先週土曜日は、茨城南部まで群馬から約230 kmの道のりを私達は往復した。途中で見え方が大きく変化する筑波山の姿、歴史を感じさせる茨城での街並みや民家などが視界に入る約7時間の経路(一般道)は、私達にとって疲れを感じさせないほど興味深いものであった。そして、帰路では、偶然にも自分達が初めて眺める落日の光景に出会った。
昨日の夕景から
夕日が沈むにつれて、富士山が紅に染まる。
対岸の天守閣(城郭)は関宿城である(千葉県野田市関宿町、千葉県立関宿博物館)。
富士山がもっとも紅色を帯びる時を待って。
富士山、関宿城、そして利根川
利根川には、かつて水運で栄えた頃の河岸が復元されている。
落日が進むとともに、紅に染まった山体はシルエットに変化していく。
天守閣と富士山のシルエット(サンセット直後にて)。
利根川境河岸付近の堤防は、富士山と関宿(せきやど)城を一望できるスポットとして、国土交通省「関東の富士見百景」に選ばれている。この時は、スポットに数十人のカメラマン(カメラパーソン)などが集まっていた。
関宿は江戸川と利根川が分流する場所として江戸を守る要所(城下町)であった。境河岸付近の堤防は、富士山と城郭の組み合わせが撮れるスポットとして、カメラマンの間で全国的に知られているとのことである。
撮影:12月19日16時半頃、茨城県猿島郡境町(利根川堤防、国道354号沿い)にて。