Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ようやく取れた2点(杉本健勇)

2021-04-23 22:46:46 | 浦和レッズ
一昨日のルヴァン杯横浜FC戦で、2得点と活躍したFW杉本健勇選手について書きます。杉本は大阪市出身で、地元のC大阪でU-15チームからプレーしていた生え抜きです。トップチームに昇格した後、ロンドン五輪に出場するために、1チーム2人までと五輪出場に制限があったため、C大阪からわざわざレンタルで当時J2の東京Vに移籍して出場を果たす、意思の強さを見せます。

プレースタイルは一貫してポストプレーヤーです。1トップで起用できる選手で、そのヘディングの強さで点を取ってきた選手です。一時、C大阪のJ2降格に伴って川崎フロンターレでプレーしたこともありますが、この川崎時代に24試合6得点と結果を出せずに、J2のC大阪に戻るという挫折も味わっています。J1に復帰したC大阪で、2017年に22得点を挙げて、日本代表にも選ばれるなど活躍して浦和入りします。

もっとも、浦和では苦しんでいます。2019年に加入した浦和では、J1で22得点のFWということで期待を集めましたが、2トップを組んだ興梠とタイプ的に合いにくいことが次第に明るみに出てきます。二人とも、どちらかと言えばいいボールを待つFWなので、2トップが両方とも待つ動きをしてしまうと浦和の攻撃が機能しにくく、開幕から状態が上がらなかったことでオリベイラ監督の解任の原因の一つになってしまいました。

2019年の後半から指揮を執った大槻前監督時代には、前線から動いて守備で貢献するなど違った方法でアピールしますが、得点という意味では2020年シーズンで33試合2得点と活躍したとは言えない結果に終わります。しかし、ここで結果が出せないと自分の行先はJ2になるという危機感は持っていたようで、今季は開幕から1トップでスタメン出場する試合も増えてきます。

もっとも、リーグ戦では杉本にボールを集めるサッカーは限界と見てか、武藤雄樹の1トップという新布陣に舵を切られています。新外国人FWユンカーの獲得が決まるなど杉本のアピールチャンスは少なくなってきました。そういう状況での、横浜FC戦の2得点は何かが変わるきっかけになるかもしれません。ベンチから出場機会をうかがうことになるでしょうが、大分戦で彼がヒーローになる可能性はあると思います。
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大分戦プレビュー

2021-04-22 21:32:35 | 浦和レッズ
浦和レッズは今度の日曜日に、ホーム埼玉スタジアムで大分トリニータと対戦します。大分はここまで1勝2分け6敗の勝ち点5で18位です。大分は昨年、11位と中位につけていたチームですが、今季はDFの岩田を横浜FMに、DF鈴木を清水に引き抜かれており、昨年の3バックのうち2枚がいない状況で苦しんでいます。大分というチームが、GKからDFにつないでビルドアップするチームなので、DFの顔ぶれが変わるのは一苦労があるでしょう。

また、大分は今季の得点数が9試合で5得点と、得点力不足に苦しんでいます。FWには仙台から長沢を獲得するなど補強していますが、ここまで複数得点を挙げている選手が一人もいない状況です。大分としては守ってロースコアの勝負に持ち込みたいところですが、浦和のロドリゲスサッカーが機能し始めている今では浦和がある程度優位な状況でしょう。

浦和にとっては、ルヴァン杯で横浜FCに確実に勝っておいたのもいい効果があるでしょう。思い切ってメンバーを落としていた試合で結果が出たことで、ベンチ入りメンバーを含めた総合力で戦える態勢が出てきました。この横浜FC戦で結果を出したメンバーは大分戦でベンチ入りしそうで、途中から出したメンバーに活躍してもらえる状況もできました。

戦術的には、浦和の4-2-3-1に対し、大分は3-6-1と、戦術的にマークしにくい選手が出る「ミスマッチ」になります。大分が両アウトサイドをどこまで前に出してくるかにも依存しますが、もしアウトサイドが守ってくるようなら、なかなか点が入らないしんどい展開に持ち込まれる可能性もあります。逆に前に出してくれば、浦和にとってマークしにくい状況になります。

それでも、この大分戦は浦和としては確実に勝ち点3が欲しい相手です。ここで、浦和が現在の10位から上を見て進める第一歩としたい試合で、3位の鳥栖までは勝ち点6差とまだまだ届く位置なので、浦和の攻撃力が機能する試合を、是非とも見たいものです。
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シロバナサクラソウ

2021-04-21 21:52:54 | 埼玉
田島ヶ原のサクラソウ自生地にいる珍種、シロバナサクラソウです。ピンク色のサクラソウはこの自生地内に広く分布しますが、このシロバナサクラソウはその中でも珍種で、毎年いる場所がわかっている私でないと見つけられないかもしれません。今日のレッズ戦の感想は、あとで書きます。
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高い位置でのキープ(西大伍)

