最近、テレビでチラ見した調理法。
肉を砂糖と塩を入れた水に浸けておくだけで柔らかくプリプリに!
実際にやってみると、本当に簡単で美味しくなりました。
上の写真は、100gの水に塩5g、砂糖5g混ぜて、鶏むね肉1㎏弱を
4時間ほど浸けてから、水を切り、IH圧力鍋で10分加圧。そのまま冷却。
その原理などの解説は、↓
https://koizumipress.com/archives/23567
「塩糖水(えんとうすい)」とは塩と砂糖と水を混ぜ合わせたもので、
フランスではソミュール液、アメリカではブライン液と呼ばれ、
昔からある調理法の一つです。
塩と砂糖と水を一定の割合で混ぜ、そこに肉や魚、豆腐などを漬けるだけで
ふっくらジューシーに仕上がり、また保存性も高まる魔法の調理法です。
塩麹は肉自体を柔らかく、塩糖水はふっくらジューシーに
肉や魚を柔らかくする方法として「塩麹」につける方法もありますが、
塩麹は麹菌による酵素の働きで、たんぱく質を分解して肉質自体を
柔らかくします。
一方「塩糖水」に漬けると、塩が筋繊維をほぐし水分を肉内に蓄え、
砂糖は加熱による肉の縮みを防いでくれるので、胸肉、ササミなどの
脂分の少ない肉や魚ほど、プリプリに仕上げてくれます。鶏肉、豚肉、
牛肉とどんなお肉でも柔らかくなり、また魚の臭みが取れるのも
「塩糖水」の魅力です。
漬けた後は、普段通りに調理するだけ。唐揚げ、とんかつ、ステーキ、
ソテー、ローストビーフやローストポークなど肉本来の味わいを楽しむ
料理がおすすめです。また、肉や魚を解凍する時に塩糖水に漬けて自然解凍
すると、冷凍肉だったとは思えないほどしっとり柔らかな食感になります。
塩糖水の作り方(作りやすい量)
・水:100m l
・塩:小さじ2/3
・砂糖:小さじ1と 1/2
他のネット記事は、
https://oceans-nadia.com/user/236306/recipe/382329
水に対して砂糖と塩はそれぞれ5%が基本です。
※塩分が多少少な目なのは問題ありませんが、塩分濃度が5%を超えると、
お肉の水分と旨味が抜けパサつくので注意。ここはしっかり計量を!
【それぞれの効果】
■水 …お肉に水分を含ませ柔らかくします。
■塩 …お肉の表面をコーティングして旨味を逃がさないようにします。
■砂糖 …お肉のタンパク質と水分を結び合わせます。
それぞれが大切な役割をし、どんなお肉も柔らかくジューシーに♪
作り置き、冷凍保存できるヘルシーなおかずとして重宝しそうです。