こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

散り残りの紅葉の映り込みを求めて、桐生川にて、2019年12月

2019-12-10 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川ダムの下流には、水面への紅葉の映り込みが面白いスポットがある。このスポットでは、見る位置を選ぶと、渦を巻いているような映り込みが眺められる(水量次第のことながら)。偶然にもこの現象に気付いてから(2013年)、私はこのスポットで映り込みを撮り続けてきた。今回は、先々日に撮った画像をアップする。


水面が日陰に入った時間帯にて(午後)。

紅葉、青空、そして緑葉の映り込みによって、水面が多様な彩りを帯びている。


さざ波が立つときでは。

 

 

僅かの間ながら、上空が薄い雲で覆われるときがあった。

 

しかし、再び青空が戻ると、彩りの豊かな映り込みが再び現れた。

 

 

ところで、このスポットでの紅葉は散り残りの状態であった。


そして、紅葉化が終わっていないものもあった。

 

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撮影、12月8日午後。シャッター速度 1/4ー1秒、色温度は昼光色、望遠レンズ使用。


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結局、映り込みでの変化を追っているうちに、約1時間半ほど水面にレンズを向けてしまった(苦笑)。帰り支度をしてふと見上げると、月(月齢11.5)が近くの尾根の上で輝きはじめていることに気付いた。

 


晩秋の桐生川にて、2019年11月

2019-11-21 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川では、紅葉が見頃になっている。ここでは、桐生川ダム湖の上流で撮ったスナップショットをアップロードする。今日(21日)、川岸の道路は、紅葉を眺めたり、水面への映り込みにレンズを向けたりする人々で賑わっていた。

 

 

 

 

 水面への映り込みはまだ濃くなかった(今後に期待)。



 

千代の滝と言われている急流にて。



 

 ときには、映り込みによる淡い色付きが見られた。

 

千代が淵での彩り。渓流のみならず、岩(チャート)のとの組み合わせが、自分には印象的であった。

 

桐生川ダム湖(梅田湖)にて(台風19号での降雨以後、満水状態)。


 

 

 

 

 


ダム湖の上流側では、先月に梅田台緑地公園がオープンした。公園には、芝生広場、レクリエーション広場、大型遊具、公衆トイレがある。

 

 

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撮影、11月21日11-13時、EOS 6D、EF 70-200 mm F2.8L。

 


今日の桐生川、静と動、2019年9月

2019-09-01 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川(一級河川)では、桐生川ダム湖を境にして流れの様子が大きく変化する。ダム湖の下流での流れを静とするならば、上流でのそれは動に例えられる。静の世界では、水面への青葉の写り込みが印象的である。動の世界では、変化に富む水面での彩りに圧倒される。今日は、そのようなスポットで水面にレンズを向けてみた。

 

 今日は天候の状態があまり良くなかったが(薄曇り)、カエデの葉の写り込みをなんとか撮ることができた。次回は青空の写り込みが加わるときに撮ってみたい。

 

 

 

ダム湖の上流にて。今日は水量が多かったので、流れを高速シャッターで撮ってみた。

突然、流れに夕日が射してきた。

 

 

撮影、9月1日夕刻、群馬県桐生市梅田町にて。 

EOS 6D、EF 70-200 mm F2.8L、シャッター速度 0.5-1/1250秒。

 


霧雨が降る散策路にて、2019年6月

2019-06-29 | 桐生川・紅葉{桐生川)
当地では、朝から霧雨が降り、最大湿度は94%、最高気温は21℃であった。市街地周辺の山並みにおいて濃い霧が立ちのぼっていても、突如として天候が回復し、偶然としか言いようのない景色が現れることもある。例えば、昨夕は大きな虹が山並みの上空に現れた。今日も偶然の出会いを期待しながら、私は緑が豊かな川沿いを歩いた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 かつて、桐生川では大雨が降ると、濁流が川幅いっぱいに広がることもあった。
 
 
 
撮影、6月29日、桐生川中流(桐生市)にて。 EOS 6D、EF 50 mm F1.2L(単焦点)(防滴準備をして)。

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昨日の夕景から。
 
 
 
撮影、6月28日。

水辺の蝋梅(ロウバイ)(その2)、桐生川ダム湖、2019年1月

2019-02-01 | 桐生川・紅葉{桐生川)

画像は1月30日昼頃に撮ったものである。昨日は冷たい北風、今日は強い北西の風が吹いたが、明日は暖かくなるとの予報が出されている。ロウバイの林は花の香りで包まれるであろう。

