庭で、キレンゲショウマの花が梅雨に濡れている。一番花は6月24日に咲いた。今年はこれまでにくらべて開花が早い。ちなみに、2020年では7月29日、2019年では7月18日に、一番花が咲いた。
育てはじめてから、花が毎年開くようなるまで数年間を要した。今では、キレンゲショウマが自分達にとって生物季節観測の対象物になっている。
*生物季節観測(気象庁ホームページから)ー 観測された結果が季節の遅れ進みや気候の変化など総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられる他、報道に利用されている。観測対象(抜粋)は、ウメ、アジサイ、ススキ、イチョウ(黄葉、落葉)カエデ(紅葉、落葉)、シオカラトンボ(初見)、モンシロチョウ(初見)など。
一番花はすでに終わり、数輪の花が盛りのときを迎えている。細い花茎に不釣り合いかなと思いたくなるほど、花と膨らんだ蕾は大きい。しかし、強い風が吹いても、このような状態になっている花茎は折れたことがない。
花は、今月に入ってから連日のように雨を浴びている。しかし、先月末、時に梅雨の晴れ間での朝日を受けて、花や蕾が輝くこともあった。
5枚の花びら(花弁)は、らせん状に配列している。自然の造形は実に美しい。
雄しべは15本、花柱(雌しべ)は3本である。
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)ー アジサイ科キレンゲジョウマ属の多年草(以前はユキノシタ科に分類されていた)。自生地としては四国の剣山が著名である。関東には自生していない。北関東では日光(植物園)などにおいて栽培されている。
花は数日間で終わる。花柱を残して、花びらが分離しないままに落ちる(シャクナゲやツツジの花のように)。余談ながら、当方の心配ごとはこれから発生するクロハウリムシによる食害である。花のみなら、葉や成熟中の実が食害を受ける。
芽生え直後にて(4月)。今年も、芽の本数が増えた。周囲の雑草は刈り取らない。
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庭では、レンゲショウマの蕾も雨に濡れている。
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「メモ」
○ 育てているキレンゲジョウマとレンゲショウマは、実生の幼苗(各二本)を種苗会社から購入したものである。
○ ワクチン接種 ー 高齢者枠で2回目を先週に受けた(接種日の翌日に発熱(37.5℃)と倦怠感。3日目からこれらの症状は消えている)。
らせん状の花びらが少しずつ開いて鮮やかな黄色の花が咲くんですね
細い花茎が丸いつぼみをしなやかに揺れながら支えている様子はモビールの様で本当に可愛らしいです
花びらは厚く光沢がありますので、花は雨に濡れていても目立ちます。
翌朝はどの蕾が開花するだろうかと、毎晩楽しみにしています。
らせん状にならんだ花びらの色は鮮やかであり透明感がありますので、
花全体の色合いは鮮やかな黄色になります。
花や蕾を支える細い花茎がしなやかに揺れる様子は、確かにモビールを想わせます。
温かいコメント、ありがとうございました。
この花が咲きはじめると、当地でも夏の花が本番のときを迎えます。
ところが、この数日間は午後、激しい雷雨に襲われていますので、
天候が落ち着きますことを願いたくなっています。
温かいコメント、ありがとうございました。