先日ミュージカルの話を書いたら、内容を知りたいというリクエストが来たので
ご紹介しましょう。<初演は宇宙研のXmas音楽祭にて'92年12月。>
私のシナリオの中では2番目に短い話で、KoMaria版ウエストサイド物語ですから、
いつものようにトニーとマリアが登場しますが、今回は脇役です。
暗黒劇 Enlightenment of Darkness
必要なもの:暗闇、夜明け風の青い光<スライド?>、朝の音楽<CDまたは生演奏>
出演者:Baby Darkness、 Song PrimaBona
Pica Light, Maria Sorrow, Tony Innocence
……………………………………………………………………………………………………..
Song: Hello, CQ,CQ,CQ from JL1HVT, Song!
“Is there anybody who can get my small vibration?
I’ve come from the Fields of Saint Ettienne.”
Darkness: え~~と・・・ そのぉ~ ハロー、JLナントカカントカ Song??
S: “JL1HVT、Song!” 私は「唄」なの。貴方は誰?
D:僕は「暗闇」だ。こんなに明るい声を聞くのは初めてだ。何故って、
僕の友達はSilenceとかNothingとか、暗いヤツばっかりなんだ。
Doubtなんて変なヤツもいるけど・・・・
S: Silence! それはもう一人の私のコトよ!
つまり歌っていない時の私はSilenceなの。
だから私は貴方のことをとっても良く知っているって訳!
唄1: Sound of Silence
Hello, Darkness, my old friend. I’ve come to talk with you again.
Because a vision softly creeping, Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain still remains
within the Sound of Silence.
S:ひょっとして貴方はもう一人の自分があの明るい「光」だってことを知らないんじゃないの?
いいコト?貴方は今、光じゃないけれど光を感じることも、光になることも出来るのよ、
そのことを知りさえすれば! 裏返しのモノは片方が強烈なほど、もう片方も強烈なの!
D:裏返し??? もう一人の自分? 「暗闇」の僕が「光」になる??
嘘だ! 僕はただの暗闇で、光なんて関係ない!
唄だって・・・・殆ど聴いたこともない! ときたま、かすかに何かが聞こえるけれど、
何もかも僕には全然関係ない、ただの現象なんだ!
S:駄目駄目、そんなに心を閉ざしていては!
もう一人の貴方はあんなに美しく輝いているというのに・・・・
「何も見ず、何も聞かない」というのは楽だけど、
楽だけをしていたら貴方は「自分」を知ることができないのヨ。
D:でも、どうやって知るの? 僕は「光」に会ったら飲み込んでしまうかもしれないし、
もしかしたら「光」にかき消されてしまうかもしれないんだ!
S:簡単なことだわ。私の親友のピカちゃんに「朝の光」になって来て貰えばイイわ。
貴方の心の扉を大きく開けて、全てを受け容れようと決心するの。
そうすれば「朝の光」を感じることが出来るはず。
「朝」の音楽: 暗闇 → Dark Blueの光の世界へ
D:何てこった! あんまりだ! ひどいヨ! 何てこった!
こんなに美しい世界があることを、僕以外のみんなは知っていて、
僕だけが何も知らなかったなんて、ひどいヨ、あんまりだ!
S:嘆くことはないワ。「美しい」世界があれば「醜い」世界もあるの。
「歓び」があれば「哀しみ」もある。私は たった今、TonyとMariaという恋人達の
「平和の中の愛」と「戦争のための別れ」を見てきたばかりだけど、
とても辛いものだったわ。あそこに残されたマリアが歌っているの。
唄2: The Fields of Saint Ettienne
Through the Fields of Saint Ettienne I met the cone I wonder.
In my hand and ear of cone the morning due has kissed.
<refrain> All of war, my love, though the reasons pass me
Why we can’t remain in the Fields of Saint Ettienne?
Leaving proudly singing loudly, being young an foolish
He was going never knowing he would not return.
Singing songs of war filled with golden country
Marching down the road with the voice “The Day!” <refrain>
D:なんてこった! こいつは酷いヨ。歓びを知ったら必ず哀しみまでくっついてくるなんて
まるで詐欺じゃないか?
S:そんなことはないわ。一緒に暮らさなくたって「愛」は永遠に続くものなのよ。
だからいつもお互いを感じていることは可能なの。これは「幸せ」でしょ?
ほら、Tonyの心が歌っているのを聞いてみましょう!
唄3: “Maria”
Maria! I’ve just met a girl named Maria,
and suddenly that name will never be the same to me.
Maria! I’ve just kissed a girl named Maria,
and suddenly I’ve found how wonderful a sound ca be!
Maria! Say it loud and there’s music playing,
Say it soft and it’s almost like praying.
Maria! I’ll never stop saying Maria.
The most beautiful sound I ever heard. Maria!
S:重要なのは「色々な世界が全部貴方の友達だということを知って、自分を生きること」だけ。
貴方は今、何を知ったの?
D:空が青くて綺麗なこと! 友達! それから「唄」だ!
