原題は SKINNY BITCH 世界最新最強! オーガニックダイエット
著者:Rory Freedman & Kim Barnouin 2008/7
著者は二人とも同じ事務所に所属していた元モデルの女性。
Kimさんはホリスティック栄養学の学位を持つそうです。
私が日本で知り得た情報と、それほど違わないのですが、
もっと具体的に、鮮烈に書かれていて、
「そうよね。やっぱりこういう状況なんだから、気をつけなくちゃ!」
と思わされました。
要約すると:
P.54 「飼育された鶏肉、牛肉、子牛の肉、豚肉、卵、乳製品をとるたびに、
あなたは抗生物質、農薬、ステロイド、ホルモンを食べているのよ」
P.64 まだミルクなんて飲んでるの?
P.76 食肉処理場は まるで地獄
などなど、
書物やドキュメンタリー・フィルムで眺めてきたことが、
ハッキリ書かれていて、問題意識を掻き立てられます。
ちょっと気になるのは、
P.152
きちんとした食事をすれば、私たちは食べ物からほとんど全ての
英領祖をとることができるの。
でもビタミンB12は動物性食品にだけ含まれているから、
ベジタリアンのほとんでゃB12をサプリメントで飲んでいるわ。
P.160にタンパク質の代用品としての、フェイクベーコンやフェイクチキンなど
小麦粉や大豆を原料にした疑似肉製品の説明があります。
日本で入手しやすいのは、「セイタン」(別名グルテン・ミート)だそうです。
う~ん、多分、成城の料理教室で使っていた、あの缶詰なのでしょう。
私が習った<穀菜食>料理教室では、煮干しやかつお節と昆布で出しをとり、
卵は有精卵を使っていました。菜食といっても、和食の基本はくずさず、
タンパク質が不足しないよう、大豆タンパクの缶詰を使っていました。
これが・・・・見たところが肉にそっくりなので、
かえって噛んだ時のギャップが大きすぎて、逆効果になっていました。
夫や子ども達からは大ブーイング。
少し危険性があっても、「食事は美味しくなくちゃダメ!」なんです。
その辺が、「団子より花」を求める私の感覚と相いれず、悩んでいます。
又、色々な人たちが、ヘルシーな食べ方は……と紹介してくれますが、
Steve Jobsさんの例もあるので、極端な肉食制限はちょっと怖いです。