こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の一番花 2023年7月

2023-07-17 | 

毎年のことながら、「キレンゲショウマ」の一番花が15日に庭で咲きはじめました。このものは宮尾登美子さんの小説「天涯の花」に登場して以来、ファンが増えた草花です。実生の苗を種苗会社から購入し育てています。苗を植えてから数年間ツボミは大きくなりませんでしたが、この4年間は毎年花が開くようになりました。花が開きはじめた姿に、わたくしは魅せられています。




キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)は アジサイ科キレンゲジョウマ属の多年草です(以前はユキノシタ科に分類されていました)。自生地としては四国の剣山が有名です。関東には自生していませんが、北関東では日光(植物園)などにおいて栽培されています。

 

午後は日陰に入るコーナーで育てていますが、花は数日間で終わります(花柱を残し花びらが分離しないままに落ちます)。今日も朝から暑い日差しを浴びましたので、花は幾分か傷みはじめました。

 

地植えにしていますが、いまでは根が芋のような塊になっています。今年は4月初めに発芽しました。

 

*****

ところで、昨日は当地の最高気温(アメダス測定値)が全国1位になり、テレビニュースで市街地の映像が放送されました。確かに暑かったですが、わたくしは三方を山の緑で囲まれている位置に住んでいますので、39.7℃との観測値にいささか驚いています。ちなみに、昨年においても、7月1日に最高気温(アメダス測定値)が全国1位(40.4℃)になりました。

 

「気象庁ホームページから」

 

追記: 今日(17日)の最高気温は 37.7℃ にて、ランキング10位でした。

 



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2 コメント

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Unknown (ハリー)
2023-07-22 21:28:48
こんばんは
キレンゲショウマ咲きましたね
スベスベの花びらが涼しげで毎年楽しみにしていました
蕾も丸くて軽やかで可愛いです☺️

あまりにも可愛らしいのでこの花を調べて知りました

東京大学の初代植物学者矢田部良吉が外国の植物学者を頼らずに日本植物の研究は日本の植物学者の手によって解決しよう…と宣言したあとに論文に発表したのがキレンゲショウマだった…ということを

これからもキレンゲショウマの写真楽しみにしています🥰
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キレンゲショウマ (こつなぎ)
2023-07-23 12:58:03
ハリーさん、こんにちは。
今朝も朝日を浴びて、花と蕾が輝いていました。
確かにキレンゲショウマの花、蕾(そして葉)には、見る人を魅了する形と質感があります。
コメントをいただき、矢田部良吉教授がキレンゲショウマが論文として初めて報告しましたことを,当方は知りました。図鑑「山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)」には、「日本人がはじめて学名を発表して植物のひとつ」との記されていますが、当方はこの説明を読み飛ばしていました。
コメントをいただいてから、東京大学博物館のホームページにキレンゲショウマの発見・学会誌発表の経緯などについて詳細な説明があること知りました。朝ドラ「らんまん」は牧野博士の人生をモデルとしたオリジナルストーリー(NHKホームページ)とのことですが、キレンゲショウマがドラマに登場することを期待しています。

ハリーさん、まことにありがとうございました
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