暖冬になるだろうとの長期予報は、自分が聞き違えたのであろうか。このところ、晴れても寒風が強く吹いている。しかし、風の止んだとき、蝋梅の香りが漂ってくると、寒さもあと少しの我慢かとの気分になる。
さて、桐生川ダム(梅田湖、桐生市梅田町5丁目)の西岸(梅田湖台緑地)で、蝋梅の花が冬晴れでの日差しを浴びるようになった。
梅田湖と梅田大橋を背景として
蝋梅が日陰に入った時間帯にて
蝋梅林の規模は300本程度であるが、ダム湖の岸辺に植えられていることが面白い。ダム湖では、天候や時間帯に応じて景色が多様に変化するからである。蝋梅、水辺、そして山との組み合わせは珍しいと思われる。ここでの花の多くは花弁の内側と外側が黄色であるので、品種は主にソシンロウバイ(ロウバイの変種)であろう。
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今月14,15日10-15時に、梅田湖ロウバイ祭りが予定されていると聞いている。
蝋梅(ロウバイ):ロウバイ科の落葉低木。1600年代前半に中国から渡来した。鑑賞用として栽培されているが、野生のものは存在しない(角川書店、花の大歳事記、1990年)。
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2月2日13時半ー15時。EOS 6D、EF 70-200 F4L、開放絞り、ISO感度 200-400、シャッター速度 1/400-1/2000秒。