こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

雑感、蝉の抜け殻とは

2015-01-25 | 雑感

ときに、「......,.は、抜け殻のようだ。」だとか、「......,.は、抜け殻になってしまった。」などのような言い方を聞く。

国語辞典には、抜け殻とは、「蛇・蝉などの脱皮したあとの皮殻、あるものが居なくなったあとの、家や寝床。

心が他にうつってうつろな人。虚脱状態の人。」とある。(広辞苑(第四版、岩波書店)。


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しかし、山道で蝉(セミ)の抜け殻にレンズを向けたとき、

このものを「心が他にうつってうつろな人、虚脱状態の人」などに対応させることに、私は違和感を持ってしまった。


眼差し、そして葉を掴んでいる姿には、

地中から緑に満ちた明るい世界へと飛び立つために脱皮するとの、真剣さと必死さがある。


撮影:2011年7月、f/3.5、1/160秒、ISO 400、EF 100 mm f2.8L 、EOS 50D。



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2 コメント

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Unknown (カルス)
2015-01-25 21:05:05
素晴らしいですね。まるで生きているようです。
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Unknown (kotsunagi567)
2015-01-25 22:01:24
カルスさん、こんばんは。
焦点を合わせるとき、惹きつけられる雰囲気を強く感じました。
コメント、ありがとうございました。
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