桐生川ダムの上流部(桐生市梅田町)では、春の花による彩りが次第に濃くなってきた。今日は、川沿いで一株のアカヤシオ(赤八汐)の花が木漏れ日を受けていた。アカヤシオ(ツツジ科)は、近畿地方から西に自生するアケボノツツジの変種である。このものでは、花が葉の展開に先がけて咲く。
雄しべは10本である。
先日の雨と強い北西の風によく耐えたものである。
軟らかい逆光のもとで、印象派を想わせる色と質感。
アカヤシオは山地の岩場に自生するツツジである。赤城山や日光いろは坂などに多く自生している。赤城山では、アカギツツジとも呼ばれている。桐生地区では、鳴神山(980 m)やその周辺の山々に自生地がある。福島県いわき市の山地が分布の北限とされている。日本固有種である。
今回撮ったものは、移植されたものであろう。
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散策中に見つけた、フデリンドウ(筆竜胆)の花
撮影、4月3日午後、桐生市梅田町にて。
このときは、アカヤシオの優しさがとくに印象的でした。
赤城山でご覧になられた頃の花は、岩山に咲く風情が現在よりも印象的であったのではと想像しています。
小生も、アカギツツジがアカヤシオであることを地元の方から教えてもらいました。
間もなく、桐生では周囲の山肌が萌葱色になります。
コメントありがとうございました。
アカヤシオの花の色と質感は見る人をほっとさせます。
このときは、木漏れ日が受けている有様が撮らずにはいられないほど魅力的でした。
フデリンドウは、花が美しく見える日差しの状態を待って撮ってみました。
コメントありがとうございました。
赤城山のアカギツツジは子供のころ何度か見に行きましたがアカヤシオとは知りませんでした。
春を感じますね。
桐生市郊外のダムの側では、明るい桃色のアカヤシオの花が咲き始め、春の進みを感じます。いい色合いです。
最後のフデリンドウの画像が美しいです。写真術を感じます。