キレンゲショウマは7〜8月に花を開く夏の草花である(アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草)。庭で育てているものも7月に一番花を開いた。その後、幾つかの花を開いたが、先月での異常な暑さによって、多くの蕾が花を開く前に萎んで落ちた。午前11時以後は日の当たらない半日陰の位置で育てていたにもかかわらずあった。
何事にも例外がある。今年はほとんど日差しを受けない位置で育てたキレンゲシュウマが、今月下旬に優しい色と質感を感じさせる花を開いた。例年ならば、このような位置での蕾は膨らむことなく枯れる。
日陰の目立たない位置で蕾が膨らんだので、食害によって蕾や花に大きなダメージを与える「クロハウリムシ」はこれらの蕾や花に接近しなかった。
葉が傷んでも「一花を咲かせる」。植物のしたたかさ(強かさ)は感動的である。
3日後の姿である。
今後、今年の夏のような暑さが恒常化するかもしれないとして、花壇において草花の位置を決めなければならないと、わたくしは思っている。
撮影: 今月下旬、ホワイトバランスは太陽光、ピクチャースタイルはポートレート。
美しい草花として「キレンゲショウマ」が劇的に登場したNHK朝ドラ「らんまん」が終わった。ところで、前シリーズの続きをドラマのファアンとして待ち望んでいた、イタリア発の医療ドラマ「doc 2 あすへのカルテ」(NHK総合、日曜日午後11時)が放送されはじめた。新型コロナ感染拡大そして収束後においてドラマはどうように展開されるだろうか。「doc 2」の第一回では、日頃の何気ない癖や行動で病院のスタッフがコロナに感染したことを示唆する場面があった。余談まで。
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