
わけあって手塚漫画を読み返しています。
幼少の頃からの熱烈なファンで、彼の作品は殆ど持っています。
さすがにこの頃は忙しくて、手に取る機会は激減していますが。
(孫たちが「読みたい」と言うときに取り出してやるくらい)
ところが、私の新作「KoMarian Musical: CATs」の
イメージキャラクターが必要になり、猫のデザイン画を描くことに。
私は我が家の可愛い猫たちの写真を使えば良いと思っていたのに、
夫は<生の写真ではイメージが強すぎる>と主張。
手塚漫画の可愛い動物画を参考に、自分で描こうと思いました。
「タイガーブックス」という単行本は
動物や妖怪が主人公の小品を集めた本なので、
まずはそれから・・・・・・・・と思って読んでみたら・・・・・・・・・・
泣けるのなんのって!!!
社会の無条理に翻弄される人間や動物、妖怪、
すべての生き物に注がれる著者の観察眼・人間愛が溢れ、
久しぶりにワンワン泣くくらいの感動でした。
結局、猫の絵は見つからず、感動の一時間が過ぎただけで
夫は呆れて溜息をつき、仕事は進まず!です。
今回読んだ汐文社版「タイガーブックス①」に収録されているのは
ゼフィルス、ロロの旅路、大暴走、雨ふり小僧の4作です。