける強さです。ポストプレーヤーではなく、スピード型でもない岡崎が生きていく道は体の強さでした。

こういうタイプは、味方のフォローが多ければ多いほど、マークが分散されて点を取れる確率が高くなります。清水で点を取れるのも、ヨンセンと組んでいるからという理由もあるはずです。

本来ならば1トップ向きの選手ではありませんが、それでも体の強さを生かしてヘディングでボールを落としたり、何かしようとはしています。イングランド戦では森本と交代させられましたが、岡崎の運動量はきっとどこかで生きるはずです。

点を取ればOKというのが岡崎のポジションですから、コートジボアール戦では是非相手DFを出し抜くゴールを決めて欲しいです。彼が不振だと、何より日本代表に元気が出ません。今は本田圭佑に注目が集まっていますが、やはり点を取るのは岡崎と信じています。
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コートジボアール戦プレビュー

2010-06-02 18:53:56 | ワールドサッカー
あさっての日本時間夜7時、日本代表のW杯前最後の親善試合、コートジボアール戦が行われます。コートジボアールはブラジル、ポルトガル、朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)と同じ、激戦区に入れられています。

日本にとってはコートジボアールは仮想カメルーンですが、コートジボアールにとっては日本は仮想共和国でしょう。それを考えると、コートジボアールは確実に勝ち点3を取る戦いのテストをしたいはずです。

コートジボアールは2大会連続出場で、ようやくアフリカの中では強豪と呼ばれる存在になりましたが、初出場は前回のドイツ大会で、それ以前は政府が予選で敗退した代表チームのふがいなさを怒って、代表選手を強制的に軍隊に入隊させたという、トラブルも起こしています。

今のコートジボアールは、イングランドの強豪チェルシーでエースストライカーを務めるドログバが中心のチームです。残念なのは、アフリカのチームなので予選の映像が日本のサポーターレベルでは手に入らないことですが、チェルシーでのドログバを見る限りではポストプレーをさせても強く、足も結構速いため、攻撃にはいろんなオプションが考えられます。

日本との対戦成績は、記憶にある限りでは、1993年のアジアアフリカ杯で延長戦で勝ち、2008年のキリンカップで勝ったので、2戦2勝のはずです。ただ、2008年のときはドログバやヤヤ・トゥーレ(バルセロナ)という主力選手が来日していませんでした。

ベストメンバーのコートジボアールは、本大会を控えているため無理はしないでしょうが、ヨーロッパのビッグクラブでプレーする選手も含む強豪です。スピード型のカメルーン代表のエトーとドログバはタイプが違いますが、日本が比較的苦手にしているアフリカの身体能力に慣れるチャンスだと思います。

日本は阿部勇樹のアンカーをもう一度やってくるか、それとも中村俊輔を入れて攻撃的なサッカーをやってくるかはわかりません。ただ、身体能力の高い相手にボールをキープする能力はどうしても必要で、中村俊輔の調子が韓国戦のままなら外すべきでしょう。
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組織的な守備復活(5/30日本対イングランド)

2010-06-01 18:46:22 | ワールドサッカー
韓国戦で遠藤が相手のターゲットにされて、そこから相手の攻めが始まるというケースが多かったので、ボランチの位置には何か手が入るかもと思っていましたが、事前の報道で知っていたとはいえ阿部勇樹がこの位置で使われたことは少なかったので、大丈夫かという気持ちはありました。

ただ、浦和サポ以外の方はご存知ないかもしれませんが、今季の阿部勇樹のコンディションはいいです。今季ポンテが復活したのは、阿部勇樹が後ろを確実にフォローしてくれるからです。ボールを落ち着かせることも、カットして攻め上がることも浦和ではできています。

イングランド戦での阿部勇樹は完全なアンカーで、DFラインからボールを引き出す役割が主体です。この起用を一番喜んだのは遠藤ではないかと思えます。相手のプレスを浴びて苦しそうだった韓国戦とは違って、思い切って前に出ることも可能なこのシステム変更で持ち味が出ました。

また、世界トップレベルの攻撃力を誇るイングランド相手に通用した点はありました。それは組織的な守備で、中盤の二枚で相手の攻撃を遅らせ、最後は抜群のスピードを持つ長友がカバーリングという左サイドの守備は良かったです。

ただ、残念なのはやはり相手がイングランドということもあって、後半のスタミナ切れが見られたことです。失点が両方オウンゴールだったのでCBの責任ではと思われる方もいらっしゃるでしょうが、日本の運動量が落ちていてサイドのスペースに入られたことも原因の一つだと思います。

イングランドは後半の頭からジェラードがボランチに入って良くなりました。ジェラードは現時点ではコンディションが完全ではないため、後半だけの出場にとどまりましたが、キープ力、パスセンスどれを取っても世界レベルで、最初からジェラードがいても日本が途中までリードできたかはわかりません。

イングランドは後半のメンバーの方がベストメンバーに近いようで、左サイドを切り裂いたライト・フィリップスなど、いい選手がベンチに控えていました。それは日本には真似のできない芸当だと思います。
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