2021-04-20 21:02:26 | 浦和レッズ
日曜日のC大阪戦こそ敗れたものの、浦和はここのところ上昇気流に乗り始めています。その要因として大きいのが、写真の西大伍選手が右SBとして出場し、後ろからゲームを組み立てていることです。右MFの関根が思い切って仕掛けても、後ろを西がフォローしてくれるので、今の浦和は右サイドが強みになっています。今回は西を取り上げます。

西は北海道の出身で、プロとしてのキャリアを地元札幌でスタートします。もっとも、西がいた頃の札幌は低迷期で、J2に降格することもある苦しいシーズンを過ごしました。新潟に期限付き移籍を経て、一度札幌に戻ってから、内田篤人がドイツのシャルケに移籍して右SBが空いていた鹿島から完全移籍のオファーを受けて移籍します。

西の印象はこの頃のものが強く、ゴール数こそそれほどではないものの、思い切って前から行ける右SBとして鹿島でレギュラークラスの活躍を見せます。鹿島では8シーズンプレーし、主力選手として不動の地位を築きますが、「イニエスタと一緒にプレーしたい」という理由で神戸への完全移籍を選択することになります。神戸でもレギュラークラスを外さない位置にいましたが、浦和に来たのはおそらく橋岡の移籍を想定してのオファーでしょう。

味方になって初めてじっくり観察した西のプレーは、右SBでありながらゲームメーカー的な能力も持っているというものです。古巣鹿島との試合で、これまで流れの中の得点がなかった浦和に、サイドからいいボールを入れて明本のゴールをアシストして、「上手い右SB」である実感が沸いてきました。また、前にいる関根との連携も良く、縦パスを入れて関根を走らせる動きもできます。

この西が、右サイドの中盤気味の位置でボールをキープできるのは浦和の強みで、彼がボールをめったに失わない信頼を得ているからこその関根の攻撃です。ここを拠点として、どれだけ浦和の得点を演出できるか、今は楽しみが非常に大きいです。負けた試合の後ですが、西のこの能力は確かだと感じたので、あえて選手紹介の記事を書きました。
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シロバナタンポポ

2021-04-20 20:54:01 | 埼玉
タンポポはどこにでもある花ですが、この白いタンポポはちょっとした珍種です。田島ヶ原のサクラソウ自生地で、毎年自生地からはみ出すように、旺盛な繁殖力を見せている花です。
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ルヴァン杯横浜FC戦プレビュー

2021-04-19 20:26:17 | 浦和レッズ
明後日の水曜日、浦和レッズはアウェイのニッパツ三ツ沢球技場で、横浜FCと対戦します。横浜FCはリーグ戦では2分け8敗で勝利がなく、最下位の20位と低迷しています。今季は4チーム降格と厳しいルールということもあり、横浜FCは下平監督を解任する荒療治に出ており、元浦和MFの早川知伸氏が新監督に就任しています。

横浜FCは低迷していることもあって、多くのメンバーにチャンスが与えられています。このルヴァン杯はリーグ戦の降格とは関係ない試合ということもあり、ある程度「実験」に使っても許される試合です。思い切ってメンバーを落として、若手にチャンスを与えるとすればこのタイミングでしょう。また、J1最年長のベテラン、三浦知良を起用する可能性もあります。

浦和も、この試合はリーグ戦の間に挟まった平日の試合ということで、前回の湘南戦の例にならえば思い切ってメンバーを落とす可能性が高いです。GK鈴木彩艶(ざいおん)やDF藤原、MF大久保や田中達也など、リーグ戦で出番に恵まれない選手にチャンスが回ってくる可能性があります。また、リーグ戦では1試合もスタメンがない、ベテラン興梠をスタメン起用してコンディションを上げに行く可能性もあります。

もっとも、今の浦和は決して選手層の厚いチームではないので、ベンチにはリーグ戦のスタメン組がいることでしょう。特に層の薄いCBは、どうしても槙野か岩波の力を借りないとメンバーが足りません。それでも、率いるのがロドリゲス監督というのは同じなので、ロドリゲスサッカーのいいところであるボール回しを基軸にするサッカーはこのメンバーでも出そうとしてくるでしょう。

また、ルヴァン杯の決勝トーナメント進出を目指すならば、浦和は残り4試合で少なくとも3勝が必要です。この横浜FC戦を勝つことで、若手にとってはさらなるチャンスとなるプレーオフステージが待っているので、本気で勝とうとしていると思いたいです。エリートリーグ(旧サテライト)の水戸戦で0-2で敗れているのはどうかと思いますが、この試合は浦和の「表現」を見たいものです。
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チョウジソウ

2021-04-18 21:01:22 | 埼玉
地元さいたま市の、田島ヶ原サクラソウ自生地にある「チョウジソウ」の花です。先週、見つけてはいたもののつぼみだったので、今週はどうしても開花しているところを見たいと思っていました。チョウジソウは「丁字草」という漢字を当てます。丁という漢字に似ているということなのでしょうか。絶滅危惧種で、私もここ以外では見かけたことがない珍種です。
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中盤で持てたが(4/18C大阪対浦和)