唱4:空がこんなに青いとは (または「Thank you Dear Lord for Music」)
知らなかったよ、空がこんなに青いとは
手をつないで 歩いていって みんなで仰いだ空 ほんとに青い空
「唄」は教えてくれた 「大きい心を持つように 友達の手を離さぬように」
知らなかったよ、空がこんなに青いとは
なぜかしら 悲しくなって ひとりで見上げた空 とっても青い空
空は教えてくれた 風にも負けない雲の唄 「ひとりでも もう泣かないように」
CDでダンス: フィナーレ:フレンチカンカン All the members
ご紹介しましょう。<初演は宇宙研のXmas音楽祭にて'92年12月。>
私のシナリオの中では2番目に短い話で、KoMaria版ウエストサイド物語ですから、
いつものようにトニーとマリアが登場しますが、今回は脇役です。
暗黒劇 Enlightenment of Darkness
必要なもの:暗闇、夜明け風の青い光<スライド?>、朝の音楽<CDまたは生演奏>
出演者:Baby Darkness、 Song PrimaBona
Pica Light, Maria Sorrow, Tony Innocence
……………………………………………………………………………………………………..
Song: Hello, CQ,CQ,CQ from JL1HVT, Song!
“Is there anybody who can get my small vibration?
I’ve come from the Fields of Saint Ettienne.”
Darkness: え~~と・・・ そのぉ~ ハロー、JLナントカカントカ Song??
S: “JL1HVT、Song!” 私は「唄」なの。貴方は誰?
D:僕は「暗闇」だ。こんなに明るい声を聞くのは初めてだ。何故って、
僕の友達はSilenceとかNothingとか、暗いヤツばっかりなんだ。
Doubtなんて変なヤツもいるけど・・・・
S: Silence! それはもう一人の私のコトよ!
つまり歌っていない時の私はSilenceなの。
だから私は貴方のことをとっても良く知っているって訳!
唄1: Sound of Silence
Hello, Darkness, my old friend. I’ve come to talk with you again.
Because a vision softly creeping, Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain still remains
within the Sound of Silence.
S:ひょっとして貴方はもう一人の自分があの明るい「光」だってことを知らないんじゃないの?
いいコト?貴方は今、光じゃないけれど光を感じることも、光になることも出来るのよ、
そのことを知りさえすれば! 裏返しのモノは片方が強烈なほど、もう片方も強烈なの!
D:裏返し??? もう一人の自分? 「暗闇」の僕が「光」になる??
嘘だ! 僕はただの暗闇で、光なんて関係ない!
唄だって・・・・殆ど聴いたこともない! ときたま、かすかに何かが聞こえるけれど、
何もかも僕には全然関係ない、ただの現象なんだ!
S:駄目駄目、そんなに心を閉ざしていては!
もう一人の貴方はあんなに美しく輝いているというのに・・・・
「何も見ず、何も聞かない」というのは楽だけど、
楽だけをしていたら貴方は「自分」を知ることができないのヨ。
D:でも、どうやって知るの? 僕は「光」に会ったら飲み込んでしまうかもしれないし、
もしかしたら「光」にかき消されてしまうかもしれないんだ!
S:簡単なことだわ。私の親友のピカちゃんに「朝の光」になって来て貰えばイイわ。
貴方の心の扉を大きく開けて、全てを受け容れようと決心するの。
そうすれば「朝の光」を感じることが出来るはず。
「朝」の音楽: 暗闇 → Dark Blueの光の世界へ
D:何てこった! あんまりだ! ひどいヨ! 何てこった!
こんなに美しい世界があることを、僕以外のみんなは知っていて、
僕だけが何も知らなかったなんて、ひどいヨ、あんまりだ!
S:嘆くことはないワ。「美しい」世界があれば「醜い」世界もあるの。
「歓び」があれば「哀しみ」もある。私は たった今、TonyとMariaという恋人達の
「平和の中の愛」と「戦争のための別れ」を見てきたばかりだけど、
とても辛いものだったわ。あそこに残されたマリアが歌っているの。
唄2: The Fields of Saint Ettienne
Through the Fields of Saint Ettienne I met the cone I wonder.
In my hand and ear of cone the morning due has kissed.
<refrain> All of war, my love, though the reasons pass me
Why we can’t remain in the Fields of Saint Ettienne?
Leaving proudly singing loudly, being young an foolish
He was going never knowing he would not return.
Singing songs of war filled with golden country
Marching down the road with the voice “The Day!” <refrain>
D:なんてこった! こいつは酷いヨ。歓びを知ったら必ず哀しみまでくっついてくるなんて
まるで詐欺じゃないか?
S:そんなことはないわ。一緒に暮らさなくたって「愛」は永遠に続くものなのよ。
だからいつもお互いを感じていることは可能なの。これは「幸せ」でしょ?
ほら、Tonyの心が歌っているのを聞いてみましょう!
唄3: “Maria”
Maria! I’ve just met a girl named Maria,
and suddenly that name will never be the same to me.
Maria! I’ve just kissed a girl named Maria,
and suddenly I’ve found how wonderful a sound ca be!
Maria! Say it loud and there’s music playing,
Say it soft and it’s almost like praying.
Maria! I’ll never stop saying Maria.
The most beautiful sound I ever heard. Maria!
S:重要なのは「色々な世界が全部貴方の友達だということを知って、自分を生きること」だけ。
貴方は今、何を知ったの?
D:空が青くて綺麗なこと! 友達! それから「唄」だ!
唱4:空がこんなに青いとは (または「Thank you Dear Lord for Music」)
知らなかったよ、空がこんなに青いとは
手をつないで 歩いていって みんなで仰いだ空 ほんとに青い空
「唄」は教えてくれた 「大きい心を持つように 友達の手を離さぬように」
知らなかったよ、空がこんなに青いとは
なぜかしら 悲しくなって ひとりで見上げた空 とっても青い空
空は教えてくれた 風にも負けない雲の唄 「ひとりでも もう泣かないように」
CDでダンス: フィナーレ:フレンチカンカン All the members