昨夜の月の出では、奇跡の天体ショーに出会ってと言いたくなる光景が現れました。18時過ぎのことでしたが、火星が昇った直後に、朝(7時頃)に満月のときを迎えた月が近くの山から昇りました。そして、月の光は柱となって周囲を照らし出しました。
月光柱(ムーンピラー)、そしてムーンピラーによって照らし出された尾根での枯れ木
月光柱は大気中の漂う氷の粒が月光を反射するために生じる現象です。このときの気温は5℃、湿度は60%、無風に近い状態でした(アメダスデータ)。山の上空では気温が氷点下になっていたのでしょう。
火星が輝きを放っているそばで、昇る直前での月から光の柱が現れれました。さらに、雲の影による立体感が加わりました。
画人ならば、どんなタッチで描きたくなるでしょうか.....
月が昇りはじめると、雲が月の位置まで流れてきました。雲から姿を見せた月から、炎を想わせるような光芒が火星の位置付近まで立ち上りました。
太陽の光による「太陽柱(サンピラー)はそれほど珍しいものではありませんが、「月光柱(ムーンピラー)」は稀な現象です。増してや、月光柱の側で火星が輝くことはほとんど見られないイベントです。
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火星は12日に地球のもっとも近づき、その明るさはマイナス1.5等クラスになります。そして、13日から14日にかけて月が火星の側で輝きます。火星がもっとも明るく見える時期にです。2天体が近づいて輝く様子は大変目を引く光景になりそうです(国立天文台HP > ほしぞら情報2025年1月)。
昨夜は、ほぼ同じ位置から月と火星が昇りました。結果として、極めて稀な天体イベントが進行しました。
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画像は月よりも先に昇った火星の有様です。この天体に特徴的な赤みがかった色の輝きがわたくしには印象的でした。
画像は月面に露出を合わせた結果です。今回のムーンピラーは満月状態での現象でした。
14日、桐生市にて。撮影では光芒をはっきりと撮るために高感度(ISO感度 2000 - 3500)に設定。ホワイトバランスは太陽、(19日、画像の入れ替えと追加)。
自然の凄さというか幻想的な美しさの極地と言えるでしょう。
珍しいものを見させていただきありがとうございます。
フォローして頂きありがとうございます。
サンピラーも十分珍しいですが、ムーンピラーという現象もあることを初めて知りました。
なんとも幻想的で美しいです。
かなりの条件が揃わないと見られないものでしょうね。
この世のものとも思われない写真を見せて頂きありがとうございました。
新年になってから日溜まりでは暖かさを感じますが、夜間では冷え込みが厳しい天気が続いています。
このときも同様の天気でした。月の出の頃、その位置付近に雲が流れてきましたので、冷え込みを反映して
何か普通でないことが起こりそうな気配を感じながら月の出を待ちました。それだけに、月光が上に伸びたときはその光景に思わず惹き込まれました。ムーンピラーに当方も初めて出会いました。自然がもたらしたこの稀な現像と幻想的な美しさは自分にとって最高の新年プレゼントになりました。
暖かいコメントをお送りいただきありがとうございました。今年もよろしくお願いたします。
ご挨拶をいただきありがとうございました。
当地は内陸地ならでの気象状態が現れますが、今回のムーンピラーはその状態による偶然の賜物であると思っています。「かなりの条件が揃わないと見られないものでしょうね。」とのコメントは至言です。多分、当地で再びこの現象と遭遇することは極めて難しいと思っています(現れること期待していますが)。近くの山からの月の出ではその美しさに惹かれていますが、今回の例は長く記憶に残して置きたい類いです。
暖かいコメントを暖かいコメントをお送りいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
ご挨拶をいただきありがとうございました。
当地は内陸地ならでの気象状態が現れますが、今回のムーンピラーはその状態による偶然の賜物であると思っています。「かなりの条件が揃わないと見られないものでしょうね。」とのコメントは至言です。多分、当地で再びこの現象と遭遇することは極めて難しいと思っています(現れること期待していますが)。近くの山からの月の出ではその美しさに惹かれていますが、今回の例は長く記憶に残して置きたい類いです。
暖かいコメントをお送りいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。