🌵 墨西哥 古代メキシコ展 11

2024-09-07 11:11:11 | 大阪春の陣 ₂₀₂₄ +メキシコ展




068




円筒形土器

土器 彩色
高さ 16.7㎝  幅 8.6㎝
マヤ文明 600~850年

カカオ飲料に使われた土器
円筒形土器に上からカカオ飲料を徐々に垂らす…
泡立てて飲む

🍺





展示ケースの 裏に 廻って 撮りました



054
貴婦人の土偶



マヤ・ブルー きれいに残ってます






055
戦士の土偶




穴が2つある 空洞だろうか






056
捕虜かシャーマンの土偶 




空洞だ 穴の形は 意味がありそうだ





069



円筒形土器

土器 彩色
高さ 16㎝  幅 15.2㎝
マヤ文明 600~850年

カカオの飲料用に使われたと思われる土器

描かれているのは
宮殿での外交儀礼の場面
動物の頭飾りを被り
体を黒く縫った人物
外交使節

左の方に かすれてしまっているが
出迎える側の人物
鳥の頭羽飾りを被っている…


肉厚が薄く きれいな円筒に 感心する
轆轤的な物でもあったのだろうか





070


道標

石灰岩
高さ 30㎝  幅 11㎝
マヤ文明 600~800年

パレンケの中心部と周辺の町をつなぐ道の開設を記念して建てられた石彫




071


首飾

貝 緑色岩
長さ 132㎝ 
マヤ文明 250~1100年

ヒスイ と ウミギクカイ
特に珍重した

ヒスイ グァテマラ南東部のモタグア川流域でのみ産出
ウミギクカイ 太平洋沿岸で採取される
交易があったということやね

中央のペンダントはトウモロコシ神





072-1




神の顔形エキセントリック
両面加工石器

チャート
高さ 31.7㎝  幅 26㎝
 マヤ文明 711年頃


金属を持たない古典期のマヤの人々は
黒曜石やチャートなどでナイフなどの実用の道具を作り
一方 祭祀具も制作
4つの角にみられる人の顔のような造形は、
世界の四隅を守る神の姿か…

と 言うことらしい
石で 石を 加工したのだろうが
こんな すばらしい ものが 造れたものだと…
それに よく残っていたものだ




072-2




はしゃぐ 2匹の デビル





073


アラバスター容器
 アラバスター トラバーチン

高さ 17.5㎝  口径 16㎝
 マヤ文明 800~1530年

炭酸カルシウムが層状に堆積した半透明のアラバスター


余談

ずいぶん前に
秋吉台で こんなグラスを 買った



高さ 8.0㎝   口径 7.0㎝


これは 大理石 と ひとくくりにしているが
アラバスターも そのうちの 1つ だと思う
結晶質石灰岩
元は石灰岩 で 変成岩となったもの
産地によって 条件がちがうため いろいろある


マヤの人たちと同じように 魅了された
自称 ウツワスキー






074-1


猿の神とカカオの土器蓋

土器 彩色
高さ 18.3㎝  口径 33㎝
マヤ文明 600~950年




074-2



猿の神
首にカカオの実の装飾
猿はカカオの果実が好物なんだだそうだ



074-3



カカオの主産地
メキシコのチアパス州からグァテマラにかけての太平洋岸
カカオは飲料の他に通貨としても使われた


074-4




なんかね~

なんとか デラックス に見える




075  076  077



左から 見ましょ


075-1



書記の石板

石灰岩
高さ 132㎝  幅 71㎝
マヤ文明 725年頃


耳に通された紙の帯は捕虜
左手の旗状のもの 右手に掛けられた布
儀式用の装束 = 儀式を行なう捕虜
or
捕虜のような姿で儀式を行なう神官


人物の右手に持つものが筆のように見えることから
書記の石板



075-2


角度を付けて撮ると もう少し 凸凹がわかるかと
思ったのだが 思ったほどでもない




076



トニナ石彫171

砂岩
高さ 50㎝  幅 136㎝
マヤ文明 727年頃

球技の場面を描いた石彫

中央のゴムボールの上に
マヤ文字で西暦727年にあたる年

左がトニナの王  右がカラクルム王

トニナのアクロポリス 水の宮殿 出土
例の 球技で 両国の外交関係がわかる 



077


トニナ石彫153

砂岩
高さ 73.5㎝  幅 55㎝
マヤ文明 708~721年

捕虜を描いた石彫

服や装飾品を剥がされ
ピアスの穴には紙の帯を通され
縄で縛られている
さらし者にされ 人身供犠に
奴隷にされたり

トニナ
マヤ地域南西の辺境
捕虜を描いた石彫が特に多く出土
好戦的傾向が強い地域


 
わざわざ 石彫にするくらいだから
位の高い 王に近い 又は 王
だったのだろう

戦国時代の 晒し首 みたいなことだろう

戦いは きらいだわ~





078-1



96文字の石板

石灰岩
高さ 59㎝  幅 135㎝
マヤ文明 783年

783年
キニチ・クック・バフラム
即位20周年を記念




078-2




解明されているわけだ
こんなのが 読めたら楽しいだろうな~

同じ日本語 漢字でも
古文書 サッパリ読めないのに…


この碑文の模写図


079




バンダナ って感じがする

しかし 複雑やな~
1文字 書くのに 苦労するで
速記は ムリやろな

ヒエログリフが 簡単に 思えてきた
イヤイヤイヤイヤ
簡単ではない






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2 コメント

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アラバスター容器 (馬鹿琴)
2024-09-08 17:17:07
綺麗ですね。
秋吉台の方も綺麗。

私は玉の杯の廉価版を買い、今でも時々使っております。
栗八さんも秋吉台カップは使っておられるのですか?

書記はどこも大変(笑)
きっと吹き出してしまい書けないことや、涙ぐんでしまい書けないこともあるでしょうね。
あのお仕事は辛い。

下手したら、残って展示されて、後世の好事家の眼に晒されちゃう(笑)
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たまのさかずき (栗八)
2024-09-09 03:50:55
おっ!良いですね~!高貴な気分に酔いしれそうです。
私は、何度かウイスキー、焼酎をロックで呑んでましたが、、、
現在、ペーパーウェイトに…まだ、ペンは入れてませんが…

書記
存在に驚きました。
日本はどうだったのでしょう?
紙と筆ですから、サラサラ~のハッパふみふみ!
残ってないのでしょうかね?
出てくるのは、手紙ですよね?

お!定家本!
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