 

 

 

 

 

湖畔において

第7回ロウバイ祭り 2月2日(土)ー2月3日(日)、午前10時〜午後3時。


早瀬への青空の映り込み、桐生川にて、2018年12月

2018-12-25 | 桐生川・紅葉{桐生川)

紅葉の時季は過ぎたが、この急流では依然として青空の映り込みが美しい。映り込みの程度は太陽の高度に依存するので、撮影可能な時間帯は限られている。しかし、桐生川において、これほどまでに青空の映り込みが濃くなるスポットを、わたくしは知らない。 

 

 

 

 

 

このスポットでは、水量が多いと渦が発生する。渦への映り込みは、2017年およびそれ以前の記事(カテゴリー、桐生川)をご覧いただきたい。


桐生川ダム付近では、ハナミズキの実が目立つ。

 

満船飾りのようについている赤い実。

 

 

撮影、12月中旬、午後、桐生市梅田町ダムにて。


今日の桐生川にて、2018年11月

2018-11-14 | 桐生川・紅葉{桐生川)

スナップショット(スナップ写真)から

皆沢地区にて、古木での彩り(逆光)。

 

 

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梅田ふるさとセンター付近にて(日陰)。

 

 

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ふるさとセンターの上流にて(日陰)。

 

 

 

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桐生川ダム湖(梅田湖)にて。

 

 


自分達が眺めた範囲(一部の区域)では、モミジ(カエデ)の紅葉や広葉樹の黄葉の状態が例年の場合とは異なっていると感じられた。今月になってから雨がときどき降るような天候が続いているためであろうか。

 

撮影、11月14日11-13時、EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、ホワイトバランスは昼光、ピクチャースタイルは風景、PLフィルター使用。


苔生す岩間を流れる清流、桐生川にて、2018年6月

2018-06-16 | 桐生川・紅葉{桐生川)

小雨が降る桐生川上流にて


桐生川(一級河川)の上流では、流れが狭い岩間を通過するところが多い。そして、岩の表面にはコケや草が生えている。岩が濁流を被る回数がかなり少ないからである。周囲の森林が緑のダムとして濁流の発生を抑えている。

さて、今日は前日からの雨で濡れたコケの緑、それの映り込み、そして濡れた岩肌の模様が、私には印象的であった。

 

 

 


 

 

 

 

 

岩壁ネットの外で咲くヤマアジサイ。

 

 

6月16日午前、群馬県桐生市梅田町にて。


桐生川での紅葉 2017年(その10)、エピローグ、瑠璃色の映り込みを求めて

2017-12-08 | 桐生川・紅葉{桐生川)

この日は午後3時頃に、わたくしはダム湖下流のスポットに向かった。スポットに着いたとき、数人のカメラパーソンが帰り支度をしていた。落日のときが迫っていたからだ。しかし、わたくしにとっては、これからが映り込みを撮ってみたい時間帯である。

太陽の高度が低くなると、ターゲットは日陰に入る。結果として、日差しを受けている場合とは一味違った映り込みが出現する。

午後3時半頃、水量が多いときに渦が生まれる流れが濃青色を帯び始めた。このとき、頭上には雲一つない青空が広がっていた。そして、望遠レンズをセットしたカメラのディスプレイには、期待していた瑠璃色(るりいろ)の層流が現れた。

 

層流での映り込みは刻々と変化した。波紋に青空の映り込みが見られたとき。

 

瑠璃色の水面に、小さな渦の存在を示す映り込みが加わる。

 

日の入りの直前に現れた光景から。映り込みとその周りの彩りは日差しの角度によって大きく変化した。

 

日差しの角度に応じて、映り込みを眺める位置を変えてみた。束の間のことながら、名残の紅葉による映り込みが加わる場面が現れた。

 

瑠璃色の映り込みを撮りながら、わたくしはフェルメールの絵に特徴的な色(ウルトラマリンブルー)に出会った気分になった。それはともかく、晩秋での映り込みは、わたくしにとって唖然とするほど美しいものであった。

ところで、秋の色としては青系では紫苑色(しおんいろ、淡い紫色)がある。秋の色に挙げられていないが、瑠璃色(やや紫を帯びた鮮やか青色)は秋晴れのときならではの映り込みの色である。


12月7日、桐生市梅田町、晴天 。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L IS USM、ホワイトバランスは太陽光あるいは曇天に設定、RAWで撮影した画像をJPEGに変換した。