2021-04-18 20:47:53 | 浦和レッズ
今日のアウェイC大阪戦は、0-1で浦和の敗戦に終わりました。それでも、内容は良くボール支配率は60%前後をキープしており、サイドを使いながらパスを回して攻め込む、浦和らしさは出せた試合でした。このサッカーができるようになったのは、右SB西が負傷から回復したのが大きく、彼が右サイドの中盤で持って正確に配球することで、右MFの関根が生き返った感を受けます。

もちろん、このサッカーにはリスクもあります。それは、SBのところで奪われたり入れ替わられたりすると、自陣にはCB2枚とダブルボランチしか残っていません。ロドリゲスサッカーではボランチの1枚がDFラインに入って、もう一枚がバイタルエリアに残るやり方なので、特にバイタルエリアにマイナスのクロスを送られると弱みがあります。

それでも、前半の浦和はその弱点も感じさせないほどの好内容を見せました。槙野からサイドチェンジのロングキックが関根のところにも通り、関根や西が個人技で相手DFを外してからのクロスで攻めますが、C大阪DFがクリアでしのぎました。シュートを打てそうなところで、なかなかシュートが打てない、ボールは持てるものの点にはなりそうもない展開で前半を0-0で折り返します。

後半、VARが2度も出る波乱の展開になります。浦和のミドルシュートがDF丸橋の肘に当たったものの西村主審の判断でノーファウルとなり、逆にC大阪のミドルシュートが小泉の手に当たったものの体につけていたという理由でノーファウルになります。どちらにPKが与えられてもおかしくないでしたが、こういうパスゲームはPKなどで終わらせて欲しくない思いも持っていました。

しかし、浦和にとってはCKでこの試合を失うことになります。豊川のシュートをGK西川がファインセーブをしたCKからでした。このCKは中島が蹴り、西尾に当たってこぼれたところを丸橋がシュートして、これがシュートブロックに行った西の足に当たったことで、カバーしていた岩波のクリアも空振りになってC大阪に1点が入ることになります。

浦和は、関根が2度、興梠が1度チャンスを合わせたものの、これを決められなかったことが響いて0-1で敗れることになりました。内容が良かった試合を落とすのは残念ですが、それでもこの試合は浦和の良さも出せた試合なので、変に結果が出なかったことで自信を失って欲しくないです。これをやれば、下位のチームからは勝ち点3が取れるはずのサッカーですから。
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藤の花

2021-04-17 22:01:42 | 埼玉
今日は雨模様で散歩もできなかったので、先日撮った別所沼公園の藤棚の写真を貼っておきます。カメラ片手に、さいたま市を散歩できるときを、楽しみにしています。
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鹿島ザーゴ監督解任

2021-04-16 22:55:29 | 他チーム
ここまで、2勝2分け4敗で勝ち点8の15位と低迷している鹿島アントラーズは、監督のザーゴ氏を解任して、後任監督に元鹿島の左SB相馬直樹氏を据える人事を発表していました。ザーゴといえば元ブラジル代表の大物CBで、私がセリエAを見に行った1999年にローマのCBとしてプレーした姿を見ていたので残念さはありますが、鹿島というチームは監督人事にシビアなのでこの成績なら解任もあり得ます。

ザーゴは意外にも元Jリーガーで、柏レイソルで「アントニオ・カルロス」の登録名でCBでプレーしていました。当時から、Jリーグのレベルでは優れたDFとして評価は高かったです。柏では1年だけのプレーで、その後母国ブラジルに戻ってコリンチャンスでプレーしますが、セリエAのローマからオファーを受けて1998年にローマに移籍します。

当時のローマには、ブラジル代表CBのアウダイールが在籍しており、ブラジルコンビのCBで中田英寿やトッティのいたローマを後ろから支えて、1999年-2000年シーズンの優勝(スクデット)に貢献しています。このローマ時代にはブラジル代表にも呼ばれていた、一時代を陰で支えたCBの一人だった印象があります。ローマでは5年間プレーし、その後はトルコリーグなどを渡り歩いて2007年限りで現役を引退します。

その後は指導者に転じ、2009年のサンカエターノを初めて率いると、パルメイラスでも指揮を執ります。古巣ローマにも2013年にアシスタントコーチで戻り、2015年からブラジルに戻って数チームで監督に就き、2部に降格していた名門SCインテルナシオナウでも指揮を執り、ブラジル国内ではある程度評価を得たところで、2020年に鹿島からオファーを受けて日本で指揮を執ります。

鹿島は伝統の南米スタイルのチームで、外国人選手や監督がほぼブラジル人です。ブラジル人監督の彼としては結果を出しやすいチームだった印象はあります。昨年は開幕4連敗と出遅れたものの終盤巻き返して5位に入り、今季は優勝候補の期待も集めましたが、彼が抜擢した若手が結果を出せずに低迷し、今回の解任という結果に終わることになりました。

後任の相馬氏は町田ゼルビアや川崎フロンターレでも指揮を執った実績がある監督です。こうなった以上、鹿島としてはチームの混乱を抑え、チームの方向性を出すのが役割になるでしょう。今季は降格が4チームと厳しいので早めに動く必要があるシーズンで、こういうところに今季のシビアさが出ていると実感したニュースでした。
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