フラダンスには沢山の流派があり、それぞれの振付には特許?があって
習ったモノを勝手に外で披露してはいけないそうです。
でも、この「月の夜は」だけは、誰がどう踊っても、
ユニバーサルな手話言語が当てはまるので、文句は来ないと思います。
私も色々な方から教わって、一番易しくて覚えやすい踊りにまとめて
デイサービスやデイサロンでお伝えしています。
高齢者の場合、立ってカホロなどのステップを踏むことは難しいので、
椅子に腰かけたまま、手だけの表現になります。
でも、背中を伸ばし、腕で波に乗ったり、かき分けたりしながら、
チャプチャプしていると、
ワイキキの浜辺で優雅に踊っている気分になれるのは不思議です。
高齢者のグループの場合、立っても座っても「踊りは無理!」
という方がいらっしゃるものですが、
そういう方々には、拍子木やマラカス、ギロなどを持っていただき、
パーカッション係になっていただきます。
バンドのようにリズムがバッチリ決まらなくても、
「自分で出した音が音楽として聴こえ、踊っている人とコラボしている」
という感じが、とっても嬉しいそうです。