桐生川での紅葉 2017年(その9)、渦への映り込みでの三原色(RGB)

2017-12-05 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川での紅葉の特徴は渓流への映り込みであろうか。前記事で、水面に見られる渦での豊かな色彩の映り込みを紹介した。ここでは、映り込みにおいて、赤(R)、緑(G)、そして青色(B)のそれぞれが目立つ画像をアップしてみた。

 

モミジの大木による映り込み。


青葉の映り込み。スポットの近くには常緑樹そして竹が生えている。


青空の映り込み。 紅葉に日差しが当たらないときに現れる。

 

渦を県道(旧道)で眺める。このときは、空が雲で覆われていた。地元の長老によると、この地にはかつて自家発電所が設けられていたとのことである。

 



撮影、11月25-12月4日。撮影と現像(RAWで撮影)でのホワイトバランスは太陽光、コントラストを強めに設定。現像ソフトはキャノンのDPP4。

 


桐生川での紅葉 2017年(その8)、水面に見られる渦への映り込み

2017-11-29 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川での紅葉は終盤に近づいているが、渓流への映り込みはもう少し楽しめるだろう。ダム湖下流のスポットでは、被写体として実に魅力的な映り込みが現れている。とくに、水面に見られる渦においては、紅葉、黄葉、緑葉、そして青空などが、このシーズンならではの豊かな色彩の映り込みを生み出している。

今週での映り込みから

25日

緑葉の映り込みが加わっている。


青空の映り込みによって、瑠璃色の輪が現れる。

青空の映り込みがもっとも美しかった瞬間に(ブレているが)。

小さな宇宙を連想しながら。

 

モミジの紅葉が進んでいる(29日)。

太陽の高度が変わったときに現れた突然の輝き。

 

ところで、日差しが雲で遮られると、映り込みは薄くなる(25日)。 

 

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このスポットでのモミジの大木である。

 

撮影日、25日と29日。

EOS 6D、50D、EF 70-200 mm F4L、ホワイトバランスは太陽光、RAWで撮影、現像ソフト DPP 4(キャノン)。

 


桐生川での紅葉 2017年(その7)、桐生川ダム下流での紅葉

2017-11-23 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川ダムの下流でもモミジの彩りが目立つようになった。今日は午後から天候が回復したが、冷たい風が吹いた。

 

 

23日午後4時頃に撮影。

 

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紅葉が進むと、青空と紅葉の映り込みによる相乗効果(シナジー効果)が現れるだろうか。

 

21日昼頃に撮影。


桐生川での紅葉 2017年(その6)、早瀬での青空の映り込み

2017-11-21 | 桐生川・紅葉{桐生川)

ダム湖下流でのスポットにて

この彩りに気づいたとき、わたくしはこの場をしばらく離れることができなかった。青空の映り込みが刻々と変化したからだ。

 

日差し(木漏れ日)の位置によって、彩りはかなり変化した。

 

別の位置では、渦巻き状の彩りが見える。

 

ここでの紅葉はこれからだ(見頃は今週末頃からであろう)。

 

撮影、11月21日午前、望遠、ホワイトバランスは昼光。

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このスポットでは、かつてこのような映り込みを撮ったことがある(2013年11月下旬)。


桐生川での紅葉 2017年(その3)、古木での彩り

2017-11-13 | 桐生川・紅葉{桐生川)

昨日は秋晴れの日曜日、川沿いのスポットでは多くの人々が紅葉と映り込みにレンズを向けていた。紅葉に取り憑かれた者として、わたくしはダム湖の上流に向かった。最初の目当ては支流の皆沢川に生えている古木である。川を覆うかのようにせり出した太い枝の一部が折れたり、先日の強風で部分的に葉が散ったりしているが、古木の紅葉は落ち着いた色に染めあがっていた。

日差しの方向が変わるにつれて、レンズを向けたくなる場面が現れる。

 

 

 

発色を抑えて撮る。古木に鮮やかさは似合わないかもしれない

 

枝先の葉が逆光で撮れるまで待って。

 

幹が浮き出るときに。幹を覆うシダなどの黄葉が始まっている。しかし、小さな枝先での紅葉は散っている。今年は自然現象(大雨と強風)によるダメージが小さくないようである。

 

11月12日午前、桐生市梅田町にて。ホワイトバランスは太陽光。望遠(EF 70-200 mm F4L)、開放絞り。