
P.71 「白米原理主義」というビジネスモデルがあるそうです。
P.72 端的にいえば、砂糖中毒にしても、白米中毒にしても、
これはビジネスモデルの結果なのです。
消費者を中毒に陥らせて、さらに商品を買わせ、
そこから逃れられなくしている、という壮大なマッチポンプです。
白米のビジネスモデルは、カレーライスに代表されると思います。
カレーライスを食べている人は、ほとんど噛んでいません。
短時間に白米を胃の中に入れる手段がカレーライスになってしまって
いるきらいがあります。
これもれっきとしたビジネスモデルです。
中毒患者は、薬物を大量に短時間に摂取したい、
噛んでいる暇なんかない、というわけです。
お昼の短い時間に、大量の糖分を胃に入れる方法として、
非常にコンビニエントな方法が、カレーライスや天丼、カツ丼、
牛丼といったサラリーマンの昼食です。
「だって美味しいし、安いし、手軽だし、便利だし!!!」という反論に、
この本の著者や、健康志向の私たちは、なす術を持ちません。
誰でも、自分が痛い思いをするまでは、現状を変える気になりません。
かく言う私だって、転んで捻挫して、長い「膝痛」に苦しむまでは、
運動のやり過ぎ、甘いものの食べ過ぎを抑制する気が起きませんでした。
なので、こうやってブログに書いていることは、
ごまめの歯軋り、または何かの遠吠えにしかならないと思いつつ、
自分のためのメモ、そして同好の士への情報、と考えています。

