個人的なことながら、私は往来で散策することをなるべく避けている。交差点での排気ガスやエンジン音、横断歩道の直前まで減速しそうもない車、傍をかすめるように追い越して行く自転車などを苦手とするからだ。そのため、散策のコースはついつい近所の尾根になってしまう。そして、アップダウンのある尾根を歩くと、それなりに運動をしたような気分になる。尾根で眺める景色はスケールが大きく変化に富んでいるので、この尾根を歩く人は増えつつある。
近所の尾根で撮った画像から(このときは、浅間山や八ヶ岳連峰は雲で隠されていた)。
雲の有様は浅間山方向から下降気流が発生しているように見える(眼前に広がる動的な景色から)。
逆転層が発生しているのであろうか。雲が水平方向に並んで浮かんでいる。
そして、雲間から日差しで市街地の中心部がライトアップされている。
霞んでいるが、展望範囲は100 km以上である。
秩父・奥秩父の山波
山に雪が降ると、武甲山(埼玉県秩父、60 km ほど遠方)がはっきりと判別できるようになる。
石灰岩が採掘されている側が雪で覆われるからである。
シュンラン(春蘭)の蕾が膨らみ始めた。しかし、カタクリやスミレなどの芽生えはこれからである。
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撮影:2月20、21日(午前中)。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、EF 17-40 mm F4L、RAW、Lightroom 5(現像ソフト)。