こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

ウチョウラン、木漏れ日を浴びて、2019年6月

2019-06-04 | 
昨年、知人宅で出会ったランはウチョウラン(羽蝶蘭、ラン科ウチョウラン属の多年草)であることが判明した。そして、今年に入ってから、そのランの一部を手許で育ててみることにした。小生にはウチョウランを育てた経験がないので、育て方において試行錯誤を重ねている。

花芽と蕾は順調に成長して、先週末から何輪かの小さな花が開き始めた。

花全体の優しい彩りと質感そして形、唇弁での赤紫色の斑紋、花茎での紫色の線状班

 

唇弁はこの上に止まる昆虫を花の中に移動させる誘導路のようなものである。

そして、昆虫に花の中にある蕊柱へと花粉を運ばせる(自家受粉はできない)。

 

唇弁の長さは7-9 mm、炬の長さは15 mm程度である。 


 茎の高さは8-15cmである。


葉の裏側には赤紫色の線状班がある。


ところで、昨年の記事において、このものはウチョウランの変種(例えば、クロカミラン(黒髪蘭))であると推定したが、ごく最近になって、ランは群馬県内の低山に自生していたウチョウランであることがわかった。



撮影、6月4日。