こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

昨日のミツマタ群生地(その1)、三境林道にて(2019年3月)

2019-04-01 | 

昨日は、ブログ花の詩山の詩を書かれているminoさん、花友さん、花友さんのお父上のグループと共に、桐生川及びその上流(三境林道)沿いにある群生地でミツマタの花を観賞した。ところで、一作日は終日どんよりとした曇りの天候であった。そして、昨日の早朝も群生地方面の山並みが霧で見えない状態であった。しかし、9時頃には青空が見えるまでに天候が回復した。多分、遠来のグループの中に、マジック・パワーを発揮される方々がいるのであろう(笑)。

さて、青空には大きな雲が浮かんでいた。そして、その雲は日差しに対してあたかも照明スイッチのような役割を担ってくれた。スイッチ・オンになると、群生地の彩りがはっとさせらるほど輝いた。このような変化は連続した日差しのときに期待できないものだ


画像はスイッチ・オンになったときに、慌ててシャッターボタンを押した結果である(桐生川沿いの群生地にて)。


次いで、わたくしたちが案内役として先行し、2台の車は三境林道沿いの群生地に向かった。道幅が一車線分しかない箇所を通過し終わる直前に、対向車と出会った。いつかはと案じていた事態が起こったかと思ったが、親切にも対向車が行き違いできる場所まで後退してくれた(深謝)。

三境林道に入ると、27日に下見したときには見あたらなかった箇所に、落石が転がっていた。前夜の降雨のときに、落ちてきたものであろう。ちなみに、雨量が多くなると、林道は通行止めになる。ともかく、道路上に落ちている石を避けながら慎重にドライブして、一行は群生地に着いた。

林道から眺めた群生地。上から見ると、ミツマタの群生はやや白味を帯びている。




群生地を下から見上げると、彩りに対する印象は大きく変化する。ここで、花友Kさんのコメント(前記事)をお借りする。「例えるならば「青空のもと緑の森に突如現れる黄金の雲海」でしょうか?」(ありがとうございます。kotsunagi)。


花の群れ、白い雲、青空、杉林による帯模様をイメージして(パノラマ画像(3枚組))


花は朝までの雨で潤いを得たのであろうか。


花の群れ、白い雲、青空、杉林による帯模様をイメージして(2)


群生地付近の空き地から


他のアングルで群生を眺めてみる。


余談ながら、群生地での花を眺めるとき、わたくしは蕪村の句「春の海ひねもすのたりのたりかな」を思い浮かべることにしている。玉原湿原(群馬)や月山の弥陀ヶ原では、キンコウカ(金光花)の花の群れが風で黄金色の波のように揺れる。当地の群生地では、ミツマタの花の彩りが日差しの強弱で黄金色の波のように見える。


花を愛する友人と楽しい会話を進めながら観賞したミツマタの花には、格別の美しさと魅力が感じられた。その2では、花のクローズアップなどをアップロードする。


撮影、3月31日、群馬県桐生市梅田町にて、広角撮影ではPLフィルターを使用。